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2013年06月04日 イイね!

走りのイメージと現実〜ホイール・アライメント詳細

走りのイメージと現実〜ホイール・アライメント詳細ホイール・アライメント - Wikipediaより

ホイールアライメント (Wheel Alignment 正しい読みは『アラインメント』) は、自動車のホイールの整列具合のことで、サスペンションやステアリングのシステムを構成するそれぞれの部品が、どのような角度関係で自動車に取り付けられているかを示すものである。キャスター角、キャンバー角、キングピン傾角、トーイン&トーアウトの四要素からなる

概要

目的
ホイールアライメントは、かじ取り操作(ステアリング操作)を滑らかにする、直進時や旋回時の走行を安定させる、タイヤの偏磨耗を軽減する、といった目的で、主に特定の積載量、走行速度において、良好な状態となるよう設定、調整される。また、その設定を変更したり調整しなおすことをアライメント調整やアライメント設定等という。
ホイールアライメントの構成要素との関係
車としての機能である走る・曲がる・止まるは、このホイールアライメントが大きく関係している。具体的には、ホイール(タイヤ)が車に取り付けられているときに、わずかずつではあるがいろいろな方向で角度が付けられている。この微妙な角度が、一つでも狂うとバランスが悪くなり、様々な走行上のトラブルの原因となる。
ホイールアライメントの構成要素には、トウ(トー)角(前輪および後輪)、キャンバー角(前輪および後輪)、キャスター角(前輪のみ)、キングピン角(KPIまたはSAIで示される)、インクルーデッドアングル、ターニングラジアス(前輪の回転角度または切れ角のことをいい、20度回転角および最大回転角で示される)、セットバック(前後輪セットバック)、スラスト角(ジオメトリカル・ドライブ・アクシス)などの諸角度がある。もし、その自動車が4WS(四輪操舵式)の場合には、後輪のターニングラジアスも含まれる。
事故修理後のホイールアライメント点検
修理後(特に足回りの修理後)の点検として、ホイールアライメントは重大な要素にもなる。点検の基本として、下記の3ポイントを確認する必要がある。
ボディーアライメント確認(ボディー修正がカーメーカーのボディー寸法図通りに復元できているか)。
修理方法の適正さの確認=修理箇所の強度に問題はないか(例えば、所定の修正装置の使用、修理手順、修理作業者の技能、溶接強度等で確認する)。
ホイールアライメントの確認(数値が適正範囲内か)。
ホイールアライメントの判断
これまで、ホイールアライメントといえば、フロント・ホイールアライメント(Front Wheel Alignment)といったように、前輪(フロントホイール)でかじ取りをする理由からホイールアライメントは前輪にだけ存在するものと一般的に考えられていた。最近ではサスペンション構造もかなり複雑になり、もはや前輪だけのホイールアライメントだけを考えたホイールアライメント・サービスは成り立たなくなっており、全車輪的に判断する「トータル・ホイールアライメント」という考え方に変わってきている。
キャンバー角

http://kura3.photozou.jp/bin/photo/179046881/org.v1370159532.bin

車両を正面から見たとき、タイヤ上部が外側に傾く(逆ハの字)または内側に傾く(ハの字)角度をキャンバー角という。外側に傾く事をポジティブキャンバー(+キャンバー)と言い、内側に傾く事をネガティブキャンバー(-キャンバー)と言う。 現代ではタイヤの接地面を常に活かし切ることを狙ってキャンバーをほとんど付けないのが主流であるが、旋回時には遠心力で車体がロールするのに伴いタイヤの外側から磨耗して行く傾向が出る。 キャンバーの設定はサスペンションの挙動と組み合わせて考えられることが多い。

パワーステアリング機構のない車両では、ポジティブ(プラス)キャンバーにしスクラブ(またはキングピン・オフセット)を減らすことで操舵を軽くすることがよく行われた。

旋回性能を高める目的ではネガティブ(マイナス)キャンバーに設定することが多い。ネガティブ(マイナス)キャンバーを付けると直進時はタイヤの内側が強く路面に接地するため、タイヤの内側から磨耗していく。

