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2014年05月18日 イイね!

[Argentina] Pininfarinaの置き土産

[Argentina] Pininfarinaの置き土産久方ぶりの旧き佳きアルゼンチン車シリーズ、第5回です。

第1回 序 + Fiat 600
第2回 独自のクーペたち
第3回 Nostalgic Heroといえば、Torino。
第4回 いつかは、Falcon。


前回、Ford Falconが同国における車種別生産台数第2位であることとともに、では「第1位は何だと思いますか?」と問いを投げてから、はや丸4年(汗)。 間を開けすぎですが、晴れてその第1位の車種を取り上げたいと思います。

その車種とは、じゃーん、Peugeot 504です。 フランスでは1968年にデビュー、後継車である505が1979年に登場した後も1983年まで約15年間作られたロングセラーの中型車で、日本にも一時期ディーゼルの「504D」が導入されていたのでご記憶の方もいらっしゃるかと思います。 デビュー当時としては斬新だったつり目の異形角形ヘッドランプ(今につながるプジョーのつり目の原点)やお尻下がりのリヤ周りなど、特徴的なデザインはピニンファリーナによるもの。

そのプジョー504は、アルゼンチンでは本国デビュー翌年の1969年に早くも生産を開始、以来1999年まで30年間にわたって現役を続けた長寿モデルとなり、生産累計は約50万台に到達。 その時点での同国最多生産車種に輝いたのでした。

Peugeot 504 - Cabildo y Juramento
1983年のとある街角(実はこの中に504は3台写っています) posted by (C)corno4

これまでに取り上げたRenault TorinoFord Falconと比べると、なぜか台数の割に存在感が薄いというか、地味な印象を個人的には持っているのですが、同国の中型車市場において生粋の欧州車は少なかったことから(FalconもTorinoも米国車ベースでした)、そのハンドリングを初めとするシャシー性能やテイストが多くの人から愛され、需要を支えたことは想像に難くありません。

さてさて。

そんなプジョー504もまた、ロングライフ車の常として幾多の延命策が施されることになります。といってもフランスでの生産が終了するまでは目立った独自の動きはなく、基本的にオリジナルの美しいピニンファリーナデザインのまま、パワートレインの追加や改良を加えつつ約15年間の「前半生」を全うします。 1600ccガソリンのセダンのみで始まったバリエーションは後に1800、2000、2300ディーゼルを加え、ボディタイプもワゴンやピックアップを追加。 中でもJaegerの5眼メーターや調整式ヘッドレスト付き本革シートを備えた上級バージョン(1800XSE、2000SE)や、高性能仕様"TN"は70年代後半のハイライトでした。

Peugeot 504
504 GR(お隣は1世代前の404) posted by (C)corno4

変化が起きるのは、まさにフランスで生産を終了した1983年のこと。 「504 GRII」と銘打ったマイナーチェンジモデルが登場、80年代らしい大型バンパーや「サッコプレート」的な太幅サイドモールが採用され、フロントグリルやリヤコンビランプの変更などが独自に施されます。

Peugeot 504 GRII
504 GRII(遠方にも緑色の504が2台) posted by (C)corno4

Peugeot 504 GRII
Peugeot 504 GRII posted by (C)corno4

Peugeot 504 GRII
Peugeot 504 GRII posted by (C)corno4

その後、1987年に改めて前後まわりのフェイスリフトを敢行、「504 SR」シリーズに。 よりスッキリしたデザインの樹脂製バンパーが採用されたほか、フロントグリル変更(横バー5本→3本)、リヤのコンビランプ変更とナンバープレート位置変更(バンパーへの移設)などこまめな変更がありましたが、内容は小規模なものでした。

Peugeot 504 SRII
Peugeot 504 SRII posted by (C)corno4


そして、さすがにそろそろ打ち止めかな・・・と思う頃になった1990年のこと。

なんと、リヤ周りに驚きの大手術が!!

Peugeot 504SRX (azul)
Peugeot 504SRX posted by (C)corno4

Peugeot 504SRX (marron)
Peugeot 504SRX posted by (C)corno4

どこかAlfa 164(1987年)を彷彿させる横一線のスリークなコンビランプが、504の独特のお尻に実にうまくはまっている・・・ 尻下がりを逆手にとって、トランクリッド後端をそのままランプ化したようなそのカタチを初めて見たとき、かなりの感動を覚えたのを憶えています^^。

それもそのはず、この手術は伊ピニンファリーナが携わったプロジェクトだった由。 これまた同時期の初代105/115系Alfa Romeo Spiderの最終型(シリーズ4、1992年)のリヤ周り大手術がそうだったように、「ロングライフで頑張っているピニンファリーナ車」へのピニンファリーナからのご褒美というか、納得のいくカタチで最期を迎えさせようという愛情のような気もしてきたりして、これは実に「名マイナーチェンジ」だなあと思ったのでした。

