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法被ねずみfeat.Rutileの愛車 [その他 その他]

「街で見つけた名車たち」三菱車編

投稿日 : 2005年12月15日
1
当時から非常にマイナーな存在だったこのクルマ。
初代三菱デボネアです。デビューが1964年(昭和39年)で、以来1986年(昭和61年)までなんと22年もの間モデルチェンジすることなく販売されていたのです!

デザインは当時のアメ車をサイズダウンしたような雰囲気。エンジンも当初は2L直6があったそうですがいつの間にか2.6L直4となりクラウンやセド・グロと比較すると劣っていましたし、何よりクラウンやセド・グロよりはるかに知名度が低かった事もあり見かけることはほぼ皆無。事実上三菱の「放置プレイ」状態(爆)。

そんな初代デボネアも遂に22年の生涯を終え、1986年にFF&V6エンジンの2代目「デボネアV」へとフルモデルチェンジ。1992年に3代目、2000年にV8GDIエンジン搭載の「プラウディア」へとモデルチェンジしましたがとうとう最後までクラウン、セド・グロと肩を並ぶほどのネームバリューは得る事が出来ませんでした。

この写真もクラウン同様中古車店で撮りましたが(トヨタ編その1参照)、向かい側の車庫に置いてありプライスボードがなかったです。お店の人辺りが乗ってるのかな?結構綺麗ですし…。

でも今回、デボネアを見て懐かしいって思う人少ないと思われます。ボクを含めてあまり見かけなかったし、多分知らない方がほとんどだったりして(笑)。
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三菱ギャランのライトバンです。1973年ごろのモデルでしょうか?

ギャランは1962年に当時の三菱重工が発売したコルトがルーツ。1Lでスタートしたコルトはその後1.5Lまで排気量をアップ、1969年のフルモデルチェンジで「コルト・ギャラン」の名称で発売。

そもそもギャランの名称はコルトのサブネームだったんですね~。

その後コルトの名称がフェードアウトし、サブネームだったギャランを名乗るようになり、途中スペシャリティカー「ギャランGTO」を発売。1976年、さらにグレードアップしてフルモデルチェンジ、「ギャランΣ(シグマ)」へ発展しました。
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インパネも撮りました。
いかにも70年代前半のクルマといったインパネですね~。

助手席ドアの「ドクロ」は気にせずに…(笑)
4
この個体はフェンダーミラーをドアミラーにモディファイした以外ノーマルを保っているようで、ナンバーも「札44」とワンオーナー。

セダンやハードトップといった乗用タイプ以上にこのような商用バンを今時見かけるのってレアですね。
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2代目三菱デボネアV3000ロイヤルAMG
(S12AG)を御紹介します。


初代デボネア(当ページ1番目参照)はデビューが1964年。アメ車風のルックスを与えられたそれは80年代に入ってもモデルチェンジしないまま販売され続け『生きた化石』『シーラカンス』と揶揄されたことも…。

そんなデボネアも1986年、遂に22年ぶりに初めてのフルモデルチェンジを敢行し名前も『デボネアV(VとはV型6気筒エンジンの意味)』として再出発。

メカニズムは当時のギャランΣをベースにしたFFを採用、エンジンは新設計のV6・2Lと3Lを用意。

基本はクラウンやセドリック・グロリアをライバル視したLクラスサルーンですが、22年ぶりのモデルチェンジ以上にブッたまげたのがメルセデス・ベンツのチューナーとして有名なAMG社がプロデュースした『デボネアV3000ロイヤルAMG』。これは専用エアロパーツや革巻ステアリングホイールを採用した受注生産車。

メルセデスを弄る時はここまでやらないのに、AMGは三菱をナメていたのか(?)お世辞にも上品とはいえない無骨なエアロデザインが強烈!