キャンバーの役割

ステアリング操作力の軽減。キャンバーを持たせることで、キングピンオフセット値を小さくして、ステアリングの操作力を軽減させている。
旋回性能の向上。旋回時に旋回方向から外側のタイヤに大きな横荷重と縦荷重が加わり、キャンバーはポジティブ(プラス)側に引き込まれてしまうため、タイヤと路面との接地性が悪くなる。そのため、あらかじめネガティブ(マイナス)側にキャンバーを設定することで、旋回性能の向上が図られている。近年の自動車は、かなり大きめのネガティブ(マイナス)キャンバーが設定されている自動車も見受けられる。
極端なキャンバー角は以下に記す偏摩耗や直進時のグリップを減らしてしまい危険である。
キャンバーの特性

かつてはキャンバーをつけるとタイヤは傾いた方向に横力が加わり(キャンバー・スラスト)、ステアリング流れが発生した。ただし、現在主流のラジアルタイヤではほとんど起きない。むしろ過度のキャンバーによるタイヤの偏磨耗が発生することが珍しくなく、こちらを注意すべきである。

キャンバー角簡易測定法

糸と定規さえあれば、簡単に測定できる(リンク画像参照)。

http://kura3.photozou.jp/bin/photo/179046741/org.v1370159532.bin

水平な場所に車を停める
おもりを付けた糸を垂らす
三角関数にてA、B、C の値から角度を割り出す
キングピン角

http://kura2.photozou.jp/bin/photo/179046764/org.v1370159532.bin

車両を正面から見たときのキングピン軸の傾きをキングピン角という。キングピン軸とは、操舵の回転軸のこと(本当に部品として軸が存在しなくともよい)。 また、タイヤ接地中心とキングピン軸の地上交接点とのズレを、スクラブ半径というが、特に左右方向の距離についてはキングピンオフセットともいう※。 マクファーソン・ストラット式サスペンションにおいてはストラット中心軸とキングピン軸を混同しやすいが、この二つは別のものである。(リンク画像参照)

(※日本でしか通じない間違った言葉の使い方。諸外国で「キングピンオフセット」といえば「スピンドルオフセット」の事)

キャスター角


キャスターアングルの説明図。傾きθがキャスター角である。
http://kura1.photozou.jp/bin/photo/179046785/org.v1370159532.bin

車両を側面(横側)から見たときの前輪のキングピン軸(操向軸)の傾きをキャスター角と言い、操舵輪にのみ存在する。通常、横側から前輪を見ると、キングピン軸は上部がやや後方へ傾いて設定されている。普通の(操舵機構のない)車の後輪にはもちろんキャスター角は存在しない。ストラットの角度やサスペンションの動作角をキャスター角と混同した解説が出回り、『リアのキャスター角』などという言葉も氾濫しているが誤りである。 車両側方から見たキングピン軸地上交接点とタイヤの接地中心の距離をキャスタートレールと呼ぶ。(リンク画像参照)

「en:Caster angle」も参照

キャスターの役割

キャスタートレール(リンク画像参照)による直進性(英語版)の保持。直進時はタイヤ下部(地面との接点)が後ろに引っ張られる形となり、常に直進性を保つ働きがある。タイロッドで打ち消しあっているが、旋回時になると車輪下部(地面との接点)が内側へと引っ張られ、直進しようとする復元力となる。
旋回時に必要な対地キャンバーの発生。旋回中は、内輪はポジティブ方向へ、外輪はネガティブ方向への変化を促し、旋回性能向上に貢献する。
キャスターの特性

キャスターは、特に直進性を保つために設定されているが、その反面、キャスターが過小・過大・左右不等になると車輪の復元力が小さくなり、ステアリングの戻りが悪くなったり、旋回時のステアリング・ホイールを保持するのに大きな力が必要になったり、ステアリング流れが発生する、などの現象が発生する。

