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グラツリSのブログ一覧

2014年03月07日 イイね!

俺はホームレス

俺はホームレス忘れもしない あの夏

俺は家を出た

親も捨て
家も捨てて

独り
飛び出した


28歳の夏だった


当時 既に現在の仕事の資格は有してた

しかし
それよりもっと大切なものが俺にはあった

それは何なのか?

「生きる」ということを模索してたんだよ

今だからわかる



家を飛び出した俺には
行くあても無かった

独り パチンコ屋でなけなしの2万円を賭けてスロットマシーンを打ち続けた

すると
隣に座っていた中年男性が俺に声をかけてきた
「無闇矢鱈と打つのは素人だ それでは勝てんさ よーく他人が打ってる目を読むんだ そうすれば出る台が見えてくるよ」

その男は確かに次々と台を替わってる
一カ所でいつまでも打つのではなく
誰かが打ち込んで離れたら必ずその台の目を見に行き そして元の席に戻って来る

そういうことなのか!

その夜
パチンコ屋を出る時に男がこう言った
「明日も来いよ 待ってるぞ」

俺は生半可に返事をし
その場を去った

そしてパチンコ屋で儲けた2千円と2万円を握りしめ歩いた

気がつくと
お城が見える公園を歩いてた

そのままベンチに横になり
知らぬ間に
眠った

蚊に刺され痒みで目が覚めたのがお昼前

すると その公園の住人らしきホームレスが俺に声をかけてきた
「お兄さん若いのに何でこんな所で寝てるんだい?よかったら家に入りな!」

家?どこに??

その視線の先には 段ボールを積み重ねただけのゴミの塊
しかし そのホームレスの笑顔に引き込まれ
家と呼んだその中にお邪魔した
すると!!
「おいおい! こんな家でも玄関ってものがあるんだよ! そっちは台所じゃね〜か! 玄関はあっちだよ!」

なにを怒ってるのか意味不明だったが
その指差す方から上がらせて貰った

そして延々と俺に説教が始まった
「若いのに こんな所で寝てたら駄目だよ 夢を持ちなよ! もうここで寝泊まりするなよ」


行き場を失った俺は
また昨日行ったパチンコ屋へ入った

案の定
昨日のあの男が居る

「おはようございます」
俺がそう言うと
「挨拶はいいからお前は俺の弟子になれ」
男はぶっきらぼうにそう返した

その日
徹底して数百種類あるリーチ目を教えてくれた
そしてその夜
男に誘われて一緒に飲みに行った

何で俺にそんなに親切にしてくれるのか気になり男に聞いた
「何故いきなり僕なんかに大事なパターンを教えてくれたんですか? 何で僕にそんなに親切に?」
・・・
・・・
暫くの沈黙の後
男は酒の勢いもあり重い口を開いた
「実は俺は家を出てるんだ おそらく捜索願を家内は出してるだろう お前は俺と同じ匂いがしたんだ
何かに迷い 何かから逃れようとしてるのが気にかかったんだ お前の・・・」

そこで男は話を止めた
男の目には涙が溜ってた・・・

それを見た俺も

こみ上げてくる悲しみと不安で涙が一杯溜った


それから数日間
ビジネスホテルに泊まってはパチンコ生活をしてたある日
男がこう言った
「俺・・・家に帰ろうと思うんだ・・・お前に色んな話をしたら帰りたくなった 良かったら一緒について来てくれないか?」

俺は一つ返事で「うん」とだけ言った


次の日
俺たち2人は列車に乗って隣の県境まで行った
男は「あの丘の上にあるのが俺の家なんだ」と指差した

不安そうな顔をしながら男は言った
「もし俺が帰って 家内が許してくれなかったら また一緒にパチンコやろうな お前は良い奴だ きっと幸せになる お前は必ず誰かが導いてくれるよ」

それが彼の最後の言葉だった

俺はずっと 彼が家に戻るまでの姿を目で追った


そして
彼は家の中に入り 数分後

もう一度外へ出てきて

俺に向かって大きく手を振った




想い起こせば
色んなことがあった

あの日 俺が家を出て「一人前になるまでは もう家には帰らない」
そう決めてから・・・

でも必ず誰かが俺を導いてくれた

苦しい時に必ず手を差し伸べてくれた


そしてここまで歩いて来れたんだよ



公園で寝てた俺が・・・フェラーリに・・・


あのZEROの何も無かったことを思えば
全てを失うことなんてどうってことない

全部失ったとしても
0なんだ

けっしてマイナスになるわけじゃない


おそらくこの気持ちが
俺をここまで引っ張ってくれた


元々なんにもないホームレスの俺



この先どんなことが起ころうとも


俺は俺らしく生き


いつかは
ラ・フェラーリだ!!!














