目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
メットインオープナーを電動化して、数日が経過し気になることがある。それはシートを開けようとすると既に開いている事が有るのである・・・?最初は、閉め忘れたのかと思っていたのだが、確実にロックを確認した後も開いている時が有るので、何らかの不具合が発生しているようだ・・・
そこで不具合の原因を考えてみる。①スイッチの接点不良、②アース配線ショート、③ソレノイド本体。
まず最初にやったのがエンジンを掛けたまま放置しシートが空くかどうか様子を見てみた。10分程、放置したが開くことはなかった。どうやら走行中に症状が出るようだ。
次に考えたのは、電気的な原因は薄いと考えバイクの特性とソレノイドの構造を考えてみた。バイクは、車に比べ急発進、急制動を繰り返し振動も大きい。ソレノイドの構造は、ワイヤー付きの鉄の重りを電磁石で引っ張る。(分解した訳ではないので想像)
このバイク特性とソレノイドの構造を組み合わせて考えてみると何となく原因が見えてきた。
それは、急制動とソレノイドの設置角度の関係。
ソレノイドは、ワイヤーの動きを考慮しバイクに対し水平に取り付けてある。バイクが急制動した時、ソレノイドの重りが前方に移動しワイヤーが引っぱられ結果的にシートロックがオープンするのではないか?
この仮説を元にソレノイドの角度を水平から前上がりに調整してみた。結果は、良好で、シートが空くことはなくなった。
2
シートが勝手に開くこともなくなり使い勝手も良く非常に便利なったのだが、ただ一つだけ不満な点がある。それは、キーをOFFにすると使えないことだ。
バイクに乗る時は、リモコンエンジンスターターまたは、メカニカルキーでエンジンを掛けスイッチを押せばシートを空けメットを取り出す事ができる。
問題は、バイクを降りる時だエンジンを切るスタンドを立てる。ここでスイッチを押してシートを開けたい所なのだがOFFになっているのでシートが開かない・・・ ここで開けばもっと便利になるのだが・・・
では、開くように改良しましょう♪常時電源に繋げばいつでも開けられるのですが、これでは防犯上よくありません。なのでキーOFF後30秒間だけメットインオープナーのスイッチが有効になるようにエーモンのタイマーユニットを組み込んでみました。
3
タイマーユニットを組み込むのは、それほど大変な事ではないのですがスイッチに付いてるLED照明もスイッチが有効な時も光らせたかったのでフロントカバーをバラシ配線を引っぱってくる作業がめんどくさかった。
最初から同時にやれば良かったのだが・・・
実は、メットインオープナーを電動化するにあたりタイマーユニットも組み込む予定ではあったが、メットインオープナー電動化自体の取説や配線図がある訳でもなく手探りの作業で、あるのは自分で書いた手書きの配線図のみ・・・ 実際に完成できるか分からなかったのでタイマーユニットを手配しても無駄になる可能性があったからだ。
4
数回にわたり車体をバラシ、配線関係は、ソレノイドがマイナスコントロールでLED照明がプラスコントロール、タイマーユニットもプラスコントロール。配線の接続も複雑になり作業も大変であったが利便性で得る物も大きかった。
タイマーユニットを組み込んだお蔭でエンジンOFF後も30秒間スイッチが有効になりエンジンを止めてスタンドを立てるスイッチを押してシートを空けメットとグローブをしまう。この一連の動作の後スイッチがOFFとなりスイッチを押してもシートは開かなくなる。我ながら完璧なシステムだ(笑)
また、メットインオープナーの電動化が成功したことで、こんなことも出来るようになった。エンジンスターターでエンジンを掛けスイッチでシートを空けメットを取り出し、そのままキーレスで走行できる。ただしエンジンが掛かった後にもう一度エンジンスタートボタンを押さないと10分後エンジンが停止してしまう。もう一度ボタンを押すことでタイマーが解除されエンドレスとなる。エンジンを止める時は、リモコンのスイッチでOFFにする。
ちょいと作業は苦労しましたが様々な使い方でき自分的には満足な改造でした♪
これにて、リモコンエンジンスターター&電動メットインオープナー完結。
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