学校訪問初日。
カントリーロードをドライブし、指定時刻前にレセプションへ。
この後アドミッション担当者とご挨拶し雑談もそこそこに早速面談開始。
次々と担当者から質問され自分の言葉で自分の考えや希望を述べる娘を見て大人になったとバカ親になり感心する。めったに見れない真剣な話方、話の間にジョークを挟み関西人らしく笑いを取ったり。
1時間余り会話が続き質問も終えたところで校内をご案内頂くことに....。

街全体が学校敷地で各目的ごとの建物が立ち並ぶ。

パブリックスクールには必ずある教会。学校の中心、毎朝集まりここで一人づつ皆の前で演説が行われる(輪番制)。

学校の食堂、ビュッフェ形式。メニューは豊富!建物は古いが中は近代的です。
(おいしく頂きました。)

アジア人もプライズもらってます。
日本の中高校と違い親の方は直接的には入試や面接に関して何もすることが無い。
今回も、娘とは別のソファ座り横で聞いてるだけたまに質問したりする程度。
学校は生徒のパーソナリティーをみて合否判定を行うようです。
今回は入試なしで面談と校内の視察。
(面談で試験OKとなればSG帰国後オンラインで行う)
※ここで英国と日本の学校システムの違いなどをご説明。
ご家庭の教育方針選択のご参考になれば幸いです。
特にIBカリキュラムを選択されるご家庭向きとおもいます。
(注:個人的見解も含みます。)
いわゆる英国パブリックスクールに分類する学校は全てインデペンデントスクールです。
日本のように文科省からの補助金で運営されているのではなく、それぞれの学校基金で運営され自由なカリキュラムや校風で運営され伝統が重んじられます。
勿論、英国の学習基準は明確に有りますが、それは卒業資格検定試験を国が行う事で基準を満たしている。
なので学校ごとに校風など異なっていてこれが非常に興味深いところです。
このアドミッション受付までがなかなかハードルが高く、エントリーからアドミッション受付、面談まで長いところでは3年前(小学校低学年)からエントリーするような学校もあります。
幸いながら我が娘は途中入学?(中3相当)なので学年に空席がある学校が見つかり即エントリー可能になりました。
しかしながら、ハードルが下がるわけではなく同じように選考基準があり、最後はヘッドマスターが決済する仕組みです。
なので今回もダメもとで家族旅行気分で楽しんできました(笑)。
各校組織のTOPであるヘッドマスター(校長にあたる)がパブリックスクールでは絶大な権力者で日本の学校システムでは校長職と文科省役人も兼ねた?ような絶大な権限があります。予算執行権や人事権、カリキュラム、寮のシステム果ては学費まで。
このように基本的システムが統制的な日本型と全く異なり、英国式学校システムの最大の特徴です。
人間教育の根幹にかかわる違いと個人的には考えています。
例えば、はみ出た人ものびのび育つそんな土壌があると思います。それは英国首相を見ていればわかるような気がします(笑)。
今回の転校には教育カリキュラム変更希望が元々ありました。
前回述べたように我が家はInternationlBaccarorealte(略称:IB)で小学生から学び教科横断型探求学習が非常に合っていたと思いますが、ディプロマ学年になるとハイレベルとローレベルそれぞれ3科目合計6科目を専門的に深く学ぶ必要がありこれがかなりハードであることがIBの特徴でもあります。その代わり大学入試でかなり優遇されますが。(40点以上取ることが目標です)
IBカリキュラムの総仕上げIBDPの教科選択がIBカリキュラムの最も重要な選択で、この選択が将来を左右するといっても過言ではありません。
我が家の今回の転校劇の最大の理由がこれです。
今の学校では娘に合っているDPカリキュラム選択ができない事がわかった時点でディプロマ基準での学校選択と下の娘はIBカリキュラムとは別のA-LAVEL(英国式)に乗り換えるという二つの大きな選択がありました。
IB(日本式記憶力重視とは真逆の考える力を養う学習スタイルです)はそのカリキュラムがあっている子供とそうで無い子供がいるのも事実。
また下の娘のようにIB探求学習大好きでも、DPで6科目選択必須はかなりキツイ(効率が悪い?)という事実もあります。
という事で、お姉ちゃんはIBDPで自分に合う教科選択できるIB校に転校、妹は英国でA-LEVELからシックスフォームで大学へという選択肢を取ることに。
長くなりまた少々固くなりましたので続きは次回へ....。
次は英国ボーディングスクール寮の内部など軽く(笑)紹介します。
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Posted at
2020/06/04 10:11:56