8カ月使ってみての感想です。
最近お気に入りのオリエント。
オリエント時計についてのブログが少ないので、メーカーを応援する意味もこめて、詳細レビューです!
【外観】
ケース、ベルト共に質感は高いです。
文字板はサンレイ仕上げのシルバー。
風防はサファイアクリスタルが球面加工してあり、ワニ革ベルトと合わせて、クラシカルな雰囲気を醸し出してます。
インデックスの6と9がこの時計の個性かと思いますが、ちょっと安っぽいです。
せっかくレトロな雰囲気をまとっているのに、この6と9がどこかポップな印象を与えているような気がしないでもありません。
デザインの事は良く分かりませんが、縁取りを付けるとか、なんかこう、…惜しさを感じます。
ケース径 37.5mm、厚み 11mm
この大きさはオリエントスター現行機種の中では小ぶりであり、このサイズ感も購入の決め手になりました。(それでも大きめと思いますが。)
オリエントスターのラインナップは独特なデザインが多く、「いいなぁ」と思うものもあるのですが、大きく厚めの時計が多く、実物を見るまでもなく、候補落ちしてしまうという状況です。
38mm程度にしてくれたら、もっと魅力なのになぁという感じです。
あくまで30代半ば、腕細めの意見ですが…
【機械】
パワーリザーブ機構のついた時計は初めて購入しましたが、これがほんと便利。
残りの駆動時間が分かるのは安心です。
フルに巻いて40時間。
これは一般的もしくは少なめな性能かと思いますが、休日のみの使用ですので、特に短いと感じた事はありません。
ただし仕事等で毎日使用する方は、短く感じるかもしれません。
時刻合わせについて。
リューズと針の遊びが大きいような気がします。
時刻決定後、リューズを押し込む瞬間に、リューズが収まりの良い位置に僅かに回るようで、その瞬間に針が2,3分前後します。
これを回避するには、リューズをしっかり持ってゆっくり押し込むか、もしくは、遊び分だけリューズを逆回転させてから押し込まないといけません。
個体差なのか、オリエントはこういうものなのか分かりませんが、イマイチなポイントです。
【総評】
定価9万、実売6万円ちょい。
値段なりの部分もありますが、それでも、手巻き時計、パワーリザーブ機構、サファイアクリスタル、本ワニ革ベルト、これだけのスペックを考えると、コストパフォーマンスに優れる良い時計だと思います。
会社の仲間からは「もしかして高い?」と聞かれた事もありますし、それなりに見栄えがするのかもしれません。
ただしブランド力は皆無ですので、所有する満足感は薄いです。
でもラフに使うにはもったいない微妙な価格と、高い質感…
国内メーカーのいわゆる、「値段の割りに高品質…だけど華の無い感じ…」が好き嫌い分かれるところかと思いますが、どこか雰囲気のある、使ってみて分かる物の良さを感じる事ができる、そんな時計です。
以上、買ってよかったと思える腕時計でした。
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Posted at
2015/09/29 19:27:18