愛車紹介からの全文転記し、加筆・修正しました。
通勤で、バスで毎日通るルートにあるディーラーで、やたらとスポーツ系のマツダ車を置いてある、素人目、マツダ・スポーツ系車種特化型ディーラーがあった。
通勤途中に、常に在庫の状況をチェックしていた。
ある時、ロードスター展示車両の奥に、なかなか動かないNA6CEを発見。外装色シルバー、内装色ブラック、シルバーのハード・トップ付き。
なんだかちょっとかわいそう。ちょっと気になる。
JR横浜駅から三ツ沢グラウンドに向かう途中の、軽井沢中の向かいにあるマツダ・アンフィニ横浜西 三ツ沢店。
初見で『とにかく一番安いロードスターを買う』という唯一の条件にヒットした個体を購入した。
NA6CEの1991年7月初期登録の初期型の4速AT。
車重が軽い、4速AT、幌が新品に交換されている、ボディー同色のハード・トップが付いている、と条件のとてもいいクルマ。
支払合計50福円強は、他のNAと比べて半値以下。
なんでも、この当時の個体はMT絶対で、ATは見向きもされないのだとか。気の毒に。
ディーラーに入ったばかりの若い男性営業担当にひととおりの説明を受けてから、ハード・トップを外してもらって横浜駅周辺の混雑した道路や、試乗コースの直線・曲がりくねった道路の特別なコースを走り、軽いクルマの良さとATのイージーさを発見。
年式相応にやれた外装と、意外なほどクリーンな内装。少ない走行距離数。きちんとした機関系。条件はそろった。
あとの妥協点は、トランスミッション。
こちらの固定観念では、ロードスターはMTで乗るもんだ、ATなんてその当時の個体ではほとんど流通していないもんだ、と思い込んでいる。
ま、いいか。どうせ外から見たら、MTかATかなんてわかりゃしないよ。
というわけで、中古車は水もの、常に即納状態だ。ヨーイ・ドンのピストルを待っている。試乗を終えて、営業担当としばらくティー・タイムをしながら雑談をして疲れを癒す。やっぱり試乗すると、集中して運転するから、かなり疲れるからね。
疲れが回復したところで、商談開始。大切なのは、どれだけまけさせるかではなくて、その営業担当がどれだけそのクルマに愛情をもっているかと、どれだけそのクルマを目の前のお客さんに乗って楽しんで欲しいかと思っていること。
それさえ真剣に伝わってきて、こちらがそれを理解できれば、商談成立。
あとは、支払をどうするかだけ。このケースでは、安いクルマを分割払いにして高い手数料を取られるのがバカバカしかったので、現金一括払い。支払い総額の端数は落としてもらったけど、それは最初から向こうもお約束。こちらの要求はこれから。ようは徹底した補償修理の洗い出し。気になる細かい点をすべて紙に書き出して両者でチェックして、相手にはコピーに認印を押したものを渡して、そんじゃできあがったら連絡ちょうだい、と言ってサッサと帰る。あとはのんびり待って、できあがったら確認しに行く。OKなら納車の日取りを決めて、NGなら再度整備。ここでのポイントは、補償修理にならない部分、値引きをしなかった分を、そこでサービスしてもらうこと。そこの部分はこれからの事があるから持ちつ持たれつ。ディーラーも、嫌な顔をせずにキチンと修理してくれますよ。あとは納車されてからも異常を発見するたびに、こまめにディーラーに脚を運んで補償期間の間にすべてのネガを潰しておけば、あとは定期点検と水・油・ゴム・電気の管理を自分でやっていけば自己責任の修理が発生しない限り、手放すまで気持ち良くクルマに乗っていけますよ。あと、おかしいなと思ったら、すぐに担当に電話で話を聴くことですね。
このクルマは、後に東北マツダ秋田中央店で、2代目マツダ・ロードスター前期型6速MTに化けます。下取り価格ゼロのところを、がんばって5万円つけてもらいました。ありがたいことです。
あと、私が所有したクルマは、
2代目マツダ・ロードスターRS前期型6速MT
3代目スバル・レガシィB4・RS後期型4速AT
で、終わりです。
家族所有のクルマは、
スバル・ビィビィオ
スバル・プレオ
ダイハツ・ムーブ(現在所有)
それにしても、おれも随分たくさんのクルマを乗り継いだな。
少し疲れたよ。
GTVを買ってお金も無くなった事だし、
しばらくは、現在所有のGTV、ジムニー、セルシオ、ベスパ、ムーブの18輪生活をしていくよ。
なに、18輪生活!?
