
シビックRS見てきたシリーズ その3です。
その1でデザインがカッコイイと書きましたが、ザクレロ顔に見える部分についてもう少し詳しく書きます。
他シリーズはこちらをどうぞ。
ザクレロ顔に見える理由の一つに、フロントバンパーサイドの造詣があると思います。タイプRのようにすっきりした造形ではあるんですが、ボリューム感がないためまっすぐ前に突き出したような印象を与えます。これにバンパー中央下部の下すぼみの開口部が相まって、唇を突き出したような印象を与えているんではないかと思います。
まず、バンパーサイドの後ろへの角度は、それほどついていません。下に注釈付きの画像を乗せましたが、上から見るとわかります。
また、開口部の上側の角がバンパー全体の造詣では頂点から下がった位置にあるためか、実物ではほとんどの見る角度でザクレロ顔にはなりません。むしろタイプR顔に近いです。
また、バンパー下部の造詣も基本的にはやや後ろに後退しているので、顎を引いたように見えます。グリル下が一番突き出しているので、どう見てもザクレロ顔になりにくいのです。
ザクレロ顔からやや外れますが、この逆台形の開口部も問題の一因になっているような気がします。ホンダのデザインチームはなぜこの開口部のデザインを逆台形にしたのだろう、と。
初期の頃のシビックで追求していた「安定感を与える台形デザイン」に逆行しているんですよね。先代フィットもボディデザイン全体で微妙に下すぼみに見える安定感がないデザインだったので、ホンダデザインチームの流行りなのかもしれません(ただしFL1の前期型のフロントデザインは違うので、そういう方向性のデザインチームのリーダーがいるのかも)。
また、横から見ると顎を引いているような感じがもう少しわかりやすくなります。ただし今度はサイドの絞り込みが直線的に見えて、写真ではとんがり口の印象が出てきてしまいます。。。実物では気にならなかったのですが。
ちなみに、バンパー開口部の処理も凝ってました。ハニカム部分はサイドに向かって後ろに湾曲していて、角の突き出し感を低減しています。逆にボディ下部の艶無し部分はその開口部の端あたりで突き出していて、フロントエアロ的なイメージを演出しています(効果は不明)。また、その艶無し部分の下、ロアグリルガーニッシュはRS標準では艶あり黒となっていて、この艶の有り無しでもデザインを形作ってます。
ひと言でいうと「
実物はカッコいい」という言葉でまとまるんですが、個人的には「
もうちょっとわかりやすいカッコよさ」のほうが良いんじゃないかなぁと思います。
このロアグリルガーニッシュだけでなく、ライトとグリルの間のフロントグリルガーニッシュも艶あり黒ですが、e-HevでもこのRSの黒の仕様が選べるようなのでボディカラー同色と比較して色を組み合わせると、より自分好みのデザインが追求できるんじゃないかと思います。ちなみにRSでもボディ同色が選べますが、自分はボディ同色を選びました。
あと、デザインの問題として今回提起したバンパーサイド部分にはフロントバンパーガーニッシュ(デザインはリンク先参照)と呼ばれる部品があって、これを取り付けるとザクレロ顔が緩和される印象を受けました(もちろん付けました)。気になる方はyoutubeにいくつか上がっている動画でその部品についても取り上げているので、そちらを参照されることをお勧めします。
今日はここまで。
ブログ一覧 |
シビックRS | 日記
Posted at
2024/08/12 17:39:06