
我が家は10年ぐらいに1度、外壁の塗装をしないと雨漏りなどの耐性や美観を保てない仕様だ。 最近は塗料の飛び跳ねや匂い、コンプレッサの騒音を嫌って、水性塗料を手塗する場合が多いのだが、やはり車に塗料がついたり、足場の運搬時に車にぶつけるなんていう事故の確率はゼロではない。 ましてや新車のLexus NXに・・・なんてことは考えたくないので、車の納車前の季節の良いときを狙って塗装してもらうことにした。
この家は鉄骨に、大きいもので畳1畳ぐらいのコンクリート系のサイディングパネルを張り付けた構造で、そのパネルの隙間をシリコンコーキングで埋めることで地震などで家が変形した場合でも壁が割れないようにするのと防水の役目を果たしている。 私が外壁の塗装で最も重要だと思っているのはこのコーキングを完全に除去して新しいコーキング材と打ち換えることで、柔軟性や防水の機能を保つことだ。 ハウスメーカにお願いすると必ず入ると思われる工程だが、値段の安い塗装業者に頼むと打ち換えなんかやらないし、やらせたとしても増し打ちと言って表面だけ上から塗ったりなんてことをする。

小さなパネルが少し浮いていたので固定ねじのまし締め
毎回足場が完成するとわくわくして自分で登ってあちこちと見て回るのが恒例行事で(何とかと煙は高いところに・・・)細かいところは自分で手を入れたりしている。 今回はずいぶん古くなったTVアンテナを交換しようともくろんだ。 いろいろ調べていると最近は屋根裏にアンテナを設置する例も多いらしい。 アナログ放送の時は周囲の影響を受けないために少しでも高い位置にアンテナを設置するのがセオリーだったが、周囲からの反射の影響を受けにくいデジタル放送においては結構いい加減な設置でも問題ないらしい。VHFのでかいアンテナも不要になったし。
いずれにしても 屋根に上がれるのは足場組みから、高圧洗浄を行い屋根塗装をするまでの間しかない。 ずいぶん日も長くなってきたので業者の帰ったあと、暗くなるまでにアンテナを撤去することができた。 でもやっぱりこの作業は足場がないと怖すぎる・・・

まずは撤去したアンテナのマストを短く切ってブースターと屋根馬の最小構構成に組みなおす。リフレクターの上半分が折れてなくなっているのはカラスのとまり木になっていたため。 昔はアマチュア無線のでっかいアンテナをモーターで回すような工事も平気でできたのだが・・・

納戸にある屋根裏点検口からアンテナを押し上げる
アンテナの分配器は点検口のすぐ横にあったので作業は実に簡単だったが、半そでのシャツで作業したために、断熱材のグラスウールのチクチク攻撃をうけてしまったのが不覚であった。

ちゃんと鉄骨に固定すればよいのだが、とりあえず天井においてみた。これぐらいの重さで天井が抜けることもあるまい。 これで以前と全く変わりなくTVを見ることができた。 まぁこんなことをしなくても光回線でTVを見ればよいのだが、あんまりTVを見ないので・・・とにかくやってみるのが面白い。

天井点検口に換気扇をつけて猛烈に熱くなった空気を追い出している。これだけで2階の部屋の温度はずいぶんと変わる。 ちなみにこの方向での設置はNGと換気扇のマニュアルに書いてあったのだが買った後の祭り。 今回は屋根の塗装色を黒からグレーに変更したので、更なる効果を期待している(^^;
Posted at 2022/05/14 18:12:36 | |
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