ZD30の魔改造
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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いよいよ、魔改造開始です。ZD30は可変ターボという、初期加速の排圧が弱いときは、排気フィンに当てる排気をノズルで絞って立ち上がりのブーストを早めるという当時としてはハイテクな装備があります。
しかし、当時の制御のチープな弱点からブーストスパイクを生じエンジンのノッキングでピストンを破損させるという問題点がありました。
このブーストスパイクを抑制するために、海外で行われてるdaws valveによるブースト制御をやることにしました。
ただ、このdaws valve日本では流通がないのと海外でも粗悪なものが多いということで日本の工業製品で代替できないかと思っていたところ、モノタロウで可変逆止弁なるものがありそれを利用して行う決心をしました。
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モノタロウのチェックバルブCAMB2V-Bというものを購入しました。これは、逆止弁でありながら、弁が開くクラッキング圧力を可変できるという代物。
ZDの可変ターボはバキュームポンプの負圧で制御されてます。
加速が始まると、バキュームポンプの負圧を利用して可変ターボのノズルベーンを絞りブーストを加速的に上昇させます。そして、インテークがオーバーブーストになると純正の制御バルブが開きインテーク内に負圧を逃してベーンを元の位置に戻して加給圧を下げます。
ただ、その立ち上がりのスピードと下げるスピードが急すぎるためブーストスパイクが起きます。そのためこの可変逆止弁でブーストが上がり過ぎるまえに負圧を解放することで過度のブーストの立ち上がりを防ぎます。
これを純正の制御バルブの間に挟みこむだけです☆
ちなみに私はCAMB2V-Bを購入を購入したのですがCAMB2V-Aが良いと思います。クラッキング圧力で製品は種類がありますが、CAMB2V-Aは最大で1.0kg/cm2、魔改造では基本1.0までの制御でオーケーなので、CAMB2V-Bだと1.1~3.0までなのでほとんど使いません。ここは失敗でした。
可変逆止弁に、シリコンホースを繋ぐように市販の部材で組み立てていきます☆
なんか、見た目まんまdawsvalveになりました(笑)中身の構造はdawsvalveがボール弁ですがこちらは、バネ弁なので精工です。
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ブースト計からの配管から三股を、使ってインテーク圧を取ります。このインテーク圧が逆止弁の作動圧力を決めることになります。つまりはインテークが逆止弁解放圧力になるとブーストがかからなくなるということです。
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まだやりませんがEGRカットした場合を想定した、純正制御バルブでの制御ではない手動制御のブーストコントロールバルブも付けてみました。
これはホームセンターで売ってるエア流量バルブです。SMC社製品、エアーで駆動する機器の制御に使うバルブです。
このあと取り外しましたが、やはりEGRが生きた段階だと、うまく制御してくれないみたいですねー
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駆動チェックをしたら作動圧の微調整をします。六角でこうやって作動圧のクラッキング圧を調整します。
クラッキング圧の大きなバルブにしたのでかなり開きぎみにしないとオーバーブーストになります(笑)
これで試走しました❗ブーストスパイクかなり抑制なりますね、立ち上がりでいままで1.4まで上がってたのが1.1で低下、走りは変わりはないですが、ブーストメータービンビン動かないので精神衛生上よいかもです。
あとはEGRカットです。前準備までできました。お疲れ様でした。
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