Michael Delaneyのブログ一覧

みんカラを見ていると、やっぱりポルシェ911が好きな人が一番多いんだな、と思う。

914でも924でも944でも968でも928でもケイマンでもボクスターでも718でもマカンでもパナメーラでもカイエンでもタイカンでもない。

やっぱり911。

庶民や小金持ちなら射程距離に入る911は、930、964、993、996、997あたり。

でも空冷は高騰する前の最後の船に乗れたラッキーな人達の宝物だ。

私は、930、964、993にご縁があったが購入には至らなかった。

その後、心はポルシェを離れ、節操なくあれやこれや乗った。

最近考えたのだが、やっぱりセルシオが一番好きな車だ、というふつうの人なら絶対にありえない結論に至った。

今はボルボとベンツに乗っているが、みんカラさんにはとても異端かつノーマークなブランドの車に乗っているのが逆に自慢だ。

特に今は、メルセデスベンツのうちのベンツと呼ばれていた時代の、尊大かつ威張っていた1980〜90年代のネオクラシックと呼ばれるベンツが好きだ。

ベンツは情緒的には趣味性が低くつまらないし、現実的なところでは修理費がべらぼうに高いので、誰も見向きもしないところがとても気に入っている。


W126

1990年代半ばまでのメルセデスベンツは、サイドミラーが左右で形が違っていた。

EクラスのW124のドライバーズシートに座って形を検証すると、左手側が長方形、右手側が正方形。

このサイドミラー、写真等で見ると国産車のそれよりもずいぶんと大きく見えるが、実物は国産車より3割くらい小さい。

でも、走行中には、この形と大きさで十分こと足りる。

ところが、車庫入れなどで狭いところにバックするにはとことん役に立たない。

視野が狭過ぎるのだ。

特に下方の視野がほとんどない。

だから、左右均等の大きさのサイドミラーに比べて自車の位置関係が把握しにくい。

カッコいいけど役に立たないサイドミラーだ。

W124の次の世代のEクラスW210から左右のサイドミラーの大きさを均等にしたのも納得できる。

壮大なる失敗だと思う。


左手側の長方形ミラー



右手側の正方形ミラー