この当時から現在のランエボに繋がる『三菱ガンダム路線』が展開されてたのでしょう。

外観はかなりスポーティですが、エンジンや足回りはベース車のままだったのでハンドリング云々を語れるクルマではなかったようです。

ちなみに型式名S12AGの『G』はAMG仕様のことを指し、車検証にこれが記載されていれば三菱のみならずAMGジャパン(当時)でもパーツを供給出来たのだとか。

もう一つ。1989~1990年に石原プロ・テレビ朝日が製作した刑事ドラマ『ゴリラ・警視庁捜査第8班』では三菱自動車が車両協力をしており、ギャランVR-4やガルウィング仕様のスタリオン、初代パジェロと共にこのデボネアV・AMGも活躍しました。
6
三菱プラウディア

2000年2月、これまでのデボネアに代わる三菱旗艦サルーンとして登場。
高級車らしいデカいメッキグリル。ウインドウデザイン、とくにB~Cピラーを見るとUCF20・21セルシオに近似。

エンジンは当時三菱が邁進していた直噴GDIで、4.5L V8(280PS)を横置き、なんとフロントで駆動!
(3.5L V6もあり)

車重も1990Kgとこれまたヘビー。

さらに、プラウディアをベースにしたリムジン『ディグニティ』まで存在。(こちらはさすがに見掛けないなぁ)

しかしデボネア同様、トヨタ・日産のライバル車に比べ知名度が遥かに低く、デビュー年の『リコール隠し問題』で会社の経営が悪化、100台/月ほどしか売れないプラウディアのようなクルマはお荷物となることから結局1年程度で生産終了。

これの兄弟が韓国の現代で販売されてますね。
7
1982年、乗用車感覚を持ったオフロードカーが誕生。
その名は…

三菱パジェロ

以前からオフロード車といえば耐久性や悪路走破性は高いが、乗り心地や騒音といった快適性は悪く、諦めざるを得ない状況。

また米国ウイリス社のライセンスを得てジープを生産していた三菱は、ライセンスの関係上『三菱ジープ』は輸出が不可能と言われていました。

そこで三菱は輸出も考慮し、ジープで培った4WD技術と乗用車感覚の内外装や走行性能、快適性を融合させた初代パジェロを開発。

パジェロが登場する以前にトヨタランドクルーザー60系、日産サファリ、いすゞロデオビッグホーンといったように乗用テイスト四駆がデビューしていたものの、後発ということもありパジェロの人気が徐々にアップ。

当初4ナンバーバン・ショートボディのみだったバリエーションも5ナンバーワゴンやロングボディ、AT車やV6・3Lガソリンエンジン車、最終型はワイドボディと常に改良を積み重ね『四駆=パジェロ』の代名詞ともなった一台。

また世界で過酷な『パリ・ダカール・ラリー』にも参戦、優勝など常に上位に喰い込む活躍。パリダカでの高性能や耐久性もまたパジェロ人気を一層加速させたといっても過言ではないでしょう。

以降、時代ごとに要求される性能を常に取り入れ、いよいよ2006年に4代目パジェロがデビュー。原点回帰ということで初代のイメージを現代的にした4代目。3ウエイツートンが復活したのもその現われでしょうか?
ただ、個人的には初代の純粋さが失われてしまった気がします。三菱SUVのフラッグシップとしての重責を担わなければならない使命は理解できますが、どんどん高級・大型化していってますね…。
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三菱デリカ・スターワゴン4WD

1979年にフルモデルチェンジした2代目デリカ・スターワゴンに4WDモデルが登場(1982年)。

まだ四駆システムは2WD⇔4WD手動切り替えのパートタイム方式で、同年デビューした初代パジェロのメカニズムを流用したと言われてますが、同社のピックアップトラック『フォルテ』のメカを流用したという説もあります。

2WD車より最低地上高をアップしたこともあり、悪路走破性もワンボックスカーとしては高かったのが売り!

当時四駆のワンボックスカーはまだ無い時代だったのでこのコンセプトが成功、初代パジェロと共にヒットし『RVの三菱』の礎を築いたモデル。
また、デリカ4WD登場以降他社もこぞって4WDワンボックスを投入しました。

1986年、3代目へとバトンタッチして以降もデリカは4WDモデルがメインとなり、2007年発売の5代目デリカD:5へと受け継がれています。

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この記事へのコメント

2008年8月18日 21:59
AMG…もしかすると
我々軍団車両…かもです。
(笑)
また失礼しました。
コメントへの返答
2008年8月19日 12:23
あらら、ガンチンR30友の会さんのお知り合いのAMGでしたか!?

実はDR30と同じ某通りで遭遇しました(^^;

今となってはレアなデボネアAMG…シブいですよね♪

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