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fairwindy30cの愛車 [トヨタ プログレ]

整備手帳

作業日:2014年1月26日

リヤサスメンバーボデーマウンティングクッションとメンバストッパ交換(その3)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 12時間以上
1
リヤサスペンションメンバーを外してディファレンシャルマウントクッションを交換したついでにメンバーのボディーマウンティングクッションも交換してみました。

交換後は突き上げがなくなり、走りが優しくなった気がします。

クッションの外見上は切れ等はありませんでしたが、かなり固くなっているようでした。メンバストッパはくるくると回る状態でした。

かかった費用は、工具を除き、マウントクッション4個(大2、小2)で約1万5千円、メンバストッパ2千5百円でした。販売店に頼むといくらかかるやら・・・。

メンバストッパのうち大型のもの(メンバの後部部品)は前期プログレの場合生産廃止になっていたのでブレビスのものを購入しましたが(最初、アルテツッァのものを購入してみましたが、形状が異なりました。凸部分の形状などプログレ用より固く作られているようでした。)、後期型のものでも問題なかったような気がします。

修理書どおりに取り外しにかかったところ、予想外にマウントクッション全体が抜けずに中の軸だけが抜け思わず天を仰ぎましたが、何とか交換することができました。ゴムの天敵は火だということを再認識しました。

作業としては、次のとおり進めました。
1 メンバ取り外し
2 クッション取り外し
3 クッションの入る部分の研磨、清掃
4 新しいクッションの圧入
5 メンバ取り付け

写真は新しいクッションを圧入したところです。メンバストッパも新しくしています。
2
写真は、車体からメンバーを外し、車体後部に引っ張り出したところです。(メンバの脱着はその1に掲載しています。関連情報を参照してください。)
3
写真は、作業しやすいようにメンバーを立て(そのままでも問題ないかもしれません。)、このために購入したギアプーラーの爪部分(先をヤスリで尖らせています。)を大きめの万力でメンバーボディーとクッションの隙間に圧入してプーラーの軸を回転させてクッションの筒部分を押し込んでいるところです。(残りの3個はこの状態からメンバーの外周の一部を煙が出るまでカセットバーナーであぶりメンバーとクッションの外周との間のゴムの一部を焼いたのですが、そうしたらメンバーが膨張したのとクッションの外周のゴムが一部溶けて固着力が低下したのか、クッション全体がすんなりと外れました。嘘のようでした。)

修理書には、抜くときは中の筒を押し、入れるときは外周を押すよう指示がありましたが、その通りにはなりませんでした。(トヨペット店でも今までにしたことのない作業だそうです。ということは、傷む前に廃車になるのでしょう・・・。)
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クッション全体が抜けると思ったのですが、抜けたのはちぎれた中の筒部分でした。ちぎれるということはゴムの固化が相当進んでいたということでしょうか。

クッションの外周の金属の筒はメンバーに残ったままなので先に進むことができません。外周の金属の筒に金切り鋸で切れ目を入れてチゼルドライバーで内側に変形させてみましたが、効果がありませんでした。恐らくゴムが相当固着していたのでしょう。
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結局、カセット式バーナーでクッションのゴムに火を着け、メンバーとクッションとの間のゴム(クッションの外筒の外周にゴムが帯状に巻かれています。)を焼き切ることにしました。

一度火を着けると勝手に結構燃えます。燃えかすが落ちるので、金属製のちりとりで受けています。ゴムの臭いにむせながら夕方近くこんなことをしていると、放火犯と間違われそうです。

ある程度燃えたのを見計らって、メンバーに残った外筒をチゼルドライバーで強くたたくと、嘘のようにぽろりと外れました。すぐに水を掛けて火を消し、メンバーを冷やしました。

始める前は、火を着けて燃やすとメンバーが痛むのではないかと心配でしたが、実際やってみると塗料も残っているしそんなに痛んでいるようには思えませんでした。(中の筒が抜けたため、残ったゴムの量が少なかったからかもしれませんが・・・。)

その後ドリルにワイヤーブラシを取り付けてメンバーの内部を清掃しました。(所々にゴムの燃えかすがこびりついているので・・・。)
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写真はメンバーにクッションを圧入している所です。修理書には、クッションの頭の切り欠きを車体前方に向けるように書いてありましたので、一応そのように取り付けました。

また、ゴムの潤滑には20%緑色の手洗い用石けん液を使うよう修理書には書いてありましたが、苦い思いをさせられたので、敢えてビードクリームを使ってみました。

ハンマーで上からたたくと半分くらい入りましたが、それから進まないので上のようにホームセンターで購入したステンレス製のボルトに長めのナット(画像の左側は回り止めのダブルナットにしています。)、ワッシャーを使用して圧入しました。

金色のワッシャーはホームセンターで購入したものです。

間の銀色のワッシャーはネットでワッシャー等の通販先(ねじNo1.com)を見つけて購入しました。ワッシャーを入れる理由は、クッションの中央のアルミの筒が上下に飛び出しており、この部分に力がかからないようにするためです。(この部分は木片でも良かったように思います。)

このねじNo.1comには色々な大きさのワッシャーがあり、プレスの時の工具として活用できそうです。

嘘やろ~という感じでスムースに入りました。
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写真は大きい方のクッション圧入の時に使用した工具と中古のシャコ万です。(小さい方のクッションは上側は金色のワッシャーのみで、下側のワッシャーは少し小さめのものを使用しました。)

200ミリの中古シャコ万で押しつけても良かったのですが、ワッシャー類の納まりが悪く長めのボルトの方を使いました。

(もし、同じ作業をされる方がおられましたら、使用工具を無料でお貸しします。)
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写真は、最初に抜き取ったクッションの残骸と交換した古いメンバストッパです。(他の3個のクッションは、クッションの外周の一部のゴムが熱で溶けたものの原型のまま抜けています。)

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