驚くね。
異常だよ。
1台のクルマを徹底的にいじる人から見たら、オレなんて理解を超越して、理解不能だろうな。ま、オレの場合は徹底した基本点検・整備・修理の人だけど。オレの場合は、何事も基本に忠実なタイプ。中学1年生からバスケット・ボールを始めて、数年前まで審判とかけもちでやってたけど、基本を徹底的に叩き込んでおかないと、応用やその先の発展って難しいと思うんだよね。
でもさ、普通のサラリーマンでも、やろうと思えばできちゃうんだよね。べつに毎食カップラーメン食べてるわけでもないし、普段着は一年中おんなじGパンはいて、Tシャツにスニーカーで、冬は映画『踊る大捜査線』で織田裕二が着ている米軍関係の放出品のジャケットみたいなのを着ているわけでもないしね。
見かけなんて、どこにでもいるふつうの中年男ですよ。髪に少し白いものが増えはじめ、アタマも少し薄くなりはじめてるし。ま、唯一違うのはメタボじゃないってことくらい。以前、イチローがNHK『プロフェッショナル・仕事の流儀・イチロー・トーク・スペシャル』のインタビューで言ってましたよ。『野球は太ってても出来る数少ないスポーツのうちの一つです』って。それで、引退について質問されたら、こう答えた。『腹が出たらやめます。だって、カッコ悪いでしょ』、と。潔いな、と思った。今でもHDD録画したのを残してあるよ。同世代の人は記憶にあるかもしれないけど、横綱千代の富士の引退も、潔かった。やっぱり、人間ああでありたいね。ま、われわれはプロのアスリートでもモデルでも芸能人でもないし、どんな体型・体格していようが他人にとやかく言われる筋合いはないし、他人にとやかく言うつもりもないけど、私は、カッコいいクルマ(自分の好きなクルマと言いかえてもいい)に乗る時は、自分もカッコよくありたいと思っているよ。多分、経験があると思うけど、街中でカッコいいクルマ(例えばポルシェやフェラーリやアストンマーチンだとするよ)が路上駐車するとするよ、そうすると、クルマ好きなら気づかれない振りしながらも自然と視線が行くでしょ。それで、クルマは凄い、さて次はどんなヤツが運転席から降りてくるんだ、って気になるでしょ。それで、芸能人の石田純一なんかが降りてくると、なんか、『ああ、やっぱりな』って、やっかみもあるけど、ああ、オレは男として敗けたんだという諦めとともに納得するじゃない。でもそれが、どう見てもそのクルマに不釣合いの人が降りてくると、何だコイツってもう怒りさえ感じたりしない?おまえ、もうそのクルマに乗るなって、自分の夢が打ち砕かれた気持ち、とでも言うような。ま、オレの場合はそんな感じだよね。
ま、私自身のことを言わせてもらうならば、いつまでもクルマに似合う身心を維持していきたい、ってそういう話だよね。でも、現実には女の子に見向きもされない。だって、ブ男だから。誰でもいいから、ブ男を愛してくれる女の子に会いたいよ。
それにしても疲れた。
しばらくは、紅葉を見に行ったり、温菜に入りに行ったりして疲れを癒したいよ。
それがさぁ〜、いい温泉を知ってるんだ。秋田市内からなら全行程300kmくらいの中距離ドライブコース。9時に秋田市内を出て五城目方面から北欧の森を目指すように行って、途中から内陸線に沿って南下して、11時過ぎに阿仁合駅待合室内の『シェフ麻木のこぐま亭』っていう馬肉料理のレストランでランチ:馬肉シチューセット(スープ付き)(1000円)を食べて、秋田県北秋田市阿仁打当字仙北渡道上ミ67の打当温泉マタギの湯(400円)に入りに行って、角館に抜けて、秋田に戻る途中の国道沿いの安藤味噌醸造元で、お菓子のくらた角館店(TEL:0187533255)のお醤油ソフトクリーム(300円)を食べて、協和から秋田市内に抜ける広域農道の高速コースをカッ飛ばして18時頃に帰ってくる約10時間コース。2000円を握りしめて行けば、ガソリン代を別として、最近人気の地方自治体公認付きのバター餅のお土産とコンビニのワン・ドリンク付きで楽しめる、お手軽&リーズナブルなコース設定。時間はナビの時間設定だから、パトカーとネズミ捕りのいない内陸の道路はいろいろなコースがあり、走りも充分に楽しめる走りのコース設定でもあります。ちなみに、打当温泉には家族風呂があって、何人で入っても2時間1000円だから、家族で行くともっと安上がりになるし、カップルで入ってもいろいろ楽しめる。
イイね!
Posted at 2012/10/23 00:01:47 | |
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