
タイトル画像はとある床屋で見たコンテストの入賞作品。
スッゲェ髪型・・・(^^;
ようやく最後のツーリングレポート。
もうすでに1ヶ月以上前の話になってしまいました。
長距離ツーリングレポート!
ダラダラと長いのはご了承ください!
前回からの続き。
むつ科学技術館から続いては尻屋崎へ。
下北半島東側の突起部です。
ここは寒立馬(かんだちめ)の保護のため尻屋崎に入るにはゲートがあります。
気持ちいい快走路を抜けていくと灯台が見えてきました。
…寒立馬のびのびと気ままに過ごしてますね。
普通にカメラを構えていたら横から急接近。
フリーダム過ぎておっかない(汗
足太いねぇ~
ここで京都から来たライダーさんと談笑。
尻屋崎はバイク雑誌「BikeJIN(人)」の企画である全国スタンプラリーのスタンプ地点でこれから北海道に渡り、次のスタンプ地である美幌峠へ行くそうで。
去年に続き今年も連続北海道ツーリングらしく、仕事の休みが取れる環境でうらやましい限り。
東北では道民ライダーをいっぱい見かけたそうで、みんなどこ走ってるの?なんて質問されましたが、ワタシも本州へ渡る道民ライダーの話はほとんど聞いたことがなく、返答に困りました。
これから南下して八戸方面に向かいます。
尻屋崎がある東通村も原子力発電所があり現在も建設中と、原子力誘致の財源より
道がしっかり整備されており、北海道を走っているようでした。
次の目的地は
「六ケ所原燃PRセンター」
北海道の泊発電所も「とまりん館」があるように原子力PR施設が多く建設されています。
六ヶ所村は日本原燃㈱という原子燃料リサイクルを目的とした国策企業が設置されており
ウラン濃縮工場や核燃料再生工場・廃棄物埋設等日本の核リサイクルの中枢。
そんなPR館はどんなものでしょう?と興味津々でした。
…どちらかというとファミリー向けの施設で子供向けの展示物が多かったのですが
核リサイクルの一連の流れや、実際の作業にあたってのクレーン技術や核廃棄物埋設方法など
おおまかな流れが把握できるよう展覧されてました。
アレが日本原燃 リサイクル工場
大気中の放射線を観測できる装置。
東京の国立科学博物館で見たものがココでもみれるとは思いませんでした。
使用済み燃料埋設容器。
原子力については震災事故後、少し知識を得たかった事もあり
今回の旅での見聞を広げることが出来たのは有意義でした。
施設のお姉さんも容姿採用??と言うほどきれいな方が多かった気もします。
国道338号を南下し、三沢市へ
時間を少しでも稼ぎたいため、先を急ぎます。
ただし警察に捕まると元も子もないので「気持ち」速め。
まずは道の駅みさわでスタンプ。
続いてはこの日の最終目的地である「三沢航空科学館」 へ
航空機の実機が数多く展示してありこの旅一番楽しみにしていました。
フェリー出航時刻が17:30から16:00頃には八戸フェリーターミナルへ着いておきたいところ。
到着時刻は14:00、三沢から八戸の時間を逆算すると1時間半ほど見学時間に割ける予定。 急いだ甲斐がありました。
現在特別展が行われており、映画で使用されたゼロ戦と十和田湖から69年ぶりに引き上げられ、現存する唯一の双発練習機が展示されていました。
ちょうど入館時に館員による解説が始まる時間と重なり、詳しい説明を聞けました。
「零式艦上戦闘機21型」レプリカ
映画「総合艦隊司令官 山本五十六・太平洋戦争70年の真実」に使用されたものだそうです。
永遠の零の映画監督もレプリカ機を見にこの三沢航空科学館まで来られたこともあり、解説の方は4回も「永遠の零」を見たそうで、予告編鑑賞までありました(笑)
十和田湖より引き上げられた「立川キ54一式双発高等練習機」
約1300機ほど作られたそうですが、現存するのはこの1機のみ。
昭和18年に飛行時トラブルが発生し、当時16、17歳程の乗組員4人が十和田湖に着水し、3名が殉職したそうです。
またこの程度の機体を動かすには1500馬力程度の出力エンジンが必要ですが、この機は900馬力程度。出力のハンデを車体の軽さでカバーしてたそうで、外板は薄くペラペラ。
少年まで借り出される戦争の悲惨さと日本軍の涙ぐましい努力を力説されてました。
また海外の海に沈んでいたゼロ戦のサスペンション。
今のKYB製で当時のメッキ技術がすばらしく、海水につかってもメッキには錆びひとつありません。
有難いことに館員さんの琴線に触れたようで
一般の方への解説後、マンツーマン講座を受けることにもなり
日本を焦土化したアメリカ軍の爆撃機「B-29 スーパーフォートレス」のエンジン(実機)潤滑油が漏れるため、下には受け皿が置いてあります。
そしてB29爆撃機の高高度飛行を可能としたターボチャージャー
高度が高くなると空気が薄くなり、エンジンが燃焼しにくくなるのをターボチャージャーで補うそうです。
当時の日本にはコレを作る技術も材料もなかったとの事。
解説を聞き、すでに1時間を過ぎてました・・・他の観覧時間が押しました。
急ぎ足で見て回ります。
純国産旅客機「YS-11」
屋外展示へ
・・・戦闘機の爆音が聞こえると思ったら、米軍機「F-16」が
隣接している三沢基地で離着陸を繰り返していました。
北海道でも何度か見ている「F-104スターファイター」
戦闘機のコクピットが見れるようです。
おぉ!
