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うっちー(FL1 RS)のブログ一覧

2025年01月10日 イイね!

EK9乗りがFL5(FK8,FK2)に乗り換えなかった理由

EK9乗りがFL5(FK8,FK2)に乗り換えなかった理由2025年二発目のブログはこのお題目。

前々回のブログでFL5に乗り換えなかった理由は触れましたが、FK8やFK2まで含めてについても書いておきます。

まず、FK2は何も考えず抽選を申し込みましたし、FK8は試乗もして、とある部分について購入の条件を満たしているか徹底的に調べました。で、それが難しいことがわかるとギリギリまで何とかならないかと足搔き、藻掻いて、諦めています。

それは車幅。
自宅の駐車場の制限で1850mmに納めないといけないんですが、FK2,FK8の車幅は1875mm。FL5に至っては1890mmもあります。

・・・5ナンバーのEK9を選ぶ人間が、車幅に制限がある人間が一定数含まれるって考えたことないのか?と本気で呪いましたとも。本出汁根、とかほんだし根とか本田氏音とかもう呪詛のようにつぶやきましたとも。去年のオートサロンまでは。

幾つかあることはありますが、ホント突き詰めると理由はこれだけです。
10年以上も同じ車乘ってればお金もたまるので一括で払える予算はずっとありましたし(だからRSが高くても何とかなった、と言えますが)、もうタイヤをチョリチョリさせるような走りもしないので何とかなるかなと思ってたんです。

幅さえなければ。

行きつけのディーラーのいつもの営業とは違う営業が「駐車場借りればいいじゃないですか」と簡単に言ってくれた時、マジでこのディーラーとは縁を切るって思いましたもん。こいつ何もわかってないなと。

今EK9を維持できる奴がそんな理由で諦めてる理由を考えろ馬鹿野郎。

というわけで、今もこのディーラーの担当営業「以外」の営業は誰も信じてないし、その担当営業が辞めたらホンダから乗り換える可能性99.99%です。トヨタにいくつか乗りたい車があって、良い営業さんがいるディーラー見つけてるので。営業から伝わる情熱0%だし。いや、メカは凄く良いんだけど。
伊東社長あたりから始まってるホンダの経営の迷走あたりから雲行きは怪しかったんですが、シビックの国内販売を一回切ったあたりで自分的にはホンダって会社にはもうあまり感じるものが無いんですよね。

閑話休題。

ホント一度はFL5のような行動のどこを走るの?というマッスルカーに乗っても良いかなって本気で思ってたんですよ。
でも、買い物車として許可してもらってるんで、「車専用」の何かって許されないわけですよ。EK9はそれでも維持できるコスパ超絶優秀なタイプRだったんです。修理費は右肩上がりだったけど。

それが純正タイヤ4本40万とか、純正アフターアルミ100万とか、それNSXでやってくれって世界になりました。嗚呼、もうホンダでは安価な維持費の小僧やお小遣い制のオヤジでも買えるタイプRは作れなくなったんだと諦めたわけです。北米向けの大きな車と軽とミニバンしか作れない会社になってしまったと。いや、ホンダ技研工業ってそういう会社なんですけどね。F1とかはモノを作る技術を磨くための実験場だし。だからああいう辞め方ができる(何かを残してるのは多分現場が奮闘しただけの話)。

そんな諦めモードと営業への恩義との狭間で悩む自分に降ってわいたのが、シビックRSだったわけです。いや、これならいいじゃんか、と。宿命のライバルブランドのGRに2度も抽選外れた甲斐があったぞと(ん?)。明本さんと愉快な仲間たち(がきっと多分いる)みたいな人が、自分をホンダっていうメーカーにつなぎとめてるんだな、とか。

2点ほどどうしても気に食わないポイントがありますが(絶対愉快な仲間たちもわかってるはず)、それ以外はホントRSは優秀な子です。無理してFK2やFK8、FL5を買わないで良かったと心から思ってます。アレの抽選に2度も外れたことも。

とりあえず今回はここまでで。
Posted at 2025/01/10 21:52:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | シビックタイプR(EK9) | 日記
2025年01月08日 イイね!

