え~と、コホフン!ではでは講義を始めちゃいます。
インナーマッスル(深層筋)というのは、内側の筋肉ということです。
それとは逆に、胸板(大胸筋)や力こぶ(上腕二頭筋)などはアウターマッスルと呼ばれ、
ベンチプレスやスクワットのような一般的な筋力トレーニングは、
主にアウターマッスルを鍛える為に行われます。
アウターマッスルは大きな力を出す事ができるので、
運動を行う時に動作のメインパワーを生み出すという働き・・・トルクを生み出すんやね!
では、インナーマッスルとは何者ぞ?となるワケですが。
複雑な動作を行うためにはヒジを曲げる・伸ばすというようなメインの動作と一緒に、
上腕(ヒジから上の部分)や前腕(ヒジから手首までの部分)を回転させたりする
補助的な動作が必要になってきます。
解り易く言うなら「駆動部の筋肉」、つなぎの部分の筋肉なんですね。
動作を補助するための動きを担当し、関節の向きを微妙に変えたり、
回転させるために働いてくれる筋肉なワケです。
アウターマッスルは付き易いので、この筋肉バランスが崩れやすい。
つまり、インナーマッスルが鍛え不足になって、
出力は出せるけど駆動系がヘタってる状態になるってこと。
インナーマッスルも強く・正確な動きができる状態にしておくために
インナーマッスルトレーニングがあるワケなのです。
【インナーマッスルの鍛え方】
軽い負荷を使ってラップ数(繰り返し回数)を多くすることで鍛えるのが効果が高く、
100kgのベンチプレスを軽々とやってのけるようなマッチョマンでも、
肩のインナーマッスルを鍛える時には2~3kgくらいの負荷でするのが普通です。
【アウターマッスルとインナーマッスルの特徴】
[アウター] [インナー]
《負荷・重量》 重い(強い) 軽い(弱い)
《 回数 》 10回程度 20~30回程度
《動作速度》 ゆっくり やや速い
《回復期間》 長い 短い
《疲労の度合》 高い 低い
インナーマッスル・トレーニングは、アウターマッスルのトレーニングのように、
筋肉に大きなダメージを与えるものではありません。
だから、筋肉の超回復に必要な時間も短く適度な回数・セット数であれば、
ほぼ毎日行ってもオーバートレーニング状態にはなりにくいです(あくまでなりにくい、ね?)
もうひとつ言うと、
一般的に言うところの「体幹」と言うやつ。
読んで字の如く、身体を木に見立てて言う所の幹にあたる胴体を指し示します。
体幹が強くなると、まず筋力バランスが改善されて、姿勢が良くなる。
体の各部の筋肉が生み出した力をどれだけ効率よく使えるかで能力が大きく変わります。
体幹の部分は力を出すための軸になるんで、ブレるとどんなスポーツでも
ポテンシャルが大きく低下してしまうんです。
あと、心臓について少々(どうしても誤情報に納得出来なかった←ガキ)
EVAのトコの後付コメントで誤情報があったのですが、その場で言いくるめると
空気悪くなると思ったんで一人でシコシコ長ブログこさえてしまいました。。。
早く大人になりたぁ~い!w
心臓は筋肉です。走ったりして心臓が多く血液を拍出して心筋が鍛えられると、
多くの運動をしても脈拍数が上がらなくなるから息切れしなくなる。
いわゆる体力、スタミナが付いた状態になるワケ。
逆に心拍数が上がるってことは体がそれだけ酸素不足に陥っているために心筋が
頑張って働くわけだから、運動で心拍数が上がる状態ってのはスタミナが無い状態なんです。
だから、最大心拍=根性(気迫)が凄いって位でどの位の出力でその心拍なのかが重要なんですよ。
そうじゃないと最大心拍の数値だけでは性能は測れないのです。
※心拍数・ケイデンス・速度・傾斜・風速が合わさって初めて最大心拍に意味が出来ます。
《重要な考え方!》
出力=ペダルを踏む力です。
指標とするには、せめて最大心拍と出力を併せてみてもらいたい。
確かに、一定のケイデンスで、心拍数に注目してトレーニングすると、速い速度で走れるようになる。
でも、実際には風速や斜度が関係して、
同じパフォーマンスの人がいつも同じ心拍・ケイデンス・速度の組合せになるとは限りません。
ということは、短期的なトレーニングの指標にはしにくいということ。
逆に出力は斜度や風速に関係なく一定の数値が得られるのでトレーニングの指標にしやすいと思う。
息切れするレベルで運動すると心拍数は上がる。けれどそれを繰り返すうちに心筋が鍛えられて
スポーツ心臓になって体力がついてくるようになる。スポーツ心臓を持つアスリートはこの心臓の
筋肉が日々のトレーニングによって筋肥大を起こすことが確認されており、一度の収縮作用で
送り出される血液量は大きくなり、更に心拍数も上がります。
解り易い例:
(心肺が未熟) (心肺が発達途上) (スポーツ心臓完成) (更に増強) (アスリート化)
最大心拍200 → 最大心拍200 → 最大心拍200 → 最大心拍220 →最大心拍250
最大出力150w 最大出力200w 最大出力300w 最大出力350w 最大出力450w
↑
《彼はこの段階?》
同じ心拍でも出力が全然違ってますよね?
つまり
「最大心拍数は上昇する事はない」と言うのは「スポーツ心臓が完成していないためにそう見える」というだけなのです。
なので加齢と共に最大心拍は減るのみというのは完全な間違いなのです。
自分の周りの人間だけでも本当の知識を持って欲しくて本日は暴走しました(。-`ω´-)b!!
あと、「最大心拍数=頑張り度」よりも「安静時心拍数=心臓錬度」の方が指標にしていて
意味があると思います。
最後に、スポーツ心臓を調べましたが、安静時心拍数が一般的な基準範囲よりも大きく
下回る心拍数を示すような心臓の事を言うそうです。
一分間の数値で言えば成人の平均的な数値である60回~70回の範囲を下回るようなケースで、
水泳の長距離選手などの場合は「安静時心拍数」の数値が45回を下まわってくるような選手も
実は意外に多いらしい(アームストロングの現役時、安静時心拍数は31~33だそうです)
明確な定義として世界的な基準はないものの一般的な見解では1分間の安静時心拍数が
40回~50回程度の拍動を示す場合に「スポーツ心臓」であると診断されるそうです。
普通は安静時心拍数が50を下回る場合、「徐脈性不整脈」の可能性が検討される事になります。
徐脈は心臓の拍動が少ない状態、脈拍が基準値を下回る状態を指します。
しかしことスポーツ選手の場合は安静時心拍数が低い場合であっても徐脈と判断する前に、
その数値は鍛えられた心臓である事が、スポーツ心臓だと言えるそうです。
・・・あ!
EVAにもう1つ。
自分自身の最高心拍数の求め方。一般には(220-年齢)とされているけど、
これに当てはまらない人は沢山いる(プロ選手でもそうなんだって)
だから、誤測は充分にありえる話です。追い込みが足りない場合もあるしね。
「そんなに追い込めないよ・・・」という方には、ポラールのSシリーズがお薦めだそうですッ☆
安静のままで最高心拍数を推定してくれるらしいで~!
ひさびさに暴走したわ、身体関係ムキになるわ~
オイラ…本気でガキだわ、仕事にならないわσ(´Д`;)