2012年04月11日
濃縮果汁還元よりストレート果汁の方が柔らかい味がするのは気のせいじゃないと思う。
POMジュースもストレート果汁の方が酸味がグッと柔らかい。
『愛媛のまじめなジュース』であるPOMジュース。
『ぽん』という言葉が愛媛の方言では言えたモンじゃない意味を持ってても…。
さて、今日は荷重のお話をしましょう。
3月下旬に異種交流戦として、眠り猫のようなエンジンの調教に加えて人間自身の荷重の勉強をしてきたので…。
荷重はタイヤ(車輌)が路面にへばりつくチカラ。
初心者には『ふわふわ』としたぼんやりとしたイメージで①あった方がいい②フロントに持ってくらしい などとあやふやな話が横行していて、掴みづらい事この上ない。
でも、知らないと基礎中の基礎でバカにされちゃいそうで、何となくも体感できちゃうから知ったふりを決め込んじゃいやすいモノでもあります。
さて、荷重って何よ?
タイヤのグリップに関して効果テキメンな魔法ですね。
そして、コーナリング前の制動力やコーナリング中の遠心力、立ち上がりの加速等でグリップが必要になる。
さて、タイヤのグリップにはおおよそ限界がある。
それを高めるためには…地面にタイヤを押し付ければゴムの抵抗力が強くなってグリップするわけです。
消しゴムを軽く擦るよか、強く押し付けた方がより紙とグリップしますし、消しゴムを擦るときに『よれ』も生まれます。
『よれ』は『Gをタメる』感覚ですね。
そう、グリップを産むマジックなのです。
でもね、ジュースは果汁100%の方がウマいと言うのが一般的だけど、クルマの荷重もやっぱり100%が一番ウマ味があるのかな?
…それはちょっと違う。
荷重って、グリップの上積みをしたい時には非常に素晴らしいんだけど、クルマはまっすぐ進むもの。
本来向かうべきGの方向はクルマから路面に向かって(下)ではなく『前』じゃないとイケナイんです。
そーなっと、荷重って前述した通り『抵抗』になっちゃうワケ。
だから、必要最小限の荷重で、コーナーを走り抜けた方がより抵抗が少ない。
イコール、速く走れるわけ。
そして、忘れちゃイケナイのは荷重を掛ければ掛けただけ『抜く』作業がいる。
急激に抜けば姿勢変化が大きくなり、振りッ返しが大きくなる。
鈍く抜いていけば、その分時間が掛かり『鈍』としたコーナーになる。
まぁ、そういう立ち上がりのコーナーもあるから、必要ならそうするんだけどね、
でも、抜くのに時間がかかれば抵抗があるままの立ち上がりとなり、加速への抵抗となる。
だから、必要以上の荷重は安定感は出るものの『スピード』や『キレ』のない走りになってしまいがちになるんです。
タクシー走りはなるべくGを掛けず、荷重を掛けないコーナリングですね。
逆に、走り屋さん系はGを掛けてグイッと曲がっていく。
何かあったときに(コントロール出来るならの前提つきで)対処する選択肢が残っているのは荷重走りなのですが、見渡せる範囲があってすぐに止まれそうな速度なら乗ってる人に負担がかからないのは、タクシー走り。
実は、コーナリングでの抵抗も燃費に係わります。
そして、サスペンションなどクルマへの負荷(=消耗)にも係わります。
たぶん、スキーならサスペンションにあたる『脚』特に膝への負荷にかかわるんじゃないかな?
必要な負荷(荷重)を自在にコントロールして、走り抜けていく。
んま、ここに前後左右のバランスや振り子の法則、どっかのマンガでお馴染みのコップの水を廻す理論などもあいまって、イロイロが成り立っているんだけど、まずは概略のお話から。
果汁100%が美味しいなら、130%にすると贅沢で嬉しい感が強いので、ドリンクバーのオレンジジュースは水のチューブを外して濃い目を作ります。
でもね、あえて100%じゃないバヤリースの『さらさらトマト』も結構イケます。
果汁の濃さもひとえには語れないやも知れません。^^
そして今回、考えるいい機会を与えてくれた今は眠りの中にいる人に感謝して。
本当に楽しく、クルマへの取り組みやイロイロを学ばせてもらいました。
Posted at 2012/04/11 22:22:18 | |
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くるまこらむ | クルマ
2012年01月03日
ヲイラの走行の根幹は『スムーズ』を中心に『強引』さを『しなやか』さで繋げている、と謂えばいいのかな?
