何から伝えたらいいのか・・・・(小田和正)
ころりんGさんと屁風(EVASSON&マリモ)で合同ヒルクライム(榛名湖周辺)
を初顔合わせと共にと考えておりました。
ころりんさんのスケジュールがちょいとズレてしまい、合同ヒルクライムは今月末に延期。
ならば、どうしよっか?と云う話になりまして。。。
急遽、EVAから運命の選択を迫られたのです(人聞きが悪いw)
①福島県まで200kmロングライド(途中大きな山越えひとつ有)
②糸魚川のサイクリングコースを海を眺めてライド→温泉
③混浴温泉を求めてライド
・・・うん。①は厳しいよね。
こないだ人生最大距離である150kmライドやってきたばっかだし、200kmとか意味分かんない。
当然オイラはこう答えた
「①だね、福島行っちゃう?」と。
正直、大人ブレーキを使うのを忘れ気味であったと今では後悔している。。。
でもね、EVAの提案はいつだって1つ目のヤツが一番楽しそうなんだ。
だから今回も飛び付いてしまったんじゃ~、楽しそうじゃったんじゃ~
そんなワケでかなり無茶なプランを決行する事になったのだが、
いつもの修行になるだろ的な考えだけで気楽にしていた。
実際、自分の実力は自分が一番分かっているはずなのですよ。
150km走って、200kmなんて走れる走力無いって分かってたんですが、
無理な物は無理。EVAに途中で何回か「引き返す?」と訊かれたんだけど。
最後まで突っ込ませてくれてありがとう。
それでは記憶を辿って書き込みますか。
《9月7日 福島ライド当日》
8:00 EVA宅に到着
8:30 出発
快晴、素晴らしい気候に恵まれた。心なし好調なペダリングだ。
EVAとダベリながら楽しくライド、コンディションは最高だし何一つ心配していなかった。
ただ一つ、サイコンが動かない事以外は。。。
そう!サイコンの画面に「no.1」と表示され続けている。
恐らく電池切れだろう、何度もトライしてみたが応じてくれなかった。
※ライド終了 帰宅後の話
「サイコン無しのライドはスピードメーター無しのドライブと一緒だよ!」と嫁様に話したけど
「EVAも一緒なんでしょ?」と華麗にスルー。ガーミン購入交渉失敗に終わるw
まぁ、サイコン無しでも(かなり痛い)最終的に足があればチャリは進む、無問題!
(ついでにグローブを片方しか持って来て無くてグローブも断念しています)
更に40km程走行後、左足ふくらはぎに違和感を感じる。ヤバし!
走りながらの軽いマッサージで事無きを得る。
そういえば・・・と、以前からグラグラ安定しないライトの固定法を教えて~っと話した所、
「コリャ無理だよ、部品が無い」との事でした。
どうやらライトを固定するクルクル回すパーツが紛失していたらしい。
光線銃みたく手に持ってれば無問題!
この段階で「サイコン無し、グローブ無し、ライトは手持ち」の役が揃っている。
気持ちは(恐ろしく)前向き、後悔や引き返しはしたくないって思ってた。
最高の気分でロングライドを満喫してた。
60km位走った所で山に到着、最後のコンビニでボトルを補充+500mlペット1個を
EVAバッグに入れてもらって、いざヒルクライム!!
この山が行きは緩めな登りがずぅぅぅぅっと続き、帰りは12%の激坂もある位の急坂でした。
途中、工事現場のおじさんに「何処から来なさった?」とか色々訊かれました(それだけ登るの遅い)
律儀に答えとりましたが、正直キッツかったとです。
山を登り、県境のトンネルの前で小休憩。
この時にボトルが空になり、EVAが居なかったら突破できない山だったと驚愕した。
(EVAは肩から下げるバッグを使えば良いよと言ってたけどね)
山を越え、下って行くと右手には大きなエメラルドグリーンのダムがあった。
しばらく下った後、その田子倉ダムの所で休憩。
EVAがクロモリと真黒(リドレー)と俺の写真を撮ってくれた。
その後、自転車と風景だけの写真が欲しかったようで
EVA「マリモ、もう少し右、右よって」
マリモ「お、おう!こうか?」
EVA「ううん、もっともっと右!」
マリモ「それじゃ、俺写らな・・・あぁ!」(この時、気付く)
ってなやり取りしてたらバイカー夫婦さんにクスクスと笑われましたぃ。
旦那さんは白髪の坊主頭で奥さんは優しそうでジェスチャーが大きな方でした。
その後、少しバイカー夫婦さんと話をして再出発。
その後、バイカーさんの言っていた地名のトンネルを発見したり、
バイカーさんがウチらを抜く時にクラクション鳴らして手を振ってくれたり、
最後休憩中のバイカーさんを抜いてく時に「(蕎麦屋まで)あと少しですよ!」と声かけてもらった。
旅の途中の出会いってのも心がポワっとして幸せだぃね~♪
そうこうしてる内に(走行してる内にw)←疲れてる
蕎麦屋さんに到着。
実はこの時点で左ふくらはぎ→右ふくらはぎ→左腿の順番に筋肉痙攣を起こしてました。
肝心の蕎麦は・・・おいしかった、確かにおいしかったんだけども!