Posted at 2014/03/07 15:11:00 | コメント(19) | トラックバック(0) | 自分 | 日記
2014年01月23日 イイね!

負けてたまるか!

負けてたまるか!「出る杭は打たれる」

しかし
「出過ぎた杭はもう誰も打たない」


俺は仕事で
この出過ぎた杭を目指してた

いや
過去形でなく
今でもそれを目指してる

ところが・・・
今まで認めてくれてたものが
時代の流れと共に
見逃してはくれそうになくなった

俺は俺を信じてる

誰が何を言おうとも
俺は俺であるはずだった


ところが
初めてそれを通すことが出来なくなった

時の流れに逆らうことは
自滅を意味するのかもしれない


とかく日本人は
「長いものに巻かれろ」
「朱に染まれ」と とやかく煩い
そしてその朱に染まった場所で安心感に充足感の日々

でもさ
よく考えればわかる事なんだよ

周りの朱に染まった人たちが輝いて見えるかい?

幸せそうに生きてるかい?

群れの中に何があったの?ってね


世間から外れてもいい
仲間から変な目で見られてもいい

俺は俺の信じた道を歩く

そう決めていた


でももうそれを通すことは
逆に自分の夢や希望を
閉ざす事になるのかもしれない

悔しい

ほんと悔しい


しかしここで折れることで
俺を信じてついて来てくれてる方々へ報えるのならば
喜んで
折れようじゃないか


先日
アルファロメオMITOのクアドリフォリオ ベルデMTが廃止された

もうMITOのマニュアルは製造されない

それもあって俺はこいつを選んだ


当たり前のようにミッション操作で車を乗っていた時代が
今はもう希少になってきた

それでもMTはなくならない

これからどんな時代になろうとも



俺もMITOを見習って

化石のような存在になったとしても

戦い続ける



絶対に


負けてたまるか!!





Posted at 2014/01/23 12:24:30 | コメント(18) | トラックバック(0) | 生き方 | 日記
2013年12月24日 イイね!

