2013年05月26日
「車が楽しい」と「車が危険」は紙一重
GW明けてから、阿蘇で起きたMR-Sの事故が俺ことだと思ってたと何度か業者さんに言われて、最初何のことかよく分からずにスルーしていたんです。
でも今日も言われたので、少し話しを聞いたところワイドボディでターボでいろいろ改造されてて・・・ということで、確かに俺と思われても仕方がない車の仕様。
今日の業者さんは「○○君!MR-Sで横転したのにまた生還できたの!?」とビックリされていました。
今のMR-Sとは違いますが、20歳くらいのときにもMR-Sに乗っていました。
そして山道で単独の横転事故をして廃車。
今回の事故とは、ほんと炎上したかしなかったかの差だと思います。
「運悪く炎上した」
のではありません。
俺の方が「運良く炎上しなかった」んです。
車が、ましてスポーツカーが横転するなんて信じられない方もいるかもしれませんが、実際いろいろな不運が重なってどのような事故でも起こり得ます。
この事故をされた方も話によると200近くは出していたということで、普通であれば攻めていて限界を超えたとか、そんなに飛ばすから、という意見もあるかと思いますが、もしかするといつもならまだ余裕がある速度だったのかもしれませんし、不意にくしゃみが出てタイミングがズレたのかもしれません。
俺は横転事故の直前の記憶がほとんど有りませんのでハッキリとは分かりませんが、退院後に自分の事故現場で状況を予測してみると、右カーブの内側急斜面(ほぼ壁)にノーブレーキで突っ込み、そのまま2mほど斜め上方向に傷がありましたので登ったのでしょう。車両も右前が大破していました。
そして車両左後方から着地し、そのあと左前が着地。
左前が着地した場所が運悪く側溝だった為、そこに引っ掛り横転。ひっくり返ったまま10m以上滑って停車。あと5mほどで崖下でした。
おでこを擦りながら、目の前でAピラーと地面から発生している火花の映像は今でも覚えています。
偶然が幾つか重なって起きた横転事故ですが、街灯なんて皆無の真っ暗闇の状況で、すぐに病院に緊急入院できたのもたくさんの偶然が重なってできたことです。
入院中、営業所に置かれたMR-Sを見た同僚からは、確実に俺は死んだと思われていたみたいです。
MR-Sなぞで横転事故をすると、簡単にAピラーは可倒しますし幌なんて骨組みから千切れて飛んでいきます。純正シートのヘッドレスト部位も首の位置まで削り取られていました。
もし社外シートにしていたら、もし少しでもGで車両の外に身体が出てしまっていたら・・・いくら考えても尽きませんが、みなさんも今自分が乗っている車はどういうものかをしっかり把握し、楽しむときと抑えるときのメリハリをもって運転を心掛けてください。
事故をしても無事なら後々笑い話にもできたりしますが、そうでないなら周りに悲しみしか残りません。
そのことを頭の片隅にでも置きながら、事故のない良いカーライフを送ってほしいものです。
亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。
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Posted at
2013/05/26 02:33:05
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