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2013年06月01日

ぶらぶら日記〜ポルシェ センター仙台と新旧ポルシェ 走りのイメージと現実

ぶらぶら日記〜ポルシェ センター仙台と新旧ポルシェ 走りのイメージと現実 ぶらぶらで、ポルシェ センター仙台に行ってきました。本当はポルシェ959で行く予定だったのですが、急きょ予定変更して959に37足して996で出かけました。
トップの写真は、かの有名なポルシェ911カレラRS2.7のラリー仕様。俗に言う、ナナサンのカレラRS。


デモカーの展示場所。ショールームの前にあります。右から二番目が金子浩久さん。




上の写真は今回の目玉、ケイマン。ちなみに右ハンドル。ポルシェ910カレラ10(テン)に似ています。
下の写真は私物の『PORSCHE 910 CARRERA 10』。
TAMIYA 1/12スケールのプラモデル。相鉄線二俣川駅の免許センター側の長崎屋裏の、今はコンビニになってしまったオモチャ屋で、もう何年も前に買ったもの。このドライバーのモデルは、確かプロレーシングドライバーの生沢徹(いくざわてつ)。


930
トラディショナルなスタイルが、カッコいいですね。


964カレラ2 前期型
ネオ・クラシックとでも呼ぶべきでしょうか。バランスのいいエクステリアデザインですね。前期型はサイドミラーが、930と同じです。


993
ホイールを見ると、4Sあたりでしょうか。


996カレラ 前期型
涙目が特徴的ですね。


996カレラ前期型。
特徴的な涙目を独立しているように見させていますね。また、前後輪にオーバーフェンダーを装着しています。


996カレラ4S
やはりカッコいいですね。


金子浩久さんに、私のアニバーサリーを試乗していただきました。






最後は、2004 MY PORSCHE 911(996)40th ANNIVERSARY EDITION。

もう、10年前のモデルです。996は水冷のナローと呼ばれます。このモデルは、空冷のナロー(901)に例えるならば、1971〜1973に生産された911Sにあたります。996GT3は1972〜1973に生産された911(901)カレラRS2.7に相当します。ターボの登場は930世代で、あと数年先の話でした。だから、この当時のハイエンドモデルが911RS2.7です。

水冷初代のナローと称される996モデルにおける2004年ポルシェ911(996)40th アニバーサリー エディッションは、空冷初代のナローと称される901モデルにおける1973年911Sに相当する。

金子浩久さんは、2003年当時にポルシェジャパンの用意したアニバーサリーの広報車に試乗した経験があるそうです。アニバーサリーの特徴はパワーアップキットが組み込まれていることと、それに伴いスポーツシャシーが組み込まれて足廻りが強化されていること。あと内装が、ターボに準ずるオールレザーの豪華仕様です。
金子さんの記憶では、アニバーサリーはエンジンにパワーアップキットが組み込まれているおかげでトルクがあり、低回転からしっかり力が出て高回転まで淀みなく吹け上がる運転しやすいエンジンだったということです。また、空冷の切れには及ばないものの、現在の直噴エンジンの991に比べてはるかにダイレクトで切れが良く、今ではもう造ることの出来ないいい意味でポルシェらしい古典的な素晴らしいエンジンだと言っていました。また、空冷エンジンの切れとは、回転落ちの速さだと言っていました。スポーツシャシーも996の前期型までのように突き上げの入ってくるガチガチのものとは違い、よく粘りながらもしなやかな、よく踏ん張る足廻りにセッティングされていたと言います。現代における良い足廻りとは、決してガチガチではなく、しなやかでよく粘り、どこまでも踏ん張って、乗り心地が良くドライバーを疲れさせないものだ、と言っていました。996の中でターボやGT3、GT2などのスペシャルモデルを除き、アニバーサリーはトータルで、普通の3.6リッターエンジンの996よりも乗りやすく、レーシーで魅力的なクルマであるということでした。

金子浩久さんは、私のみん友さんなので、ポルシェ センター仙台に行く前日に、996アニバーサリーでうかがうので、もしよろしければ試乗してくださいとメッセージを送りお願いしました。
金子さんも私のPC仙台の営業担当に、996アニバーサリーで来る人がいるから紹介してくれるように伝言していてくれました。

さてトークショーが終わりお客さんもはけてから、私のアニバーサリーに二人で試乗してみました。金子さんも、久しぶりにアニバーサリーに試乗出来ることを楽しみにしていたそうです。

金子浩久さんは2003年のポルシェジャパンの広報車の試乗の時を思い出しながら私のクルマを運転して、現在の私のクルマの走りの状態をインプレッションし、私は新車で乗っていた頃の自分のクルマの挙動を思い出しながら、助手席からこういう場合はどのような挙動をしたかと、お互いの走りのイメージと走りの現実を付き合わせながら試乗してみました。

詳細は省くとして、結論は以下のとおり。

金子浩久さんのインプレッションによれば、私の996は、サスペンション・ブッシュ・アライメントが逝っているので、ボディをダメにしない為にも、『即ポルシェ センター青葉に入庫だ』とガン宣告されてしまいました。

私の個体を『北斗の拳』のケンシロウの言葉をもじった金子さんの言葉で表現すると:
『アニバーサリーは最高だ。だが、この個体はもう逝っている』
ケンシロウにチョロくやられてしまう巨漢の悪役の言葉をもじったMichaelの言葉で表現すると:
『ヒデブーッ(大爆発 BOOM!!)』
という具合でした。