初めて見る戦闘機のコクピットにテンションが上がりました。
足元には・・・
「操縦席への乗り込み方」
ええ。乗らない訳ありません。
映画「TOP GUN」のトム・クルーズで戦闘機乗り&バイク乗りに憧れ、
「オレもトム・クルーズになる!(・ω・´)キリッ」
と誓ってから
苦節約25年、ようやく戦闘機にも乗ることが出来ました。(´∀`)
最初に戦闘機ゲームのイメージでガラスに情報を表示させるHUD(ヘッドアップディスプレイ)がついてない事が気になりました。
年代的にまだこの機体はついてないんでしょうかね?
そして予想以上に狭い空間に計器類が沢山。
ガチャガチャとスイッチやレバーを触ってみます(笑)
MISSILEやGUN、BOMBの表記。 武器関係のスイッチのようです。
まさか戦闘機に乗れるとは思っていなかったのでコレは嬉しかったです。
最後はF-16とのコラボ写真で三沢航空科学館を締めます。
ココで人妻さんに声を掛けられ、お子さんとバイクと写真を撮りたいとの事。ええ。もちろんワタクシ真面目ですから人妻さんに精一杯いい人対応。
お子さんをバイクに跨らせて満足してもらえました。コレで未来のバイク乗りが増えた事でしょう。(^^)
・・・そんなことしてる場合ではなかったようで、時刻は16:00、慌てて八戸フェリーターミナルへ移動。
途中、三沢の有名な「ガンダム床屋」の横を通過しましたが、写真撮る余裕はなく通過。
(Webより借用転載)ガンダムカットってなんだ?(笑)
40分ほどで到着し乗船手続き。
なんとか間に合いましたが、またしても2等船室。
フェリー「べにりあ」はこの航路のフェリーで設備が一番古く、個室はないのです・・・飲んだくれて寝る作戦へ。
17:30分に出航し、苫小牧には夜中1:30に到着します。
乗客は少なく、広い部屋でパーソナルスペースはしっかり確保できました。
まずは貸切状態のお風呂に入り・・・湯船が熱くシャワーのみ。
ビールを飲んで黄昏タイム。
海風に吹かれます。
船旅はいいですねぇ~
進行方向どんより・・・またしても雨!?
後は寝るだけー
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が・・・まったく寝れませんでした。
予想通り苫小牧は雨。またカッパを着る羽目に。
寝不足により、完全なるスタミナ不足。
苫小牧に着いてまず向かった先は
これにて体力回復!
深夜苫小牧~札幌をマッタリ走り・・・

深夜3:00 無事に帰宅
今回の長距離ツーリング走行距離は858km
乗り物好きによるツーリング
青森県、意外に博物館が多く、歴史も古いことから見所は沢山ありました。
その中でも岩木山・電車・船・飛行機・原子力と完全にワタシ好みのクネクネ道&乗り物&科学巡りでした。
こんな廻り方は一人旅でしか企画できません。(笑)
マニアックなツーリングレポートにお付き合い頂きありがとうございます。
青森県の心残りは「三内丸山遺跡」と「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」の2箇所を巡ることが出来なかったこと。
弘前城も現在修復中で、工事が終わってから見に行きたいところ。
本州は移動ペースは上がりませんが、
北海道のようにタイヤの真ん中だけを減らさずに済むのがいいところ。
今度はどこへ行こうか。
また次のツーリング計画がスタートします。(^^)