
シビックRS関連で欲しかったインタビュー記事があったので、紹介。
今月登場する改良シビックについて開発責任者の明本禧洙氏と橋本洋平氏が対談 「一番最高のパーツを日本に集めて作ったのがRS」
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1622084.html
(Car Watch)
シビックは世界中で130か国に販売してるクルマで、それぞれの地域でいろんなモデル、いろんな好みに、あるいは道路環境に合わせたモデルがあります。そのモデルの一番最高のパーツを日本に集めて、今回作ったのがこのRS
最高かどうかは置いといて、国別グレードやタイプRの部品で使えそうなものをかき集めてテストしたんでしょうね。
車の開発はえらく金がかかるのは知ってるんですが、日本専売、しかも売れないマニュアル車(マニュアルの販売比率5割とか言ってますけど、分母は数百台ですからね、シビックのガソリン標準車)。(稼がない)スポーツグレードが(どう考えても)嫌いな今の経営陣を説得するために、こういう技を使ったのかと。
Youtubeで評論家のコメントが微妙にぶれていたんですが、これで基本的に部品は流用で賄ってるという確証が持てました。細々とした部品のチューニング(調律)は、部品は新規作成ではなくて世界中のシビックのグレードのありもの部品からチョイスした、と(RSのバッチすら、他国ではグレードにあるので)。専用に作ったのはECUのプログラム変更ぐらいじゃないかと。
これ、けなしてるのではなく感心してるんです。この手法なら(開発)人件費と輸送費が捻出できれば、テスト機は作ることができる。ひょっとしたらFitなどの他車種のRSも似たような手法で作ってるのかもしれませんが。
まぁ、だからこそ国ごとに規制が異なるエンジンは米国のモアパワーのSi仕様を持ってこれなかったのでしょうけど。騒音規制が引っ掛かったらしいんですが、マフラー含む排気系さえ新規開発できないあたりに開発コストの圧縮の厳しさが垣間見えます。それでお値段がこれだけアップするのが、今のご時世なんでしょう。高いと文句言う人は、中古の流通を待てばよいし(初代86だって、当時価格にいろいろ言われてた回答がこれだった)。
自分は新車を買ったことがなかったので、今回は自分色に染めて長く乗ることを選んでますけど、待てる人はこうやって新車を買った人のレビューを聞きながら中古流通が始まるのを待つのは手だと思います。そこまで硬い足じゃないし、エンジンも鬼馬力じゃない分、へたりもそれほど出にくいはず。
そんなわけで、高いと言ってる人にこそ知ってほしい情報でした。ここまで必死にコストカットして作ってるようですよ、と。
※シビックRS専用ブログを作ってみました。
CIVIC RS(’24)購入日記 ※仮題ですが、一旦これで。
https://civic-rs.blogspot.com/
Posted at 2024/09/09 12:02:55 | |
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