フロントサスロワーアーム№2交換 これは効果ありました。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ブレーキをかけたとき、右前輪の辺りからギギッと音がするのでブレーキを点検してみましたが、特に問題ありませんでした。
足回りのブッシュのへたりではないかと考え、今回左右前輪のフロントサスペンションロワーアーム№2を交換してみました。
部品代は左右で約1万6千円で痛い出費でしたが、交換後は異音もなくなり快適です。また、結構な力仕事で楽しめました。
走行距離が10万キロを超えて20万キロに近い場合は、中古の良品でもいいので、この部品を交換しておいた方がいいように思います。
作業手順としては次のとおり右前輪から左へと行いましたが、作業しやすいようにその都度アクスルハブの角度を変えながら行いました。
1 前輪をジャッキアップし、ジャッキスタンドをかける。
2 エンジンアンダーカバー№2を外す。右前輪を外す。
3 右ロワーアームASSYへの固定ボルト2本を緩める。(ブレーカーバーに延長パイプを使い、ボルトをなめないよう、下からジャッキでテンションをかけて緩めました。持っているインパクトが200Nmまでなもので・・。)
4 ロワーアーム№2のストラットバープレート側のボルト3本を緩めてストラットバープレートを外す。
5 ロワーアームASSYへの固定ボルト2本を外しロワーアーム№2のプレート側をゴムハンマー等でたたき取り外す。
6 新しいロワーアーム№2(本体にRの表示あり)をロワーアームASSYにセットし、左側(リア側)のボルトを指である程度までねじ込む。(ボルトがなかなか入らず泣きそうになりますが、ブッシュ部分を車体側の固定軸の左辺りにセットしてやると何とか入ります。)
7 プライバー等でロワーアーム№2のブッシュのついた部分をボディーから突きだしている固定軸に力技ではめ込む。(固定軸に入るが斜めになる場合は、車体の下に潜り込み、固定軸に入る軸受けの部分をゴムハンマー等でたたいてやるとすんなり入る。)
8 ロワーアームASSY側の左のボルトをある程度ねじ込み、2本目の右側のボルトもねじ込む。(指では回らないのでソケットとレンチを使う。)
9 ストラットバープレート側の17ミリボルトを本締めし(119Nm)、14ミリボルト2本を本締め(58Nm)する。
10 ロワーアームASSY側のボルト2本を本締めする。(245Nm、ボルトがなめやすいので下部からジャッキでテンションをかけておく。シグネットのトルクレンチを使いましたが、245Nmはかなりの力技でした。)
11 右の前輪を取り付け、左前輪も同様に行う。
12 エンジンアンダーカバー№2を取り付け、ジャッキを当ててジャッキスタンドを外す。
13 左右のタイヤ締結ボルトを規定トルク(103Nm)で締め付ける。
写真は左前輪のロワーアーム№2の交換後です。右側は初体験のためボルトが入らず泣きそうなくらい手こずりましたが、左側は慣れて、右側の半分~三分の一くらいの時間でできました。
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写真は購入したロワーアーム№2です。本体表面にR、Lの浮き彫り表示がしてあり、部品番号を見なくても左右の判別ができます。
ブッシュだけ交換ができればいいのですが・・・。
3
写真はロワーアームASSYへの固定ボルト2本を緩めるためにプレーカーバーに1メートル位の延長パイプを取り付けたところです。パイプは廃品回収業者から無料でもらいました。
600Nmくらいまでの性能の100V駆動インパクトが欲しくなりました。
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写真は外した右側のロワーアーム№2とストラットバープレートです。
ロワーアームASSYへの固定ボルト2本はこの後ワイヤーブラシで溝を清掃しました。
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写真はロワーアーム№2のブッシュ側です。右の古い方は真ん中の軸受け部分がちぎれかけていました。
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写真は左前輪のロワーアームASSYへの固定ボルト2本を緩めているところです。
ボルトをなめやすいので、下部からジャッキでテンションをかけました。
7
写真は左前輪のロワーアームASSYへの固定ボルトを下から見たところです。締結する場合は、まず写真の右側をある程度指でねじ込んでから始めることになります。
8
写真はブッシュを固定軸にはめ込みストラットバープレートを取り付けたところです。
ロワーアームASSYへの固定ボルトを指でねじ込む時は、この固定軸とボディーの間(写真だと上側)にロワーアーム№2のブッシュ部分をセットしてから行うとうまくいきました。
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