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2014年04月21日 イイね!

ぶらぶら日記〜『高級車』ってなんだ?

ぶらぶらで、高級車について考えてみましたが、考えれば考えるほど頭の中がこんがらがって、わけが分からなくなってきました。


昔は高級車といえば、インテリアは英国のロールスロイス・ベントレー・ジャガーに代表されるウッドとコノリーレザーでした。それで、高級車を目指した車のインテリアは、すべからくプラスチックにウッドのプリントを施し、安くてゴワゴワの薄っぺらいレザーと、レザーの表面の細かいデコボコを型押ししたPVCレザーという名のビニールとの組み合わせにもかかわらずオールレザーと勘違いして、ツルツル滑るシートに我慢しながらも、『俺のクルマは、ウッドとオールレザーの高級車だぜい!』と偽りの高級車に乗って満足していました。

今や高級車の仲間入りをしてしまった7代目現行ゴルフ。『インテリアの質感はレクサスを超えた高級感が備わっている!』とディーラーの営業担当に自信たっぷりに言われました。



走りの高級感について考えてみましたが、これはなんとなく分かる気がします。セダン・クーペ・SUV・ミニバン等のボディの違いや使用目的の違いによって、走りの高級感は違ってきて、足が柔らかいとか硬いとか、乗り心地がいいとか悪いとかで比較的判断しやすいと思います。

さて、その偽りの高級車を過去に葬り去ったクルマが初代アウディTTでした。初代アウディTTがデビューしてからもう十数年経ちますが、デビューした当時はバウハウスの手法を取り入れた内外装が絶賛されました。特にインテリアの削り出しのアルミの使い方の斬新さには驚かされたものですが、バウハウスが何のことか理解してきちんと説明出来る人は誰一人としていませんでした。それ以来、高級車は猫も杓子もインテリアはアルミとレザーの組み合わせに移行してしまいました。



これが国産車のインテリアの高級感に関してはさっぱり区別がつきません。国産車では、軽自動車から大型セダンまで、内装の質感に大差なく、ひとたび乗り込んでしまうと価格の安いクルマに乗っているのか高いクルマに乗っているのか、まったく分からなくなってしまいます。

わが家のダイハツ・ムーブとレガシィのインテリアを比べてみるとほとんど差がないような気がしてきて、レガシィに乗り込むとなんだかがっかりさせられてしまいます。私が中古車でレガシィを買った時は二束三文でしたが、新車で買うと乗り出し価格で500万円からするクルマが、乗り出し価格200万円程度の軽自動車と遜色ないインテリアとは悲しくなってしまいます。

最近の、特にフェラーリやランボルギーニに代表される超高級車のインテリアは、高級なアルカンターラ※ と力強いダブルステッチとカーボンで、これが一世を風靡したアウディTTスタイルのアルミとレザーのインテリアを、一気に過去に葬り去りました。

そのうちに、レガシィの貧乏臭く時代遅れのインテリアに高級なアルカンターラを貼り力強いダブルステッチを入れたりしてインテリアの満足感を演出しようかと考えていますが、今一つしっくりこない気がします。



それに比べると、アウディ・BMW・メルセデスなどは一番安いクラスからインテリアにウットリするような高級感が漂っています。

高級車とは、努力によって作り上げるものではなく、育ちより生まれなのではないかと、最近はつくづく思います。アウディ人気ももはやピークを過ぎた感があります。認定中古車を見ると、ホワイトばかりで、次にシルバー、少しブラック、わずかにレッドのボディカラーしかラインナップにないのは、大いに問題があると思います。



こうして考えてみると、なんだか人間というものは、分からないなりに物の良し悪しや時代の流れや変化を肌で感じとる能力が備わっているものなのだと思います。

私も昨日までは、レガシィの走りの機能のリフレッシュが終わったら、インテリアをレガシィを超えたプレミアムカーなみにリファインしようと思っていましたが、田舎娘の厚化粧になってしまいかえって貧乏たらしくなりそうなので、ほどほどにリファインしたらあとはしょせんレガシィはいくらがんばってもこの程度が関の山と割り切って、乗っていけたらいいのだろうなと今は思っています。

レガシィの走りの高級感に異論はありませんし、エクステリアデザインも嫌いではありませんが、塗装の高級感に今一つ不満があり、なんだか塗装の塗膜が薄っぺらい感じがするのが否めません。




※ アルカンターラは東レの登録商標で、一般にはエクセーヌと呼ばれています。
Posted at 2014/04/21 00:35:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | マイ・ライフ | クルマ

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