店員さんが「大盛りにします?」って訊いて来たから反射的に大盛り頼んじゃったけど
体調が鬼悪かった為、胃の上らへんが拒否しよる。
EVAはカツ丼&蕎麦大盛りセット食べてた。。。
(実はここら辺が一番実力差を感じたトコ)
ここで折り返し地点、ここからは気合とか気持ちの世界。
頭で考えたらオイラには無理なレベル。正にそんな距離。
そんな中、愛しのお嫁様にTEL・・・
どうやら声から弱ってるのが伝わったみたい。
少し怒られそうになりましたw 心配かけてゴメンよぉ~
気持ちをリセット、EVAにマイペース宣言をして
「場合によっては先に行ってくれ」とか何度か言ったけど傍にいてくれた。
正直、感謝した(かなり風除けになってくれてた)
そして、反省した(途中何度か「無理だって!」とか勝手に思ってた)←後で謝罪したょ
後半はゆっくり走らせてもらった。平坦は付いてけるけど少しでも登る道だと途端にスピードダウン。
ついでに気持ちもダウンダウン。
最後の山が文字通り峠だな、と思っていたが。
本当にそうだった。
山越えが日暮れよりも遅くなったら手持ちライトじゃ厳しすぎる。
必死こいて漕いでたけど足は平坦で休めていたから軽く攣る位だったんだけど
今度は肺が痛くなって、息が荒くなり、肺が萎縮するような痛みで休憩を余儀なくされた。
丁度そんな時に気を紛らわすかの様に猿が現れてくれました。
でも、確かこのあたりで置いておいたEVAのクロモリが倒れてフレームに傷が出来て、
ものっそヘコんでたね。
どうやらクロモリはメンテが大変らしい、元気出しとくれ!
おまぃがショボンだと俺は死ぬる!と思いつつ、頭がぼんやりしていたのを覚えています。
この休憩の時に、EVAが見てみてくれた所、どうやら一番軽いギアに入っていないらしい。
オイラの記憶と合わせると大分以前から・・・
EVAに「早く店に持ってけー!」って突っ込まれたよ。
山で最軽ギアだと思ってたのがそうで無かったショックは計り知れない。
けど、今はそれ所じゃない。
日が暮れる。 この時だいたい18:00位、すっかり暑さが消え、辺りの暗さが違ってきている。
必死こいて肺の痛みを堪えて山を突破。
そこからはEVAの声に元気良く返事するだけで、
消極的なペダリングだった気がする(全然力が入らない)
掌が痛い、ライトを持つ手の指が攣る、両ふくらはぎ・両脚が痙攣を起こす、脚の指の感覚が無い
サイコン見えない(元々電池切れ)などなど
更に街灯ひとつ無い夜道はライドに集中力を要し、疲労はピークに・・・
何度も「こんな暗い道に独りだったら絶対に帰れなかった、ありがとう!!」って
感謝しながら、あらゆる痛みに耐えてた。
20:30 EVA宅到着
生きて帰れた。帰ってこれた。
サイコン無しなのでEVAの申告で以下に記します。
総走行距離 200km
総獲得標高 1800m
消費カロリー 3000cal
休憩差っぴいた実質漕いでた時間は9時間だったそうです。
屁風、お疲れさまっした!!
あと翌日、体重測ったら
ジャスト4キロ体重減ってました!!!