
以前、
NCロードスターには16インチ位がちょうど良いというブログを書いたことがある。
あれから実際にNCロードスターの後期16インチを手に入れて早くも半年近く経った。
その間に17インチ205幅の純正サイズとか、17インチ215幅のちょい増しサイズ(借り物)、205/65/16の変態スタッドレスサイズなんかを試してきた。
タイヤの付け替えは結構頻繁で、気分と行く場所によって、純正17インチと純正16インチ仕様を1週間毎に替えていた時期もある。
その上で至った一つの結論はやっぱり“軽量16インチに195幅は相当面白いぞ”と言うことである。
純正16インチの幅は6.5J。
純正205からはダウンとなるが、195幅のタイヤは問題なく取り付けられる。
純正採用よりタイヤ幅を落とすなんて、純正よりもグリップを落とすことと同義なので完全に自己責任だが、10ミリの幅で得られるグリップよりもタイヤの軽量化の効果の方が大きいというのが僕の考えだ。
実際にタイヤ交換のため16インチと17を運ぶ時でも16インチは片腕で持てる位軽くて作業性も良い。
最初に16インチ化した時はその素晴らしさに大興奮で、色々なステージで試しながら気付いたら大阪にいた、なんていう経験もあったが、未だに16インチに付け替えた時は楽しくて仕方ない。
そんな195/50/R16の生活をして、なぜこれほどまでに気持ち良いかということにすこしずつ気付けてきたので書きとめておこうというわけ。
①とにかく出だしが軽い
インチダウンをすると、どんな車でも出だしは軽くなる。
半クラッチで徐々に駆動力が生まれる瞬間、それまでより緩やかかつ確実に伝わっていく感触を感じるのは16インチの魅力だ。
17インチは唐突にタイヤが回り始める印象があり、16インチほど気持ち良い発進をするにはアクセルペダルを結構踏み込まなければならない。
②アクセル操作、ステアリング操作に対する軽快でリニアな反応
NCロードスターは電制スロットル。
ワイヤー式のアクセルペダルのように、踏み加減に対して素直に開くかと言われると微妙。
それでも最近の普通の乗用車に比べるとマシといえるが、ワイヤーほどのダイレクト感には乏しい。
でも16インチの軽量仕様ならば、パワーが17インチほどタイヤに持っていかれないので、少し余裕のあるパワー感の中で、アクセルを開いたら開いた分だけかかるフィールを感じることが出来る。
ステアリングもびっくりするぐらい軽くなるので、日常の交差点なんて、ゆっくりでも気持ち良く曲がる。
ハンドルを切るのも戻すのも、軽い力で角度が一回でピシッと決まる。
③ステアリングの安定感がたまらない
195幅恩恵なのか16インチ化の恩恵なのか不明ながら、轍や水たまりでのステアリングの不安定感は殆ど消えた。
今までステアリングをあれほど乱した水たっぷりの水たまりでさえ、タイヤが気持ち良く水を掻き出し、ステアリングは真っ直ぐ向いたまま変わらない。
これはものすごく運転しやすいぞ。
④乗り心地が良い
17インチは45扁平と言うこともあり、少し高価なコンフォートタイヤを装着していた。
16インチはそれより安価なスポーティタイヤ。
意外にも騒音は、50扁平の16インチの方が静かに感じる。
少し荒れた路面だと感じる17インチでのコツコツした突き上げは、16インチだと少しやわらかい。
割としっかり感のあるボディなのでそれほど不快感は無いが、16インチの方が楽だ。
⑤なんだろう、やっぱり全体的に気持ち良いぞ
色々ウンチクを垂れたけど、何とも言えない気持ちよさに溢れているのは確かだ。
外径の誤差も少なく、車高もほとんど変化がないのに17インチの派手なロール感は影を潜め、適度なロール感で“コントロールしている感”と、ピシッとした”運動性能”が良いバランスに収まる。
自分の描きたいライン通りに車が動くので、車が小さくなった感じがする。
バネ下が軽量化されたのでトルクの乗る範囲が大きくなり、クロス過ぎると言われる6MTでも美味しいところにパワーが乗せすくて楽しい。
すばしっこくて楽しい。これは同じサイズの他のスポーツカーに無い感覚だ。
短所と考えられる点は特に思いつかない。
日常で使う分ならタイヤのグリップに不足を感じたことは無い。
まあ多くの方が想像する通り、見た目は超絶ダサいけど。
ちなみに知り合いの86乗りにも16インチを勧めてみた。
86でもやはり楽しくなると言う。
インチダウン、流行らないかな?
Posted at 2014/04/30 22:14:50 | |
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