L15Cの「体感速度」について

L15Cの「体感速度」について明けましておめでとうございます。
新年をシビックRSではなくEK9のまま迎え、2025年一発目のブログはこのお題目。

風呂でYoutubeのシビックRS動画見ていた時に思いついたネタなんですが、シビック(ガソリン車)の心臓であるL15Cは「速い」とも「大したことない」とも言われます。その原因が「体感速度」というキーワードと考えていますが、先代のFK7や前期型のFL1に乗った感想からこれをちょっと紐解いてみます。





結論から言うと、速いという人はおそらく「ターボの加速力」に満足してる人。
「大したことない」という人は「車重に対してのトルクが(多分)適正だがFF車としては重く、絶対馬力がそれほどでもない」という部分が引っ掛かる人ではないかと推測します。

「ターボの加速力」については説明は不要かと思いますが、2000回転弱から最大トルクを発生させて加速させるので、NAエンジンや小排気量エンジンに乗ってた人には魅力的な加速力だと思います。



ただし、1.4t弱の車体を引っ張るにはトルクの24Nは十分だけどもう少しあってもいいし、馬力の134kw[182PS]は控えめ。
排気量が1.5Lしかないので過給がかかる前の素のエンジンの力は少なめで、いくらレスポンスの良いダウンサイジングターボでもゼロスタート時に一拍の物足りない「間」があります。
あと、FFなのも車重的にはつらい。FRや4駆なら加速時に後輪に荷重がかかり効率的に動力を路面に伝えられますが、FFの場合は荷重が抜ける前輪で路面を掻くので限界があります。特にRSのように「やや硬め」ぐらいだと、(この点だけ見れば)もうちょっと硬くしたいのが本音だと思います。



トルクが足りないと感じることはなく、加速がもたつくことはない。
でも、十分なトルクという範囲なので背中を蹴っ飛ばすような加速感は無い。
下からトルクを発生挿させる関係でトルクの落ちも速い。

ダウンサイジングターボとしては速度の伸びも良い。
でも、それはダウンサイジングターボとしての話。
下からトルクがあるので高回転の伸びとのギャップが少なく体感加速が薄い。

レンタカーで何度かこのエンジンのシビックに乗りましたが、気が付くと速度が出ていました。これは薄いトルクをなだめすかして速度を乗せていくEK9に近いものがあるんですが、繰り返しますが下のトルクがあるために上の伸びとの差が少なくドラマ感が薄い。

良いエンジンの定義ってフレキシブルどこからでも加速する、というのがありますが、その分ドラマ性は薄い。そしてシビックのスポーツなキャラクターに合わせたチューニングはしていますが、ステップワゴンなどにも採用しているため素性は万人受けする味付けとなっているはず。それがL15Cというエンジンです。

それに対してFL5のK20Cは、先々代のFK2の頃からエンジンの味付けとして「NAのような高回転の伸び」を掲げていて、速さだけでなくドラマ性も持たせた味付けに仕上げられています。だからFL5乗りでRSを貶す人が一定数出てくると考えています。比較すれば遅いし、ドラマ性が薄いから。



とはいえ、速さもドラマ性も普通のエンジンとしてできる範囲でチューニングされています。なので「気持ち良くないか?」と聞かれたら「いや、気持ちいいよ」という味付けです。少なくとも自分には(前期EXでも十分)。

比較対象にどこかのテンロクラリーカーの心臓やニュル最速を競う車の心臓を持ってくれば、そりゃ劣りますが比べるのが間違ってる。そういう車じゃないとダメだ、という人には向いていないと思います。

いろんなバランスをとっているので、物足りない点はある。そのような「周りへの配慮」を理解したうえで選んだ人なら「良いエンジンだ」といえるのがL15Cと言うエンジンだと思うのです。

テンゴなので税金も安いしね!
頑張れば燃費もいいし、ホント優秀なエンジンだと思いますよ。

今日はそんな感じで。
Posted at 2025/01/08 01:08:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | シビックRS | 日記
2024年12月31日 イイね!