504XS
Peugeot 504XS posted by (C)corno4

エクステリアでは他に新たなフロントグリルやアルミホイールが与えられ、また機構面でも505用2.0リッターエンジンの採用やダッシュボードの全面刷新など、出来る範囲で広範なアップデートが施されており、もうしばらくの間現役を続ける体勢が整えられたのでした。

Peugeot 504SRX (blanco)
Peugeot 504SRX posted by (C)corno4

そんな504は、その後も小改良や廉価版グレード追加・バリエーション見直し等を経て、大手術から9年を迎えたミレニアム直前の1999年にとうとう生産を完了。 後進の405と306に道を譲り、30年間に亘ったモデルライフを終えたのでした。


<おまけ>

晩年はタクシーとしても大活躍した504(主に2.3ディーゼル)。
Av. del Mayo - 504 Taxi
Av. de Mayo - 504 Taxi posted by (C)corno4

Peugeot 504 Taxi
Peugeot 504 Taxi posted by (C)corno4
Posted at 2014/05/18 19:17:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | coches argentinos | 日記
2013年07月21日 イイね!

命名 (+ご案内)

命名 (+ご案内)先日、4台のミニオフでAlfa GT、Alfa Spider、Audi A3と並んでみて改めて感じたこと。 V40の顔つきというのは、近年コワモテ化がどんどん進行している(と思う)流れの中でけっこう異色だということ。 全然コワモテじゃなくて、むしろFunnyというかFunkyというか。 かといって草食な感じではなくて、鋭さや勢いみたいなものはかなり持ち合わせている。

そう、これは齧歯類(げっしるい)な感じ。。 というわけで、唐突ですが、My V40は「りす」と名乗ることにしました(^^。

ちょうどロウカッパーの色もそんな感じ(どんな感じ?)ですし、天井(ガラスルーフ)の黒やリヤ下部まわりのダークグレー色の帯がまた、りすっぽさを感じさせます(主観によります)。 そういう気分になってみると、フロントのフェンダーまわりの造形がまた、両頬に食べ物を溜め込んで膨らんでる様相にも見えてきます。 うん、ぴったりぴったり(笑。

+ + +

さて、恒例のオーケストラ演奏会の9月1日(日)に開きますので、ご案内いたします♪
もし気が向かれる方がいらっしゃいましたら、ぜひご来聴くださいませ。チケットご用意します。



今回の演奏会では、アメリカにゆかりのある作品を取り上げます。

まず、交響曲「新世界より」。 多くのクラシック曲の中でも最も親しまれている1つと言えるこの曲は、小学生のとき、夕暮れの下校時間に流れる校内放送の音楽として懐かしい記憶にある方もいらっしゃるのではないでしょうか(第二楽章、「家路」としても親しまれているメロディ)。とはいえ、この曲はアメリカが題材というよりも、ニューヨーク在住中のドボルザークが故郷(チェコ・ボヘミア)を偲んで作曲されたものといわれています。

入れ替わって後半の2曲は、アメリカ人作曲家による20世紀の作品。 「ロデオ」「ビリー・ザ・キッド」等で知られるコープランドが、メキシコシティのダンスホールに触発されて描いたリズミックな「El Salon Mexico」、そしてバーンスタインの若き日の大作、交響曲「エレミア」(メゾソプラノ独唱あり)をお届けします。

オーケストラ・ディマンシュ 第37回演奏会

日時: 2013年9月1日(日) 13:30開場/14:00開演

会場: すみだトリフォニーホール 大ホール  
     JR総武線・東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」下車
     http://www.triphony.com/

プログラム:
・ドボルザーク(1841~1904): 交響曲第9番 ホ短調 作品95 【新世界より】
・コープランド(1900~1990): エル・サロン・メヒコ
・バーンスタイン(1918~1990): 交響曲第1番 【エレミア】※

指揮: 金山 隆夫
メゾソプラノ独唱※: 鈴置満里代
Posted at 2013/07/21 21:14:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2013年06月09日 イイね!