元はと云えば『乱暴者』と呼ばれていたSが谷さんの走りに憧れていた。
でも、激しい運転を心掛けている自分に対して、一般的には『丁寧な運転を心掛けましょう』という流れが本流で、我流は随分と乖離しているし、『乱暴者』の運転は破綻が来ないのに、ヲイラはナカナカ思ったように走れない。
…えぇ、丁寧な運転を想像して走ったこともあったんです。
でも、結局はメリハリのない操縦であって、速くもなく、かつ動きもなく、一番よろしくない事に楽しくもない。
モヤモヤしながら、コントロールすることが楽しくて、軽さに助けられて、なにも考えずにしこたま全開を無我夢中で楽しんだVivioのダート車輌。
ただただ、なるたけ安全に消耗させることに徹した『GDBA4EH』ストロークのないシャコタンで極端な動きに反応することを覚えた。
次に乗った『GDBC4EH』では、消耗する運転は変わらねど、『反応』が『対応』になって、ぎこちないけど何とかコースに留まることを覚えて、次にスピンアウトすることを減らせた。
そして、モータースポーツな職場環境を失って、ヲイラ『らしくない』クルマと付き合うことが、逆にあんなにモータースポーツと真っ正面から対峙できる事になるとは思いもしなかった。
パワーの無いクルマは、アクセリングで安定させることを奪い、同時に荷重を掛けた走りは縦G(加速)へのドラッグになる事を教えてくれた。
『BP5』と二台の『BP9』レガシィには有り難い事に、今までのヲイラの走りを全否定された気がした。
でも、いつの日か試した、擬似『丁寧な運転』には間違っても戻りたくなく、試行錯誤した上で必要な荷重と、スムーズさが何となく大切だと漠然と感じた。
そして、『GRBA5EH』の運用。
今までの鬱憤と山のような試したい事に久々に猿のように走った。
また、ストラットからダブルウイッシュボーンへの変革によるRrの落ち着きも、リヤのヨーコントロールが非常に大事だって事に気づかせてくれる『序章』となった。
でも、再びパワーのあるクルマはイイと、パワーに頼る操縦になりがちになる。
しかしながら、今までの経験則は大きくジェントルかつ大胆に意思を以て操作することに心掛けさせる。
そして、今の『YA4B54C』は、嫌がおうにも更に上の操作を要求してきた。
標準装備のVDCはRrタイヤのイン側が路面から剥離するのを嫌い、まだまだ荷重に頼っていたコーナリングに水をさした。
ここでタイヤの減り方がしっかりとRrのヨーコントロールが重要だと教えてくれた。
また、コーンリング初期での縦の減速Gとコーナリングでの横へのG、更にコーナリング終了時での縦のGにまつわる円運動の関係がカラダで分かってきた。
そして、その操作がおおよそ自在に出来るようになってきた。
ここんトコ、街乗りでのドライビングが非常に楽しい。
通常速度はどの方面に関しても、Gが緩く、掛かりやすく、作用されて抜けやすい。
逆に言えば、超高速域のdriveがゆったりと安全な速度で練習できる。
Gを掛けてアウト側を沈めるコーナリング、イン側を持ち上げるコーナリング、真ん中を中心に50:50の浮沈で望むコーナリング等を味わうのも楽しい。
そして、前後のピッチングも重要。
前半のブレーキングはタイヤをキレイに潰してブレーキを抜きながらGを横に変革させていく楽しさと、後ろにGが掛かりにくい状況では後ろに乗せるための『振り』にもなる。
RrへGを乗せるために必要なアクセリングのため、車間を開けるための減速も必要。
そして、Gの立ち上がりは『しなやか』でなければ。
直線的だったりいきなりな立ち上がりでなく、二次関数のような立ち上がりで行った方がキレイだ。
ペダル操作ではなく、あくまでもデーモン閣下でもGのハナシがである。
そして、最後にはキチンと目的を達することのできる二次関数グラフを当てはめなければならず、そのGはタイヤの限界をおおよそ越えてはならない。
たぶん、うまく言えないけケド103%とか105%とかは許容をしそうな気がする。
そして荷重は、その限界を底上げしてくれる。
ただ…しくじると、しっぺがえしが大きい。
そして、円運動の加速Gには限界が早く訪れるようだから横へのGを縦に変革させるのに限界があって、加速への妨げになるから注意しろよ、と。
なんて、ヘンテコな小宇宙が昨今のヲイラには廻っています。
ようやく、走りのスタートに立てた気がして面白いです。
新年ですね。
今までの『いろいろ』に感謝をしつつ、本年も革新したお付き合いを賜れれば幸いです。
では~。
Posted at 2012/01/03 00:36:08 | |
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くるまこらむ | クルマ
2011年09月09日
気づいた人、いないですよね?
最近、タイトルを変更しました。
まぁ、昔からよく使ってる言葉ですが。。。
今までのタイトルが現状にそぐわなくなってきたので…。
走りにおけるポリシーは 『スムーズの先にしか“速い”は無い』 ってこと。
あとは、クルマの相対的重心軸のラインを理論の基軸にしている事。
これは、そのうち集中して書かなきゃいけないと思ってる。
だけど、それを大っぴらに言うには……何となく偉そうだし、自分の走行とちょっと違う部分がある。
で、何が違うのか…よ~く考えたら、半ば強引とか豪快ちっくな走りだと思う。
でも、知ってる人は気づいてると思うけど……。
『ちっく』なのよね。。。
強引でスムーズで……それを繋ぐのは何か?と考えたら、『しなやか』というキーワードが出てきた。
んま、出来ているかは全く棚に上げるとする。
弓を引いて、しなっていき……放つ時の勢い!
たぶんこれがヲイラの求めてる走行理論だと思う。
8月の走行会を終えた時にはまだ、いつも通りぼんやり思うだけだったんだけど、何となく出来もしないクセに達観したのでタイトルを変更しました。
タイトルに実力が追いついてないんだけど、キモチとタイトルがマッチしたので……。
エラそうなタイトルですみません。。。
でも、キモチは本当なんだよね。。。
Posted at 2011/09/09 00:37:07 | |
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くるまこらむ | 日記