シフトレバーの感触について(シビックRSとFL5)

シフトレバーの感触について(シビックRSとFL5)大晦日、サクサクと書きました。誤字脱字は勘弁で。

Youtubeを見てて、ちょっと気になった動画。
シビックRS関係なくね?という方向けに説明すると、RSのシフトレバーはFL5の流用で運転席側に傾けてます。
で、問題の動画はこれ。
【ドリキン爆走】ラーマン山田 VS 野尻智紀 VS 土屋圭市 SPOON 製作 FL5型 シビックタイプR @ 筑波サーキット ガチンコ対決 【新作】

問題のポイントは、タイムアタックに入った後の野尻選手とドリキンが全く同じポイントで3→4のシフト操作をしくじったところです。

野尻選手はHパターンに慣れてない?とか、筑波をあまり走ったことが無いとか色々他の要因も考えられますがドリキンがしくじるって珍しいな、と。

このシフトレバー、運転席側に傾けるためにシフトブーツ内でクランク(折り曲げ)させて寄せてるんですが、これが影響してるのか3速と4速という何も迷いようがないシフト操作のところの感触が、試乗時やや違和感があったんです。
こう、まっすぐ上下に動かすだけで入る気がしないというか。



で、原因として考えられるのが、クランクさせたせいで運転手の縦方向の力の入力に横方向の力が混じってしまい、違和感が発生してるのではないかと。SPOONのデモカーはシフトノブを交換しているので、重たい純正と比べそれがより影響しているのかな、とか。

あと、位置がホントに厳しくて。リバースの位置とか、本当に運転席側です。慣れれば大丈夫なのかな?ぐらいの。



そもそもFK7からそうでしたが、シフトの位置が運転手から遠いんですよね。
で、FL5でMTのシフトレバーをわざわざ寄せてるということは、そもそも位置が適正でない(より良く操作するなら寄せたい)ということです。先の画像を見るとわかるんですが、ニュートラル位置で運転手に寄せているせいでセンター位置がおかしくなっちゃってる。これ、クレイモデル(試作の動かない車)の時点でわかってたと思うんですが、なんでそのまま製品化したのか謎です。

購入はしましたが(まだ納車されていませんが)、現行シビックのFL1は良くできた車であってもこういう不満ポイントは沢山あります。ただし他の選択肢が前回書いたように自分には無かったし、そもそもFK7からずっと待っててかなり不満点が改善された(&EK9が自分では維持しきれなくなりつつあった)ので購入に踏み切りましたが、これでフルモデルチェンジでガソリン車のMTが出たら悩むんだろうなぁ。

ただし、プレリュードの発表会だかで発表された新プラットフォームはe-hevの専用品的な構成になっていたので、その心配はなさそうですが。

今日はそんな感じで。
皆様、よいお年をお迎えください。
Posted at 2024/12/31 23:01:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | シビックRS | 日記
2024年12月27日 イイね!

EK9乗りが次の車にシビックRSを決めた20の理由

EK9乗りが次の車にシビックRSを決めた20の理由メインとしたかったブログで分厚く書きたかったネタなんですが、いつの間にかあっち放置してしまってるんでこちらでこのネタ書いてみます。

先に書いておきますが、長いですよ!

結論から書くと「もうちょっと大人なキャラクターの走る車だったから」です。
不満点は結構あるんですが、満足点と二律背反な項目も結構あるのでこれで良いかなと。

ではもう少し細かく。とりあえず今回は思いつくまま書き出してみます。なお、車乗り換えはFK7の発表と同時に始まってる(このブログの古~いほうに、そんなエントリがあります)ため、7,8年のスパンでRSに辿り着いたことも先に書いておきます。また、自分独自の理由も多分にありますので、そういうところは読み飛ばして下さい。

①EK9の維持費が厳しくなった
②EK9の補修部品が厳しくなった
③EK9の補修対象が増えてきた
④家族からいい加減乗り換えろと言われた

・・・①~④はEK9を手放す理由ですね。
正直、新車のEK9とRSのどっち選ぶと言われたらコンマ0秒でEK9選ぶと思うんですよ。家族にどんなに怒られても。
だって、サイコーですもん。昨日書いたブログエントリに書きましたが、惚れて惚れて買った車なんで生まれ変わっても、ぐらいの勢いなんです。
生まれ変わったらガソリン車死滅してるでしょうけど。
でも、旧車って稼ぎも悪い家族持ちの旦那が、1台持ちで所有できる車じゃないと思うんですよ。特にできる限りフルノーマルを維持しようとすると、「壊れて枯れていくのを楽しむ」ではなく「新車当時の性能に戻す」って作業が含まれるので、これが高いんです。しかもお金を出しても、乗れない期間がある。セカンドカーとして所有できる人じゃないと、車の入院の間の足の確保ができないんですよね。

