知れば知るほど怖い話。

暇な時には、つらつらと昔のポルシェのカタログやオプションカタログや価格表を見たりする。そうすると、恐ろしい真実にぶち当たって背筋が凍るような思いをすることがしょっちゅうある。

例えば、
『Porsche、Porsche crest、911、Carrera、Targa、Boxster、Tiptronic、Tequhpment、PSMはDr.lng.h.c.F.Porsche AGの登録商標です。』
なんて、カタログの最後にさりげなく記載されていたりする。

となると、みんカラで出てくるこれらのものすべてがヤバイ事になってくる。思わず自分のブログを改めてチェックし直してみたくなるから怖い。

ところで、996にオプション装備でポン付けできるカレラ パワーキット※は、ふつうのカレラの320PSから345PSにエンジンを強化してくれる。ただし、その価格たるや2002年12月1日現在1,210,000円。さらに、ただし、消費税、取付工賃、塗装代金等は含まれておりません、とある。さらにさらに絶望的なのは、※ の注意書を読んでみると、『本製品を装着した場合、保安基準に適合しないため一般公道を走行することはできません。』とある。じゃあなんのためのパワーキットかというと、サーキット専用走行で使用するためなんですね。公道を走行できないクルマにそんなお金を出せません。身体から力が抜ける思いがします。唯一の救いは、996 40th アニバーサリーはそれをドイツ工場装着で公道走行を可能にしていること。ただし、その分、壊れると高くつくというリスクがある。
また、同じモデルイヤーのふつうのカタログの車両本体価格&オプション装備カタログを見ると、名前がハイパフォーマンスキットに変わり価格も1,680,000円に変わっていたりするから、どちらが正しいのか訳が分からなくなってくる。

ね、ポルシェって、なんかやろうとすると雪だるま式にお金がかかるようになっているから、真実を知れば知るほど本当に恐ろしいでしょ。

ただね、このカレラ ハイパフォーマンスキットなんだけど、国内在庫に取付た場合は保安基準に適合しないため一般公道を走行不可能だったけど、本国に個別発注をかけると一般公道走行可能車としてナンバーが取れたみたい。私のポルシェ センター友達が、国内個体数数台という実に希少なカレラ ハイパフォーマンスキット付の 996 カレラ4 カブリオレ、6MT、外装色：キャララホワイト、内装：メトロポールブルー、幌：メトロポールブルーに乗っていたのがその理由。もちろん彼がセカンドオーナーのアプルーブドカーだったから、新車購入時のオーナーが本国発注して装着した個体に間違いないわけなんだよね。