トウ(トー)角

http://kura1.photozou.jp/bin/photo/179046806/org.v1370159532.bin

車両を上空から見たとき、進行方向に対しタイヤ前端を内側または外側に向ける角度をトウと言う。前輪のトウ=フロントトウ、後輪のトウ=リアトウである。直進安定性などを調整している。 進行方向に対し前端を内側に向ける角度を「トウイン (toe-in) 」外側に向ける角度を「トウアウト (toe-out) 」という(つま先のことをtoe[tou]と言うが、それがinを向いているかoutを向いているかということ。人間なら内股、がに股のようなもの)。トウインは+で表し、トウアウトは-で表す(例えばトウアウトならば -0°06′や-1.0mm など)。

日本では車輪の前端と後端の左右方向のズレを"mm(ミリメートル)"で表してきたが、日本以外では一般的に角度であらわす。日本においても、海外製の測定器が流通するにしたがい、角度表示も増えてきている。幾何学的中心線を基準にするが、左右を総合したトータルトウも意味を持つ。


トウの役割

タイヤの抵抗によるトウアウトの防止。前輪にはポジティブ(プラス)スクラブがつけられている事が多く、路面との摩擦抵抗により常に前開きになるようにモーメントが働く。そこで、あらかじめトウインを設定、走行中にトウアウトになることを防いでいる。
サスペンションに内側の張力を発生させ、車両の安定性を高める。逆にトウアウトにすると、ハンドル操作に対してあいまいな反応を示すようになる。
偏磨耗の防止。現代のタイヤは年々偏平化の傾向にあり、ネガティブキャンバーの弊害として内側偏磨耗が起きやすい。トウインをつけることで内側偏磨耗を緩和することが出来る。
(元は、キャンバー(ポジティブ)によるキャンバースラスト(この場合、左右のタイヤが離れていこうとする)の動きを打ち消すのが目的だった。ポジティブキャンバーや細く丸いバイアスタイヤの時代と比べると、トウインの目的がかなり違っている)

トウの特性

トウインは、ハンドル操作に機敏な反応を示す反面、過剰であればドライバーの疲労を引き起こす。市販車ではトウゼロ~ややトウインが主流であり、トウアウトは稀。(レース車両などでは意図的にトウアウトにすることもあり、他の要素と組み合わせることで様々な効果を出す) トウはキャンバー角やキャスター角以上に、影響が大きいと言われる。車検では、フロントのトウにもっとも近い「サイドスリップ」が、アライメントの要素として唯一の点検項目になっている。

ターニングラジアス

http://kura3.photozou.jp/bin/photo/179046821/org.v1370159532.bin

ターニングラジアス(ターニングアングル)とは、旋回時における左右の前輪の切れ角度のことをいう。ターニングラジアスが狂うと、直進時のホイールアライメントが正しくても、タイヤの磨耗を早めることになり、旋回時の走行や安定性にも大きな影響を与える。

ターニングラジアスの役割

ターニングラジアスの役割は、前輪に常に適切な切れ角を持たせることである。ステアリングリンケージの仕組みにより、ナックルアームを若干内側に向けて取り付けることで、左右の切れ角は内側に大きく、外側に若干小さい切れ角となる。 アッカーマン・ジャントー方式(リンク画像参照)によるステアリングリンケージは、この切れ角に自動的に差を作り出し、出来るだけ適切な切れ角になるよう設計されている。 ※「出来るだけ」というのは旋回時の旋回中心は極低速時の後輪車軸延長線上より速度が増すごとに前方に変化をするため。 旋回中心が固定点ではない以上、「完全な最適化」は難しい。

ターニングラジアスの特性

常に適切な切れ角を持たせるために設定されているターニングラジアスなので、ステアリングリンケージでのナックルアームの曲がりや、タイロッドの左右長さの不等などが発生すると、必ずタイヤの異常磨耗(トーによる磨耗)につながる。