で、いい加減EK9から離れて他の理由を書いていきます。

⑤長くホンダディーラーの営業にお世話になっている
⑥ディーラーのメカの対応に納得がいっている
⑦ホンダが好きだった

⑦の書き方が微妙ですが、まぁホンダ党なんですよ。で、営業もとても気に入っていて、EK9のメンテでお世話になっているメカの方達の対応も悪くない(というか、良い)。なのでホンダ車しか選択肢がありませんでした。
続けます。

⑧背の高い車と車幅の広い車は駐車場に入らないのでNG
⑨加速しない車、車速が伸びない車はNG
⑩MT車じゃないと嫌だ
⑪家族から新車に乗りたいと言われている

ここまでの条件で、そもそも車種はFL1のMTしかなかったんです。
⑧については住んでるマンションの駐車場が車幅1850mmまで、車高も先代N-ONEでもローダウンしか入れられない。この時点でFL5(FK7の時代はFK8)もアウト。ただしこれ、買い物するスーパーの駐車場とかでもFL5はアウトです。たまにそれで乗ってくる馬鹿がいますが、絶対、絶対、横に並べてくるなと念じます。マジで邪魔。〇ねよとか思うぐらい。庶民の買い物先に乗り付ける車幅じゃないです(これはマジで柿沼さんにわかっていただきたい)。
⑨⑩は自分のわがままですが、絶対外せない。⑩は社会的にも年齢的に最後かもしれないんで特に。
⑪で元々車種が絞られてる現在、ないじゃんか、と。

ここまで消極的な意見しか出てきませんが、そもそもFK7の時点で乗り換えるならこれだ、と思ってましたし(RS的なグレードを待ってた)、FL1になってさらに良くなった(デザインはこっちが好み)。その辺りの理由はこちら。

⑫足が良い。ターボ速い。
⑬インパネ周りが使いやすい。
⑭自動車税が安くなる。
⑮荷室が広く、後席が広い。

⑫⑬はEK9乗りでも?と言われそうですが、EK9ってテンロクNAなんでサーキットのコーナーは速いですが、今どきの車と比べるとまっすぐは遅いです。車の速度って大きな排気量や過給機のあるほうが速いんです。加速はモーター駆動が有利なのでハイブリッドにも余裕で負けます。
あと、太いタイヤと最新の設計の足は標準車でも良くできてます。タイプRなんて麻薬みたいな車に乗ってない人なら、十分粘るし硬いし楽しめる足だと思います。
⑭も地味に大きい。13年超の加算もされているEK9からだと、8千円位安くなるのかな?ハイオク給油1回分出るので、月一ぐらいしか給油しない我が家にはこれは大きいです。
⑮は言わずもがな。車格が大きくなったんで当たり前といえば当たり前なんですが、タイプRだろうと標準車だろうと、ハッチバックのシビックって昔からこういうユーティリティ性が高いのが魅力なんです。

というわけでほぼFL1で固まったところだったんですが、今年1月のオートサロンでのRS発表が無ければ「乗り換える」という選択肢はまだまだ先だったかもしれません。その理由がこれ。

⑯FL1標準のエンジンレスポンスと足がダメだった。

速さは申し分なかったんですが、どうしてもEK9比でレスポンスの悪さが気になりました。CVTだと我慢できるんですが。

また、液封のブッシュがダメだったのか、硬めの足回りはしなやかに粘りますがなんかこう、押し込んでいったときに紙一枚分の「ぐにゅ」っと感を感じるんですよ。うまく説明できないんですが。
Eagle F1がそんなアホなインフォメーション返すわけないし、そうすると足か、と。ローパワー(というには馬力有りすぎですが)の車では足のフィーリングは生命線なんで、これだとちょい濡れの時に怖い。いや、普通に走る分には全く問題なく、硬めの足の不快な突き上げを軽減してくれていると思いますが。
ところがRSはそれが無い。ここからRSのべた褒めが始まります。
というわけで、次はRSで最後の一押しをされた理由、4つ。