V40迎え入れ

V40迎え入れV40を家に迎えてちょうど1週間になりました。

実はまだほとんど乗っていなくて、しかも今は手元にありません。 というのも、今はコーティング屋さんに預けているところなのでした。

これまで、318tiのときもAlfa GTのときも或いはその前も、クルマが届いてから数ヶ月~数年を過ごす中で付けたいものや変えたいものがぽろぽろ出てきて、都度modifyしていくという流れを楽しんできました。 けれど、どうも今回は3ヶ月間の納車待ちという、構想(妄想?)を膨らませるのに十分な時間があったせいか、納車前までに一定のToDoが既に出来上がっており、納車されたその日から動き始めている始末。 こんなことは史上初です^^。

といっても、そんなに大物は無くて(V40はGTと違ってあまりスキが無いですし)、まずは電装系の小物機器いくつかの設置とコーティング施工で2つのお店のお世話になっています。 なんとなくこの2つが済まないと落ち着いて乗れないというか、「うちの子」になった感じがしないのでした(^^;。 何より、実はディーラーOpのETC車載器を付けなかったので、まずはそれを付けないと実用上不便で困るというのもあったりします。

来週末にはその2つが完了し、あともう1つ済ませたら一段落。 6月下旬には晴れて「うちの子」になって、いよいよ活躍を始めてくれることでしょう。

さーて、これからが楽しみです♪
Posted at 2013/06/09 20:40:01 | コメント(5) | トラックバック(0) | Volvo V40 | 日記
2013年06月03日 イイね!

GTラストラン、そして次へ。

GTラストラン、そして次へ。5月後半の気持ちよい空気の中、Luniことmy GTで富士山の麓まで足を伸ばしました。 この上ない天気に恵まれて、実に心地よいひとときでした。

ちなみに隣にいる似た色のクルマは、一緒に出かけた友人のです^^。 運転させてもらって、それはまた全く次元の違う素晴らしい世界(汗)をちょっとだけ堪能しました。

+ + +

そして、実は先週、GTとお別れしました。 乗り始めて6年と3ヶ月、本当にいい相棒として濃い時間を一緒に過ごしました。 気がつけば自分のクルマの保有期間としては9台目にして地味に最長記録No.1に。 しかもつい最近まで、手放すことなんて頭に全く浮かばずまだまだ長く乗るつもりしかなかったのですが、乗り換えを決めました。 状況や気持ちが動くときは動くものなんだな、と自分でもちょっと驚いています。

2009年から4回のGTオフ参加をはじめ、ここでのGTつながりの皆さんとは本当によいご縁をいただき、お陰様でGT&アルファ乗りとしての実に楽しい時間を過ごすことができました & お世話になりました。 ありがとうございました! 

+ + +

そして昨日、次の相棒を家に迎えました。

GTとは形も性格も大きく違いますが、これはこれでとってもいい奴です・・・だと思います(きっと)。 気分新たに、新しい相棒との暮らしを堪能していきたいと思っています。

というわけで、改めて(の方も、これから初めましての方も)よろしくお願いします♪
Posted at 2013/06/03 23:09:10 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
2013年03月09日 イイね!

気になるの始まり

前回投稿から、なんと半年以上経ってしまいました。

早かったということは全くないのですけれど、過ぎてみれば早いものだなあと思います。 折々に覗くと「お友達」の皆さんにもいろいろ変化がおありの様子があったり、やっぱり日々みんな動いているのだなとしみじみします。(当たり前か^^)

そんな中、これは本当に早いことに、家にLuniことGTを迎えて7年目に入りました。 引き続き快調にしています! (といっても、実は全然乗れていなくて、このところ距離の伸びはとっても緩やかです)

でもって、不思議なくらいずっと湧いてこなかった「次」というところに、とうとう気持ちと頭が向かうようにもなってきました。 こういうときって、楽しみがあるのと同時に寂しいものですね。 特に今のクルマに愛着があればあるほど(ありすぎです)。 心情的には2台持ちが出来ればと思うところもありつつ、前回(318ti→GT移行期)それをやって結局機能しなかったので、次は決めたら意を決して潔くいこうと思っています。

そして、そうするといずれLuniからあれこれのものを外す日もやってくる--これまた考えると忍びないのですが、通らなければいけない道。 であれば、顔の見えるGT乗りの方に使って頂けたらそれが一番嬉しいので、(突然ですが)もし、「お友達」の皆さんでLuni装着品にご興味がある方がいらっしゃいましたら、「メッセージ」でご連絡頂けたら幸いです。

GT乗りの方への一押し?は、タン革に張り替えたRECARO ST-JC (超快適 & 腰にイイ!)と、ヤンシロウさんから譲って頂いた逸品のO.Z Forgiata 18in.(美しい & 軽い!)かなーと思います。

+ + +

それから、、長文になってしまってなんですが
恒例のオーケストラ演奏会を3月31日(日)に開きますのでご案内いたします♪



前回のポッププログラムから今回は純クラシックに戻り、聴き応えある名曲(ドンファン、ブラームス交響曲第4番ほか)揃いのプログラムですので、気が向く方がいらっしゃいましたらぜひお越しくださいませ。チケットご用意します。

詳細はこちらです → オーケストラ・ディマンシュ 第36回演奏会
Posted at 2013/03/09 10:38:08 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記

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