バブル時代よもやま話〜ボルボディーラーのたたずまい

コロナ禍になってから、輸入車ディーラーは軒並み予約制になった。

私は240のメンテナンスでよくボルボのディーラーに訪問する。

ここも完全予約制になっている。

ディーラーの延床面積はさほど広くないが、それでも4台ほど展示している。

テーブル席は三席でこじんまりとしている。

以前は五席あったのが、コロナ禍で二席減らしたいという。

働いている人も減らしたらしく、サービスフロントが二人で営業マンも二人だ。土日には接客の女性が一人いる。

整備で待っていると営業マンがやってきて、新車をセールスするという押し付けがましいこともない。

そんな静かなディーラーだ。

最初は物足りなさを感じていたが、今はこの距離感が心地よい。

また、ボルボは一台を長く乗る人が多いのだろう。店舗に隣接した整備工場はいつも車で満杯だ。

今のボルボは気がつけば、あっという間に一年乗ってきた。

私は一台に長く乗る機会に恵まれてこなかった。

今度のボルボはやすらぎ系の車で気に入っている。

案外長く乗れそうな予感がしている。


行きつけのボルボディーラー