このお題の2回目は先代のホンダアコードです。
7代目に当たる先代モデルは日本で使うにもさほど苦労しない適度なサイズで、肥大化した現行モデルと比較するとそれなりに売れていたように思います。
ライバルはレガシィB4やアテンザあたりだったのでしょうが、B4やアテンザはその計算されたカッコ良さが私の好みではなく、それらと少し距離を置いた感のあるアコードに好感を持っていました。当時これら3車全てに試乗しましたが、私の求める感覚に一番近かったのもこの車です。
もっとも私はその当時C5にぞっこんでしたから、アコードは国産車から選ぶとしたらこれかなという程度の消極的な選択ではありました。
このミニチュアカーは国産ブランド・エブロの製品で、勢いで5台買い揃えました。標準タイプ(別にユーロRというスポーティバージョンもあり)のセダンは私が知る限り全6色発売されており、あと1色買えば全色揃ったのですが、その1色だけは手に入れられないまま今に至っています。
出来具合については、全体のイメージ把握は悪くないながらも肝心の顔が今一歩です。このあたりは価格相応で、ノレブやシュコーと言った海外ブランドの製品群と比べると多少見劣りします。
ただエブロで称えるべきはカラーバリエーションの豊富さで、6色を同時展開するという芸当は海外ブランドでも例が少なく、ミニチュアカー収集の楽しみを広げてくれます。
フロントと比較するとリアは違和感の少ない仕上がりです。実車もリアは少々素っ気無いくらいの印象でしたから、表現しやすかったのかもしれません。
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この頃のホンダは自社の新車を漏れなくエブロに作らせ、それを自らのオフィシャルアクセサリーとして展開していました。今回ご紹介したアコードもそうした流れに沿ったもので、実車メーカーのバックアップが無ければミニチュアカー化など望めない車種だと言えます。但しその後ホンダはこうした動きを縮小してしまい、一部の車種を除いてはミニチュアカー化されることがなくなってしまいました。商売を考えれば当然の判断だったのでしょうが、何とも残念なことです。
Posted at 2012/08/31 23:46:46 | |
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