⑰足が良い。
⑱ブレーキがいい。
⑲ステアリングの重さがいい。
⑳エンジンレスポンスは、まぁ、多分良い。

トニカク、スバらしい。
⑰は本当にマジで(スポーツ車としては)しなやかで腰があって、高速走行と峠が楽しみでしかない。(凹凸は拾う硬い足ですよ!勘違いしないように)これが今欲しかった理想の足の方向性でした。
⑱はタッチが素晴らしい。なんで前期でこうしなかったの。EK9にも通じる「踏んだだけ」効くブレーキの系統です。熱容量は一般車のブレーキなんでそこそこだと思いますが、公道でスムーズに走らせるのにこのタッチが生命線なんすよ。NO、カックンブレーキ。YES、リニアなブレーキ。
⑲は鼻〇そほじりながら回せそうな軽いハンドルだと怖くて仕方ないんですが、スポーツモードのハンドルの重さに思わずにんまり。ハンドルから情報拾うのに、軽すぎるとわかりにくいことがあるんですよ。
もちろん疲れてるときは軽いほうがいいんですが、モード変更で軽くできる。電子制御、万歳!的な。
⑳は微妙ですが。youtube見てると微妙なタイミングがあるのと、まだ試乗しかしてないんですが、応こんな感じで。RSではフライホイールの軽量化とコンピュータのチューニングでの緩和が効いているのか街乗り程度では全然感じず、さらにレブマッチをつけてくれたんでヒールトゥをしないで済み、違和感を放っておけます。でも、多分これをオフにしてもよほど回してなければ変速時の違和感が大幅に軽減されていると思いますけどね。

⑰~⑳は申込時は推測だったんで、試乗するまで賭けでした。評論家がマジで評論してるよね?提灯ぶら下げてないよね??と。
しかし試乗で乗り出して、クラッチをつなぎ、進み、ブレーキをかけて停車し、ステアリングを切って車道に出た時点で「勝った」と思っちゃったほど、よく出来てました。すべての動きがちゃんとつながってる。その後ずっと「素晴らしい」しか言葉がなかった。もう、ホント素晴らしい。隣に乗ってた営業に10回ぐらい「素晴らしい」と言いましたが、言い足りなかった。
逆にこれがすぐに感じられない人は標準車か他の車にしたほうがいいです。このフィーリングがRSの生命線だと思うので。

まとめると
 ・EK9維持が限界だった
 ・次はホンダの新車と決めていた
 ・走りはFL1標準で問題なかったがフィーリングがもう一息だった
 ・RSでそこが改善された(と思う)
  ※試乗レベルでは今のところ満点に改善されている
という感じです。

納車されて慣らしが終わったら、もう一回書きますが。
家族で乗れるスポーティ車考えてる人、'25モデルが出たら迷わず買ったほうがいいです。年を経るたびに高くなりますよ。きっと。

ここまで長文を延々と読む人はほとんどいないと思いますが、読んでくれた人、ありがとうございます。

今日はそんな感じで。
Posted at 2024/12/27 15:09:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | シビックRS | 日記
2024年12月26日 イイね!

EK9へのラブレター(惜別の意を込めて)

EK9へのラブレター(惜別の意を込めて)RSの納車が(何事も無ければ)1/23と決まり、ついに、ついにEK9からの卒業が決定しました。あと1カ月弱で、惚れこんで買ったEK9と離別となります。

思い返せば1996年のニュースが最初でした。
シビックに、タイプRが設定される。
そのニュースで発表されたフォルムを見て「なんてきれいな車なんだ」と一目ぼれしたのがEK9とのファーストコンタクトでした。

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初代NSX-RやDC2から引き継いだエクステリアの各種アイコンである赤バッチ、チャンピオンシップホワイトのボディと白いホイールのいで立ちは白無垢衣装にワンポイントでかんざしを挿した花嫁のごとく清楚なのに、寄るとアンダーをぐるりと武装したエアロと大きなリアスポイラーが主張して凛とした佇まいとなる。

惚れるしかないでしょ。

当時は92で走り回るコゾーでクッソ貧乏のため、指をくわえて見るだけだったこの車体。マジでアイドルでした。
その後プライベートは上京も含め大きく畝って捻ってひっくり返ってすったもんだですっかりEK9の事なんざ忘れる日々が続いていました。

そんな2004年、縁があって2万円で買ったボルボのインジェクターがお亡くなりになり「欲しい車無いの?」と当時お世話になってた某中古販売の会社の社員の方に言われた時、やきぼっくいに火が付いたんです。

EK9のフルノーマル、探してくれ。

・・・それから数か月っ!

