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それはずーっと気になっていた事。996に乗って4年、車内の芳香剤にいつも困っていました。どれを使ってもピンとこない。今までは996前に乗っていたアルファ147に付けていたアロマディフーザーに、色々なアロマを買っては納得がいかずの繰り返し…。
そもそも、アルファロメオにはご存知の方も多いでしょうが、新車時にフレグランスシートが運転席もしくは助手席下に取り付けてあり、ディーラーでも購入可能なアイテムでした。ディーラーが取り扱わなくなると、イタリア自動車百貨店から通販で購入していたものです。しかしやがて、イタ雑からも入手できなるなると、もはやお手上げ。あのアルファフレグランスシートが無くなってから、多くのアルフィスタは芳香剤に彷徨することになりました(座布団1枚！）。
巷のうわさではシャネルのアンテウスなるものが、そうであると書かれていたりするので、今回長年の懸案であった、「アルファフレグランスを作る」をやってみました。
果たしてうわさが本当かを検証？になりますかな？（笑）。
さっそく某サイトでアトマイザー入りのアンテウスを購入。アトマイザーには2.5ml程度のアンテウス（だろう、これが本物でなければお話しになりませんが、販売者の名誉のため本物と信じています！）。直接嗅ぐとアルファフレグランスには似ても似つかない、強烈な力強い男性用の香り。しかし、これを原液使用ではダメなのです。これをエタノールで希釈していきます。で、3倍に薄めたのが画像の右の容器のやつ。香りを嗅いでみると、確かに香りは少し落ち着きましたが、まだまだアルファフレグランスには遠い匂い。そもそも原液を嗅いで、嗅覚がバカになってる気がする。今日はここまでにして、続きはまた明日に。
翌日。作った容器を開けて嗅いでみるが…なんか違う…。が、とりあえず996の足元に吹き付けてみる。うーん、違うなー。方向性は似ているけど、アルファフレグランスにあった、僅かな甘い香りが決定的に欠けています。また力強さも棘が立っている印象。要するにまだ濃い。そこで、イッキに10倍希釈にしてみた。が、嗅覚がやはりおかしくなっている気がして、この日も終了。
そのまた翌日。容器を開けて嗅いでみると、おや？なんかちょっといいんじゃない？男らしい力強さは残りながらも、落ち着いた香りでいる。ただ、やはり甘さの部分は感じられない。やっぱりちょっと違う。私の作業の内容を知らない妻は、「お線香の香りみたいね。」と…（汗）。車内に吹いてみた後、時間が経って乗り込むが、あのアルファフレグランスの香りではない。昨日よりは自然ではあるが。これ以上希釈しても香りに変化があるようには思えない。
結論。…多分違う。アルファフレグランスはアンテウスではないと思います。もし自分に納得がいかなければ、後は100mlの正規品をシャネルのお店で購入してやってみるしかない。しかし、今回購入したアトマイザー入りのアンテウス、大して気に入った香りではなかったので、これ以上出費する勇気がありません（泣）。
明日は最後に、ダメ元で蒸留水を加水して薄めてみよう。
ウィスキーだと加水すると、香りが花開き飲み口も甘くなるのですが、果たして如何なりますか？