セットバック

http://kura3.photozou.jp/bin/photo/179046840/org.v1370159532.bin

セットバック (Set-Back) とは、頓挫、挫折、退歩、後退、退学のことをいうが、ホイールアライメントにおけるセットバックとは、前車軸と後車軸の平行度をいう。一般的に、セットバックの測定は後車軸を基準として後車軸に対する前車軸の平行度合いを示す。ホイールアライメントテスタによって表示の方法が異なることがあり、普通は前輪の左か右のどちらか一方の車輪を基準にして、反対側の車輪が前に出ているか、後ろに下がっているかを+または-の記号で表すことが多い。 セットバックが大きいということは、ホイールアライメントを構成するいろいろな角度やフレームなどの”左右のバランスがどこかで崩れている”ということを示している。キャスターの調整でセットバックが大きく狂うなどの場合は、フレーム歪みを疑う必要がある。 このセットバックの表示に関しても、ホイールベースの左右差をmm で示す場合と角度を示す場合とがある。

スラスト角(スラストアングル)

http://kura1.photozou.jp/bin/photo/179046861/org.v1370159532.bin

スラスト角とは、自動車の進行線(スラストライン)すなわち自動車の進行方向と、自動車の中心線(正しくは幾何学的中心線)との角度の差をいう。

スラスト角 (Thrust Angle) は、別名をスラストライン偏差角 (Deviation in Alignment) 、ジオメトリカル・ドライブ・アクシス (Geometrical Drive Axis) などと呼ばれる。

スラスト角の狂いは、

後輪の左右個別のトーのアンバランス=スラストラインそのもののずれ
フロントメンバーの横ずれ=幾何学中心線すなわち測定の基準線のずれ
などが原因で生じる。

スラスト角は、日本ではそれほど重要される傾向はないが、スラスト角が自動車の安全や安定性だけでなくドライバーの疲れにも影響することから、高速道路の発達したヨーロッパでは非常に重要視されており、スラスト角の許容範囲も0度±10分(0.17度)以内に限定されている。

トータル・ホイールアライメントにおけるスラスト角の設定は限りなくゼロ(0度)が望ましく、ずれを許容する場合もヨーロッパと同様に最大0度±10分(0.17度)以内。

スラスト角の特性(弊害)

自動車が進んでいく方向、すなわち自動車の進行線(スラストライン)は、後輪のトーによって決定される。 後輪のトーの左右差が大きいほど、自動車の進行線と自動車の中心線(正しくは幾何学的中心線)の角度差が大きくなり、自動車は斜進する。自動車の進行線が自動車の幾何学的中心線と同一(スラスト角=0度)の場合は問題はないが、自動車の進行線が自動車の幾何学的中心線の角度差が大きい、すなわちスラスト角が大きい場合、自動車を運転する上でいろいろな不具合が生じる。

自動車が斜めになって直進するようになり、極端な場合には、自動車の前部が通過しても後部が障害物に当たる
ステアリングホイール(ハンドル)のセンターが狂い、ステアリングホイールをまっすぐに保っても直進しない
左右の旋回時に、一方がオーバーステア(曲がりすぎる)で、一方がアンダーステア(曲がりにくい)になる
旋回時に、一方だけ腰砕けのようになる
直進の位置にステアリングホイールを設定して自動車を降りたとき、前方から自動車を眺めると前輪が左または右に切れている
ホイールアライメントテスタでステアリングホイールを正しい位置に調整しても、路上テストでステアリングホイールのセンターが合わない。
加速や減速で不安定な挙動を示す。
メンテナンス

近年の状況

現代の一般的な自動車ユーザーでは、通常に自動車を運転する上であまり意識しなくなっている調整項目となっている。しかしながら、走行中にタイヤを溝に落としたりしてサスペンションに衝撃を加えてしまった後に、自動車が直進しないように感じたら、直ぐ調整する必要がある。そのままではタイヤのグリップレベルも不揃いであり、いざ急ブレーキという時に重大な事故を招きかねない。放置すると、タイヤの偏磨耗にもつながる。

最近の自動車ではあからさまなコスト削減で構造が簡略化され、アライメントを細かく調整するための機構を備えておらず、測定器とにらみ合いながらの根気の要る作業となる。また、作業者のスキルも求められる。しかし近年のブームでアライメント調整業務をはじめ、多くのタイヤショップなどではこれらの作業はまず出来ない。誰もが気軽に調整を受けられるようになった反面、ノウハウもなく「調整機構の備わった部分だけ手を出す」という中途半端な作業しか受けられないことが多い。