「お前からのプレゼント」

「お前からのプレゼント」いつだったか
俺と458でドライブ中に不機嫌だったお前

しかもお土産売り場の駐車場で
「なんで皆 この車で走るとジロジロ見るの? イライラする」
そう言って車から降りようともしなかった

俺もそんな不機嫌なお前に苛立ち
沈黙のまま家まで送った

しばらくして俺はお前に聞いた
「なんでフェラーリに乗るとそんなに機嫌が悪いんや?」

するとお前はこう言った
「自分が惨めなんや 先が見えず何も持っていない自分が恥ずかしくて・・・ でもごめん」

うん
わかってるんだ
お前が 男並みに自分の力で築き上げて買ったフェラーリならまだしも
「隣に座ってる資格さえ自分には無い」
そう思ってるってことも


俺は自分の仕事が大好きだ
この気持ちは誰にも負けない
そのための努力も準備も俺は常にしてる

だからフェラーリが欲しくて働いたことも無いし
気がつけば乗っていた
ただ
それだけのこと

欲しいものが手に入った

気がつけば
そうだっただけ


でもな
物欲に終わりはないんだ
悲しいかな次々と欲しいモノを見つけ
手に入れる

そこに
充足感なんて
無いんだよ
キリが無い

モノで心は
埋まらないんだ



この秋
俺が大好きな仕事で悩み
お前は俺の元へ帰って来てくれた


恐らく
仕事しか無い俺が苦しんでたから
お前は「私がささえなくては!」って気持ちで帰って来たんだと思う



その通りだよ

俺には
仕事しか無い

でも
俺はこの仕事をやる為に産まれて来た

そう
選ばれし者

だから俺はこの仕事で死ぬのが本望
できれば仕事場で
死にたいとさえ思ってる

それもおそらくお前は知ってるし
そんな俺だから
ついて来てくれてる

お前が帰って来てくれただけで
俺は心強い




日曜日
久しぶりに旅行へ行き
一緒にショッピングしてた時
お前は何も欲しいって言わなかった

「私はブランドものには興味無いし 欲しいって思わないもん」

そうなんだよ
お前はそんなところに
いやしない

だからこそ
俺はお前を愛してる

バカみたいに欲しいものを手に入れて来た俺

でも心を満たすものは
何一つ
ありゃしない


だからこそ
俺にはお前が宝物

それを教えてくれたのは


お前なんだよ


ほんとうは
クリスマスプレゼントを買いに
一緒にショッピングに行ったんだ

でもな
お前に買ってあげたいものは
あのずらりと並んだブランドショップの中には
無かったよ


そんなモノの中には
無かったよ


それを教えてくれただけでも
俺には十分なプレゼント


横で寝息を立てて寝てるお前の幸せそうな顔

それだけで
十分や




明日
約束のターキーを手に入れて
一緒に食べような!

何年も付き合って
初めて一緒に過ごせるクリスマス

お前と過ごせる事が
最高のプレゼント!


長かったような・・・

短かったような・・・




今年はお互い色んなことがあったけど

それでも来年は
一歩でも前へ
少しでも前へ

一緒に
歩もうな



メリー
クリスマスイブ!














Posted at 2013/12/24 12:02:22 | コメント(15) | トラックバック(0) | | 日記
2013年09月26日 イイね!

「お袋との約束」

「お袋との約束」2年半の闘病生活

病名・・・

「肝ガン」

母は今もこいつと闘ってる


仕事一筋

子供のために生きた母



思いおこせば
俺が小学校5年の頃

母と
ある約束をした


「大人になったら大きな家を建ててあげる! それと外車に乗るんや!!」

母は
「あんたがホンマにそうなってくれたら お母さんは嬉しいけどな〜」と笑った


ヤンチャだった俺は町内でも有名な「悪ガキ」
いつも校長室に呼び出されお説教

いつしか朝一はまず校長室が日課になった


なにかトラブルがあると
叱られるのは俺

先生に母を呼び出されるのも
珍しくなかった


そんなある日
理科の実験で生徒全員に磁石が貸し出された

そして
授業が終わると磁石を先生が回収した


数が足りない・・・


先生は真っ先に俺を教室の外へ連れ出しこう言った

「お前が盗ったのはわかってるんだ 今なら怒らないから正直に出せ!」

俺は身に覚えのない詰問に
「僕じゃありません!」というのが精一杯だった

すると
いきなりホッペを抓られ
太ももを抓られ
拷問が始まった

学校では一切泣かない俺は
黙って先生のされるがままに耐えた

そして
夕方 学校に母が呼び出された

先生はその経緯を話し
母をも
責めた

そのとき母がこう言った

「この子は確かにいたずらっ子でヤンチャです。でも他人様のモノを盗むような子じゃありません!!
この子は弱きを助け強い者に立ち向かう子ですから!」


絶対に人前では泣かぬ

俺は今でもそう決めている

でも
このときばかりは
先生と母の前で

泣いた


後日
磁石がクラスの級長の机の裏側にくっついていたのを先生が発見
偶然くっついてたそうな・・・

先生からは謝罪の一言も

なかった・・・



何があっても俺を信じてくれた母

新築した時も
外車を初めて買った時も

「あんたはちゃんとあの約束を果たしたな〜 あんたは私の誇りやで」

そう褒めてくれた


そんな母が7月に「肝性昏睡」で意識不明になった


先生からは
「3日経って意識が戻らなければ、もう・・・だめでしょう 覚悟・・・してください」


妹と一緒に


泣いた


呼びかけても呼びかけても
ゆすっても ゆすっても
反応がない

そして病院に泊まり込み
毎日毎日
母に話しかけた

すると4日目の午後
母は突然

目を覚ました!


奇跡だ・・・

医者もそう言った



しかし・・・

痩せ細った母は今も病院のベッド

もう
「頑張れ!」っていう言葉も

かけれない・・・


おそらく
もっても秋まで

そんな母に
もう届かないかもしれない想いを
伝えたいんだ



「お母さん、いや、お袋・・・
俺を産んでくれてありがとうな

心配ばっかりかけて
親孝行らしいことも出来なかったけど

ごめんな


でもな
こないだ約束したように
先に天国へ行っても

俺を

待っといてな


よく頑張ったな・・・お袋

あなたから
生きる強さを教えて貰ったよ

あの崖っぷちから

奇跡的に生き返っただけで

・・・

十分や



頑張れ!って言葉は

もう

かけんから




今度もし俺がこの世に産まれることがあっても


俺は

あなたの

息子で産まれるけん


俺がお袋との約束を守ったように


今度はお袋が俺との約束を

守ってくれよな



疲れただろう?