現在、あまりのショックに思いっきりめげて落ち込んでいます。


やはり中古車は一体いったいコンディションが違う水物なのだと思います。特に新車から5年10年過ぎた個体は、もうどうなっているのかも分からない。走行距離は当てにならない。どういう状況で乗られてきたのかも分からない。整備記録もどのレベルで整備されていたのかも分からない。もはや乗ってどうか? という判断が、最終的な拠り所になるのであろう。そして、それに対しての対症療法、それしかないのではないかと思う。
私の個体におけるとりあえずの救いは、新車時から現在に至るまで連綿とポルシェ センター横浜でメンテナンスを受けてきたということだろう。ただし、PCでのメンテナンスは、あくまでもPC基準で行われる。基準というが、それは基準値であり基準値には幅があるのだ。だから基準値内で整備されるのであって、ピンポイントの整備がなされるわけではない。ピンポイントの整備を望むならば、ポルシェプロショップの出番であり、保証期間の過ぎた旧いポルシェは、プロショップとどう付き合って行くかが課題になるだろう。

おそらく、みんカラの皆様には新車の996のコンディションを知らずに中古車の996に乗っている方がほとんどだろう。私は少なくとも、2001年から2009年までのポルシェのGT2などのスペシャルの上にスペシャルなモデルを除いた一般的なターボ、GT3を含む996・ボクスター・ボクスターS・カイエンのモデルにはすべて試乗して新車の状態を記憶している。

新車の状態を知らずに、中古車で買った現在の自分のポルシェを本来のポルシェの状態だと信じ込んで乗っているのは悲しい。

もし、その当時のポルシェを購入するつもりがあるのならば、もしくは現在の自分のポルシェの状態に不安や疑念があるのならば、ぜひ私に相談してほしい。
新車の状態をすべてお伝えします、と自信を持って言ってみたい。


関連情報:ポルシェ公式サイト - Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG
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Posted at 2013/06/01 09:09:38

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この記事へのコメント

2013年6月1日 19:10
新型ケイマンいいですね。
新車でいいな、欲しいなと思えるのは911とケイマンだけになってしまいました。
他メーカーのは全て肥大化、そしてつり上がった目が怖くて(笑)

新車の乗り味ですか・・・
964の新車なんて味わってみたかったです。
でも古い車は不具合箇所を少しずつ直しながら、一緒に歳を重ねる(劣化していく)のもいいかなって思いますね!
コメントへの返答
2013年6月1日 23:47
そうですネ。
新車のケイマンはカッコいいですね。
カレラ10のエッセンスを汲んだエクステリアデザインがいい感じですね。

現在新車のポルシェで所有したいと思えるのは、やはり911とケイマンですね。ボクスターは、911とケイマンよりもスポーツカー濃度が薄まり、プロムナードカーとしての濃度が高まると思いますが、いかがでしょうか?

一時期ボディサイズのダウンサイジング化が流行りましたが、現在は再び肥大化してきて、代わりにエンジンのダウンサイジング化が流行りですが、頭の固い私にはどうにも納得いきません。
確かに目つきが怖くなり、どのクルマも人相(車相?)が悪くなりました。今はメルセデスもビーエムもアウディもアルファ ロメオも、みんな映画に登場したら悪役が乗っていそうです。

964の新車の乗り味はどのようなものだったのでしょうね?

古いクルマは長年連れ添ったカミさんを労り愛するように付き合って、お互いにエイジングしていくのがやはり理想なのだと思います。その為に選んだクルマなのだと思いますね。いいクルマ人生だと思います。

あと、金子浩久さんは、ポルシェではぜひワインディングを走ってその潜在能力を思う存分発揮してもらいたいと言っていました。
その中で一番オススメのステージは、福島県北部会津磐梯山周辺の有料ワインディングロード(磐梯吾妻スカイライン・磐梯吾妻レークライン・西吾妻スカイバレー・磐梯山ゴールドライン)だそうです。

いつか、964と996で一緒に走れるといいですネ。
2013年6月5日 11:18
こんにちはーー!

あれ?これ、書き足した?
この前より増えてる気がします(*´艸`)

あたしも耳が痛いよ…あたしと9964SとAnnivちゃん、どっちも中古ですからね!
4Sは12000キロであたしの所に来たけど…新車かぁ〜。

いつかはオーダーしてみたいですね。宝くじでも当たらない限りムリですが…(笑)
コメントへの返答
2013年6月7日 9:05
ヘンコメ遅れてごめんなさいね。
足まわりのリフレッシュの件で、PC青葉の工場長との打ち合わせでバタバタしてました。入庫は7月初旬あたりの予定です。

当たりです。金子さんの記念写真の後が、これは書いておかなくちゃという内容で続々と長くなってしまいました。
もしかしたらコメントを入れた時よりも増えているかも(爆)

私は2013年現在ポルシェの旨味は、中古車にあると思いますよ。
今の新車価格は996時代の1.5倍感覚です。いくらなんでも高過ぎますよ。

とりあえずyuzuさんのアニバちゃんは積算走行距離が短いので、アライメだけ調査してはいかがでしょう?
3万円かかりますけど……。

新車は価格的に上限ケイマンRで、997以降の911は中古車狙いですね。
私は死ぬまで今のアニバーサリーでじゅうぶんです。

宝クジが当たるとイイですネV(^_^)V
まずはL◯T◯ですか?

プロフィール

「ガソリンモデル・ゼロの2040年までに何台乗れるか…準備はいいか?
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20240623-11037607-carview/
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