中高年向け…というのは。

新型WRX　STIとS4が発売されて売れ行きも好調なようで嬉しく思います。
ただ毎回気になるのがお値段。
S4は前期型のAラインとあまり変わらずに３１０万～３３０万。それでも少し値上がりに？
STIの方はノーマル版とタイプSと分かれて、３５１万～３８１万。
消費税入れればタイプSは４１０万超えてしまいます…。
＋３０万では豪華すぎる装備も搭載していますが、支払い総額が気になります。
スバルの新たなフラグシップモデルとして送り出したならそのお値段も納得かもしれませんし、今までも好調な売れ行きを見る限り、そのような位置づけでもよいのかな～とも。

しかしこれだけの支払いを免許とって直ぐに背負っていけるのか、貯蓄はあるのかと問われれば厳しくなってきますよね。
車が好きでも買えないジレンマが生まれそうです。
そしてお金が無い若者をターゲット層にしていないのか、雑誌等で書かれている「ゆとりをもった中高年層に向けアピールしています」という部分。
これは各メーカーでも多様な高級車へとなってしまった車たちも同じなのでしょう。
販売価格の上昇に伴い、購入出来る層が限られてくる。
若者は興味があってもお金が付いてこない場合もあるので買えない人も。
安全装備や質感、性能などの向上と値段を据え置くというのは両立が難しいのかもしれませんけど、これでは若者が欲しい車を買えなくなっていく流れが加速しそうな気が。

若者の車離れや免許保有率の低下に伴い、企業としては収益を上げるために購入してくれる層向けの車作りが必要とされているのでしょうけど、もっと気軽に購入出来るような車、興味を持ってもらえる車作りというのもお願いしたいところです。
売り出して購入層が予想に反して中高年層が～というのは分かりますけど、最初から若者の事を見ていない売り方に疑問を感じてしまうのはおかしいのでしょうか…。