だいぶ前に某オークションで入手したアルミ削りだしの部品をブルーイングしました。トリップメーターをリセットするスイッチに装着するカバーです。
1000番まで磨きます。
ブルーイング液を塗る、表面に付いた煤のようなものを落とす。
これを繰り返すとだんだん青みがかった黒に染まるはず。
しかし、滑らかに磨き上げたアルミの表面が荒れるだけで染まりません。
どうしてだろう?
プロに訊いてみよう。
たまに覗きに行くミニカーとモデルガンの専門店で訊いてみました。
お店のおじさん曰く「削りだしのアルミは綺麗に染まらないのヨ。表面が荒れてボロボロと崩れるだけ。鋳物のアルミなら染まるけどね。だからアルミの着色はアルマイトだヨ。」とのこと。
店内のガラスケースの中には美しくブルーイングされたHW樹脂製のS&W M36が飾られていました。(ダイハード3の終盤、ヘリを落とすため電線に向けて発砲したのがこのスナブノーズ・リボルバー)木製グリップとの組み合わせが格好良い。
スチール製のパーツなら上手くいくらしい…。
もともとの用途を考えてみればスチールが染まるのは当然のはず。
エンジンハンガー(新品)を染めてみることにしました。
断面の凹凸を棒ヤスリで削ります。
安っぽく輝くメッキ層は薄く、軽く磨くだけで簡単に落とせました。
段差を平らにするのは意外と大変でした。
180番→320番
今度こそは深みのある青に染めてみたい。

Posted at 2019/06/28 23:55:15 | |
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