
私共夫婦は、仕事と子供たちの都合で年16週ほど海外で生活し、日本を拠点に暮らしております。(昨年も継続渡航しています。)
よく日本の方に聞かれることは「海外旅行大丈夫ですか?」、「きけんでは?」または「入国拒否されるのでは?」などの質問がほんとに多いです。
みなさま関心がおありのようで、現状を簡単に話すと驚かれたり批判的な目で見られる方も中にはおられます。
どちらにせよ、それは皆さん見知っている報道されてるいることとかなり乖離があるからではないでしょうか?
今回は海外渡航の現時点リアル情報をお伝えしておこうと思います。
21年11月中ごろ帰国した時点での情報です。
「お勧め」というよりも実際の状態を知っていただければと思います。
現時点ではまずは国内旅行がわが国には優先です。
そして一度、頭の情報をリセットしてお読みくだされば幸いです。
実は、すでに仕事や留学で特別な事由がなくとも海外渡航可能。
参考資料:在ドイツ日本領事館HPより

ワクチン接種後14日以上経過していれば、入国理由疎明書も不要!
ということで、日本人の74%の方はパスポートとワクチン接種証明書と入国前72時間以内のPCR検査陰性証明書で出国できます。
ワクチン未接種でも更に入国疎明資料添付でOKです。
例えば、親族がEU在住などの場合はIDカードのコピー提示だけでよい。
さらに今は航空券含めセールが続いておりお得度がかなり高い。
もちろん変更やキャンセルも可能です。(どのクラスでも!)
現地ホテルも安いです。
観光地も空いてます。
レストランも空いてます。
さらに。
C国の団体様が”ゼロ”!
このチャンスを利用して自分の目で海外と日本の現状比べてみればいい学びの機会になると思います。

ですが現実は、日本発着便は多くが運休にかかわらず、未だに空席のほうが多い状態で、ボーディングタイムが来たら、あっという間に全員が搭乗し離陸する状態。
EU内空港は待ち時間を要します。
通常7,8割近い込み具合に加え、検疫情報チェックが入るため早めに空港に行く必要があります。
今は突然キャンセル便になることもなくなりました。
逆に日本発着便はいわば待ち時間が極端に少なく、ストレスフリーな旅になっています。
免税店もほとんど休業中ですが数件は営業していて常に割引キャンペーン中です。(海外空港はほぼ元通りになりました)
ブランドショップ等も中には営業中の店もあります。
非常に買い物がしやすいと家内は言っております。
※国内エアラインラウンジはまだ休業中ですが、海外空港は既にほぼ通常営業しています。
留意点は、日本帰国時の空港での待機時間です。
まずは入国前72時間以内のPCRテスト陰性証明チェック、アプリインストール、隔離諸手続きなどが続きます。
さらにPCR検査の検疫待ち。すべて含んで着陸後2~4時間かかります。
これでも短くなったほうで、年前半は着陸→到着ゲート出るまで6時間かかっていました(成田)。
この間の欧州空港の入国検査は年初はPCRスクリーニングがあっても1時間程度で通常時より早いくらいでした。入国審査の書類チェックが増えた程度。PCR検査実施、結果を待たず入国し陽性者は翌日ホテルにお迎えが来るシステムでした。空港で長時間待機はありません。
英国は5日間のホテル待機が義務でした。
毎日NHSから確認callが有り同じ文言を聞かされる事になります(笑)。
現状は渡航者が増加した影響で待ち時間が逆に長くなりほぼ通常の状態に戻ってます。
日本帰国時のホテル隔離は多くの国は対象でなくなりましたのでゲートを出た後は、即ご自宅に帰宅可能。(親族お迎えもしくはマイカー推奨)
英国はいまだに3日間のホテル隔離ですので、わが娘は来月帰国便で羽田隔離です。(直行便運航されてるだけでもありがたいのですが。。)
娘曰く、隔離中も楽しんでるからぜんぜんOK!と言ってますが…。
隔離中のホテル暮らしも慣れれば悪いものではありません。
次に。
ウイルスの件を心配されている方がまだ見受けられます。
確率計算してみれば明白ですが交通事故以下ですし、明白な既往症のある方以外でしたら普通に心配いらないと私は考えますので、個人としては特に気にかけたことはありません。
実際に海外生活上ですが、特段普通に生活していて何十回とantigenやPCRテスト受けていますが陰性しか出ません。(英国の娘の方も毎週全生徒ANTIGENチェックがあります)陽性になる確率は宝くじ並以下です。感染は数十万/1、発症となるとほぼ××です。(自主規制)
参考ですが、海外のPCR検査のcycle値はWHOの推奨値以下30前後です。
日本はcycle値がWHO推奨値(35以下、注:8月に27に改訂されてました。)より高い40から45と通常は設定しない希な数値にされていますので検査母数に比例し、相当多くの擬陽性がでています。(サイクル値は1下がれば自乗分倍率低下)
感染者(検査陽性者)が低下した要因がここにもあるという事でしょう。
なので欧州でも普通に生活していても何の心配も不要。(もちろん国内でもさらに10倍以上安全)
欧州は公共の施設は陰性証明かワクチン証明書提示しなければいけません。
飲食や宿泊施設も証明書掲示求められる場合があります。
民間はルールが完全に守られているわけではありません、自発的サボタージュしています。批判も特にみられない。ワクチン関連の抗議デモは頻発してます。
どちらにせよ、手洗いうがいなど基本的なことを守ればマスクも神経質になる必要もありません。
日本の報道機関信頼度を皆様がそれぞれどの程度見ておられるかによるでしょうが、ご自身で現状の数値を調べられてみれば完全に納得できると思います。
我が国はもともと従順な国民性の上に、さらに敗戦国の流儀を躾けられたがゆえに、海外の2倍もの報道機関信頼指数ですが、いっそこの機会に冷静に検証されることをお勧めします。
(批判ではなく、我が国の報道機関の近代史的成立プロセスからその特徴、立ち位置は変えられませんので、国民は承知しておく必要があると考えます)
〈おまけ〉地方紙のコラム。
もはや大手新聞紙上は議論する場ではなくなったよう。言論統制?(赤囲みは掲載HPによる)