天気があまり良くない予報になっていましたが、今月は遠征強化月間ということで出兵することにしました。
長野県へ道の駅巡りもよいのですが、上信越道の工事具合を調べきれていなかったので関越道方面へ出向くことに。
たまたま地図を見ていて目に入った巨大な人造湖が、偶然にも群生しているようなので早速ダム活に向かいました。
紅葉の始まったであろう奥只見も魅力でしたが、付近の南魚沼を訪れていたときに行っていないダムがあるのを思い出します。
地図上で水色の幅が大きいので期待できるぞ!と意気込んでやって来たのが、
三国川ダムです。(さぐりがわと呼ぶそうです)
堤高119.5Mのロックフィル式ダム。
南魚沼から六日市方面へ向かいつつ県道233号を山手へ進んでいくと遠目からでも分かる巨大さが素晴らしいです。
巨大な岩山があるとダムに来たな~と思わされます。
ダム湖は渇水の時期なので岩肌露出で寂しい感じ。春先とかの満水で放流している様も見てみたいですね~
この付近ではしゃくなげが有名な模様で、付近の公園やダムに彫刻が施されたりしていますのでソチラも観光できることでしょう。
またダム内部の見学も受け付けているようなので家族連れでも楽しめそうですね。
ダムカードは9時から情報館で頂けるのでしっかり頂戴してきました。
お次はR17に乗り道の駅みつまた方面へ進みます。
ほどよく群馬県が見えてくるかな~?というところで国道を右折。
ロープーウェイ乗り場の横を通り過ぎて奥に進めば、
二居ダムに辿り着きます。
堤高87Mのロックフィル式ダム。
やや小さいかな?と思われますが、この上流に揚水発電用のカッサダムが存在し両方で発電に勤しんでいるダムなので役割は重要です。
ダム手前に変電所があり本体が良く見渡せないのが難点でしょうか。
しかし前述のロープーウェイに乗れば上空から見下ろすことが可能な模様。
尚、カッサダムは逆に「開かれていない」ダムなのでロープーウェイで見下ろすことでしか拝めないレア度を誇るようです。
これは少し残念に…思う必要はありません!
二居ダムの横にOKKYの愛称で呼ばれる奥清津発電所の施設が有り、
バルブや発電機などの見学が自由に出来るんです!
申し込み不要!入場無料!ダムカード添付!と嬉しい要素満載ですね~
新潟県に引き続きは群馬県へ。
有名な苗場を横目にしながら峠道で霧が発生したりするR17を進んでいくと、その国道沿いに立地するというアクセスの良さが売りの、
相俣ダムが現れます。
堤高67Mの重力式コンクリートダム。
ゲートが小さいな~と思いますが、管理事務所や情報館などが立地する土地全てがダム堤防になっているので広いダムです。
緊急用へリポートも完備の利便性もあるダムになっています。
ダム湖は、
百選プレートを装備したお墨付き。
やはり水量が物足りないと思うのですが、そこは
自作ダムカードで補いましょう!
オリジナルダムカードが手に入るかも?
続いてR17からR291へ接続。
関東地方の水源である利根川を北上していきます。
道中は中央線はありますがやや狭く、山栗のこれでもかという洗礼の浴びた道路を走っていけば道中に、
藤原ダムが立地しています。
堤高95Mの重力式コンクリートダムで、道中の県道63号線を通れば必ず見えますし管理事務所も道路から直ぐというアクセスの良さ。
お?ダムぢゃん。ちょっと寄ろうか。ぐらいの乗りで行けるのが良いですね。
人造湖は藤原湖と呼ばれ、奥利根三湖の一角を成すそうです。
ここから立ち寄っていくのは利根川水系8ダムと呼ばれるダムばかりだそうで、期待が高まります。
引き続き県道63号線を進み、スキー場や温泉施設を横目に進んでいくととある地点で分岐があります。
先ずは左側に進んでいくと何も無い山中に、
須田貝ダムが現れます。
堤高72Mの重力式コンクリートダムで、人造湖は洞元湖と呼ばれており先の奥利根三湖の一角を形成します。
が、周囲には何もなく、ダムへは近づけないので遠めに眺めることしか出来ないのが寂しいところです。
須田貝ダムから先へ進もうとすると時間式のゲートが設置されています。
後述しますが、中央線は無いけども制限速度30キロの道を約10キロ程進めば見えてくるのが、
矢木沢ダムです。
堤高131Mのアーチ式コンクリートダムで、アーチ式では全国で5番目に大きいダムになります。
このダムの変わった点として「複合」が挙げられ、主ダムはアーチ式ですが洪水吐き部は重力式コンクリート、その横に浸水防止にロックフィル式が組み合わされ3合成のダムという非常に珍しい構造になっています。
更に言えばアーチ式ダムですが、洪水吐きがその主たる部分には存在しないという変わったダムです。
訪れたときは天蓋道路は工事中で立ち入り出来なかったので、
後姿だけでも撮影してきました。
人造湖は奥利根湖と呼ばれ奥利根三湖の一角を形成します。
ダム湖百選にも選ばれているのでアーチ式の堤防から眺める様はキレイなことでしょう。
一つ難があるのは須田貝ダムから先に進む道しか無いのに加えてその道路が11月末で冬季閉鎖されてしまうことです。
今の時期は陽の出ている時間帯も短いので道路の閉鎖時間も早まっていますのでお気をつけ。
冬季入れないのは奥只見ダムと同じですね。
来た道を山栗トラップ避けつつ戻り県道63号線を来るときに進まなかった右方向へ。
程なくして案内看板が現れるので先ずは下道へ降りてきて見上げることが出来るのは、
奈良俣ダムです。
堤高158Mのロックフィル式のダム。見よ!このド迫力!!と言わんばかりの存在感が凄いです。
ロックフィル式だけで見るなら全国3位の規模を誇るので一見の価値有りです。
この見上げる場所から天蓋までは遊歩道が整備されており、体力に自信のある方は700段の階段で頂上を目指したりなんてことが出来ます。
一度離脱して車で今度は上層へ行くと情報館と管理事務所へ進めます。
上から覗いた人造湖は、
ダム湖百選にも選ばれている
ならまた湖です。
風もなく静かな湖面を眺める様は何処までもリラックス出来る事でしょう。
山奥のダムに来るほどに山肌の光景と静けさが手に入るので足を運ぶ価値は十分ですよね!
今回のダム活はこれにて終了しましたが、細かく探せば魅力的なダムはまだまだ存在します。
ダムカードも知名度上昇で案内看板に「ダムカードこちら」なんて普通に書いてあったりと流れを感じる事も。
最近では砂防ダムの画像を撮ってくれば砂防ダムカードなるものも貰えたりとダムが注目?されているかもしれませんね。
巨大人工物は憧れが詰まっているので他県にもまだまだダムを求めて足を伸ばしに行きたいものです。