あ・ら・フォーde Viewのブログ一覧

本日、仕事を少し早く切り上げ、妻ソリオ号で宮城県石巻市に向かいました。

と、言うのも、先日電話があったからです。

「長く待たせて申し訳なっかたね。完成したよ。暇をみて、取りにおいで。」



そう。
思えば、東日本大震災のほんの２か月前に自宅建築１０年記念に彫師の方に注文していたのでした。


皆さんは「釜神（かまがみ）さま」というのをご存知ですか?
諸説ありますが、自宅の土間（かまど）、今でいう台所に祀っていた守り神さまなんです。
宮城県の北部から岩手県まで広く信仰されていたのですが、現在は消滅の一途をたどっています。

火の神さまで、大きい意味で自宅を「火」から守ってくれると信じられているんです。


我が家も釜神様に守ってもらえるように、有名な彫師の方に制作をお願いしていたのでした。



その後記憶に新しい大震災にあい、彫師の方も地震と津波の被害にあわれ、命はあったものの現在仮設住宅で生活をされておりました。

作業場を津波で失くし、お願いしていた釜神様も状況が状況ですので…、キャンセルしますと話したんですが、「生きがいだから彫らせてくれ」と言われ…。気長に待ちますとの約束をしていたんですね。


その釜神様が完成したとの連絡でした。
仕事なんてしている場合ではない(笑)

天気はあいにくの曇り空でしたが、とても楽しみにしていたので足取りは軽やかです。


彫師の方と大変だったこの２年間の話を聞き、たくさんのお礼をして帰宅しました。


自宅に着き、早速祀らせてもらいましたよ。


我が家には残念ながら土間はありません。

玄関を入ってすぐの正面。地窓の前に祀らせてもらいました。


どうでしょう。
怖い顔です。


魔除けの神様なので、威嚇した顔つきをされているんですね。


全体的にこんな感じに。



これからずっと我が家を見守ってくれることでしょう。
子供、出来れば孫の代、その先まで引き継いでもらいたいです。


固い話になりましたが、先日お友達になっていただいたクワトロハジーナさんのブログで、自宅の近くで火事があったとの記事がありました。

火事は台所からだけ発生するとは限りませんが、火事は自分の命や思い出まで失ってしまう、とても悲しい、恐ろしいものです。

今回とてもタイムリーな話だったのでブログってみました。



こんな真面目な話をすると…

今日は酒が入っていないな!?

と、思われそうですが…

既に1.5L飲んでますよ～(笑)


泥酔してます。


たまには真面目にしてもバチはあたりませんよね。



次回予告
「潜入!!あらフォーの書斎へ!!!」
(大嘘)