音沙汰もなく、やはりきったはったすったもんだのきりもみ飛行のような仕事の嵐の中忘れ去ってしまった頃、内線の電話が鳴りました。

「230万で即決するなら押さえるよ!」

「OK!」

迷いはありませんでした。

そして納車日。
何の感慨もなく捨て去ったボルボで店舗に向かい、今のEK9と対面しました。

運転席のドアを開ければ真っ赤なフロアマットとレカロシート、そしてモモステが鎮座し、そこに収まれば小ぶりで表面の抵抗が全くないチタン製のシフトノブが操作しろと囁いてきます。



絶滅したイグニッションキーにキーを差し込み、捻る。
軽やかだけどノーマルテンロクとは思えない排気音と共に、B16Bが目覚めました。

なんこれ。

走り始めると、その異様さに気が付きました。
エンジンレスポンスが、鬼。
ブレーキタッチが、鬼。
ステアリングのトレース性が、鬼。
ハンドルやレカロを介して腰から伝わる情報が、鬼。

何も悩まず、車が伝えてくる情報で動かせる。

なんこれ。

車を走らせる快楽の塊でした。
車を操ることを考える人ならわかる。
車を走らせることに興味が無い人には全くわからない。
ホンダのスキものが自分の乗りたい車を純粋に突き詰めて作った結晶がそこにありました。
官能的とは、まさにこの事なんでしょう。

なんこれ。

その後は猿のように走りました。
アレを覚えた猿がアレなのはこういうアレかと。
あっちやこっちやウネウネクネクネビュンビュンドカーンと、それはもう本当に破産寸前になるまで走りました。破産のほうはその後ハマったバイクのほうが影響がでかいんですが。。。

もし結婚していなかったら破産して全部手放して朽ち果てていた可能性がありますが、嫁さんが「買い物の足は必要だから」と温情で残してもらって、入手からなんだかんだと20年。

週末の買い物で。
時には帰省のロングドライブで。
ホントにたまにワインディングを流して。
その楽しさ、素晴らしさは全く色あせることはありませんでした。

実用的には義父や義母も乗せて旅行に行ったり、本当に懐が深い車でした。
所有していた期間は極まって幸せな時間と断言できます。

イグニッションキーを捻れば、手に入れた直後の快楽の時間に脳みそが直結して、手足のように動かせる。なんと楽しいことか。なんと素晴らしいおもちゃであることか。

少しずつ忍び寄る経年劣化や、自分の老化による硬い足回りへの悲鳴などもありましたが、200万強というバーゲンプライスでこんなに官能的で楽しくてちょうどいい大きさで実用性の高い凄い車は2度と出ないと思います。FL5もバーゲンですが、手足のように操る楽しさは今のタイプRにはありません(RSにはその香りを感じましたが)。

手放すルートはもう決まっていて、お店の方と少し会話させていただきましたがとても真摯にEK9と向き合える方でした。安心して手放せます。20年近く乗りましたが、次の所有者にバトンを渡せそうなことに安堵しています。もう作れない車なので。

正月の帰省で最後のロングドライブをしますが、天気も良さそうなので気持ちよく走れそうです。あと少しだけ、よろしく頼むよEK9。

今日はそんな感じで。

おまけ。

今なおEK9を所有される方へ、大事に大切に愛してあげて下さい。

そしてこれからEK9を所有しようとされる方。
補修部品の絶版や経年劣化など、維持費用も含め茨の道です。
その覚悟があるなら、ぜひEK9を愛してあげて下さい。
それに見合う快楽と楽しさをもたらしてくれますから。
Posted at 2024/12/26 12:30:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | シビックタイプR(EK9) | 日記

プロフィール

「@しびっくま9000rpm そんな罠があるの知りませんでした。」
何シテル?   01/24 12:09
2025/1/30~ 1週間の納車後インターバルの後、標準顔ホワイトのシビックRSユーザーとなりました。 まだこの車のユーザーとして書けることが殆どないので...
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