もう俺は

いいと

思う



ゆっくり休んでください



長い間


ありがとう


ございました・・・」




最後に・・・


キンモクセイの香りを


もう一度だけ・・・


・・・


・・・







Posted at 2013/09/26 10:46:42 | コメント(30) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2013年07月16日 イイね!

再会と別れ

再会と別れやっと

逢えた


再会・・・



5ヶ月ちょっとの時間は

お前には

短かったらしい


待ってた俺には
それはそれは長く
辛く
遠い時間だった


そもそもの原因はといえば

俺が

お前に言った言葉

いや

はっきりしない俺に

お前が苛立ってたのはわかってるんだ


ずっと

ずっと

お前は俺を

待ってくれた




だから今度は

俺が待つ番なんだ・・・




そう自分に言い聞かせ

ずっと耐えてきたんだ


あの日

お母さんが亡くなって

お前は言った

「葬儀が終わったら帰りには寄るかもしれない・・・ でも・・・ いつになるかわからないんだ・・・」って




待ってたんだよ

散骨しに地元へ帰るときに
ひょっとしたら俺のところへ寄るかもしれないって・・・


でも現実は
寄れなかった

仕方ないんだ・・・




何度か俺から逢いに行くって言ったけど

お前はおそらく
元気で頑張ってる姿を俺にみせるまでは・・・

そう自分に言い聞かせ

断り


孤独に生活を

始めた



嘘が大嫌いで
真っ直ぐな俺の性格が似たのか

いい加減な企業には就職をしたくない

採用の通知さえ断り

いつしか信念を貫き始めた・・・



だから俺は黙って
お前の生き方を

みてたんだ



あれから5ヶ月・・・

そんなある日

「勝手な事を言ってすみませんが 近々逢いに行ってもいいですか?」とメールがきた

俺は
お前が自分の生き方に「行き詰まりを感じてる」

そう想った




そして何より




逢いたかった・・・




駅へ迎えに行くと
一緒に帰って来た猫の娘が 膝の上でオシッコをしたので服がビチャビチャだった

しかめっ面での再会

笑顔で逢えると思ってたのに・・・



けど
その後は嘘のように 

ずっと笑顔だった



一週間の滞在

お前は始めにそう言った



でも
日帰りで旅行へ行ったり

想い出がどんどん増え続け

約束の一週間の前日

俺は

胸が張り裂けそうなくらい苦しくなった



「明日・・・ 帰るのか?」


返事が怖くて


そっと


聞いてみた・・・




彼女の口からは

Yesとも

Noとも

何も

何も出て来なかった・・・



一杯

一杯

話したい事はあったのに・・・


あんなに

あんなに

話したかったのに・・・



馬鹿な話ばっかりで


何も


話せなかった二人


あんなに想ってたことを

何一つ伝えられないんだ・・・

悔しい・・・



ただ・・・

甘えん坊のお前は

ちょこんといつも

俺の傍に居る



ほとんど会話らしきものがないのに

いつも

お前は

傍に居る



目を離すと

自販機で

アイスクリームを買って

食べてる

お前



目が合うと

ニコッと笑いながら・・・

アイスクリームを食べ続けてるお前・・・


こいつだけは

お前だけは


俺が


俺が傍にいてやらんと・・・




楽しかった2週間



残すところ

あと2日・・・




離れたくない・・・


ずっと一緒にいたい・・・


もう何もかも捨てて

一緒にいたい




明後日の朝

今回は駅では

見送らないよ・・・



涙みせると

恥ずかしいから・・・



泣くから辛いのか・・・

辛いから泣くのか・・・

涙が止まらない事が


わかるんだ


わかってるんだ




これでまた

俺は独ぼっちで

相棒と走るのか・・・




桜はお前と一緒に見れなかったけど


花火は一緒に見れたもんな・・・


楽しかった「夏休み」も




残り




2日・・・



長かったような


短かったような


「VACATION」





七夕の日に



お祈りしなかったのが




よくなかったんだよ




きっと


きっと


きっと


・・・


・・・


・・・


・・・









Posted at 2013/07/16 12:19:32 | コメント(19) | トラックバック(0) | | 日記

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非日常へ脱出するのが楽しみです(笑) 正義感の塊で今日も地球の平和のために戦うのであった
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