アライメントの調整と設定

ホイールアライメント調整または設定は、車両の重量がサスペンションの可動部分に適当に配分された上で、1.走行上の安全性、2.適正なタイ寿命が確保できるものでなければならない。

ホイールアライメントの調整作業は、後輪から始め、その後に前輪のキャスター、キャンバー、トーの順序で進めていくのが一般的なやり方である。後輪は操舵機構はないが、自動車の進んでいく方向、つまりスラストライン(自動車の進行線)は、後輪の左右のトーと左右のキャンバで決められているので、後輪のホイールアライメント調整が重要となる。 足回りを含む事故の修復におけるアライメント調整は、ボデーアライメントの狂いがないこと、サスペンションまわりの部品すべてについて異常がないことが大前提となる。(事故車など)サスペンションまわりの部品を新品に交換しホイールアライメントに異常がないのにまともに走らない場合、その原因はボデーアライメントの歪みであると考えられる。

サイドスリップテスタによる誤り

サイドスリップテスタは、(前輪の)ホイールアライメントを総合的に判断する測定器であって、このテスタだけではホイールアライメント調整を完了することはできない。

現在、整備工場や修理工場では、日本の車検で使用しているサイドスリップテスタによりアライメントを点検するのが一般的であるが、少なくともこのテスタで異常が出た場合、すぐにトーの調整をして保安基準に適合するようにするのではなく、総合的にホイールアライメントの問題がないか確認する必要がある。

日本の道路運送車両法の保安基準が定められたのは昭和20年(1945年)代のことで、操舵を有する前輪のサイドスリップ値の合否の判定基準は±5mm以内に定められている。国産車ではサイドスリップ値が±5mm以上の自動車はないが、輸入車には±5mm以上の自動車も存在し、この異例な前輪サイドスリップ値に関しては、運輸支局も認めているものもある。

基本的には、サイドスリップテスターの測定値と、アライメントテスターで測定したトウインの値は同じではなく、測定している内容が異なるため、この測定値だけを比較することは問題がある。

輸入業者がサイドスリップ値について型式認定時に申請し、実際の車両にはエンジンルーム内にアライメントの設定値が記載されたラベルが貼付けられる。 並行輸入車についても、正規輸入車と同等の扱いがなされる。

アライメントが狂う主な原因

アライメントが狂う主な原因は、「パーツの消耗・劣化」または「部位・パーツの損傷」の二つ。その対象となる部位・パーツは、「ボディー」「サスペンション」「タイヤ・ホイール」の三つである。

部位・パーツ 原因
消耗・劣化 損傷
ボディ ボディ(内板骨格、特にアンダーフレーム)の歪み・曲がり
サスペンション
パーツの馴染み
ラバー・ブッシュ類の変化(劣化・消耗)
車高の変化
サスペンションの交換
サスペンションのへたり、油漏れ
パワーステアリングの油圧制御不良
サスペンションパーツの変形(損傷・故障)
サスペンション調整機構のずれ
ショックアブソーバーの不良
車検時のトウ調整ミス(サイドスリップテスタのみで調整のため)
ブレーキ機構のアンバランス
タイヤ・ホイール
タイヤの空気圧や片べり(異常、左右差)
タイヤ・トレッドパターンの相違
タイヤの磨耗
ホイールバランスの狂い
ホイールオフセットの相違
ホイールの損傷(歪み・キズ)
タイヤ自身のミスアライメント

名称について

キャンバー、キャスターの名称は、自動車技術用語として、自動車技術会、JISなどで、キャンバ、キャスタと呼称される。


関連項目
ボデー・アライメント(Body Alignment)
ステアリング
サスペンション


関連情報:ボデー・アライメント - Wikipedia
Posted at 2013/06/04 07:25:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | マイ・ライフ | クルマ
2013年06月03日 イイね!

走りのイメージと現実〜ボデー・アライメント

走りのイメージと現実〜ボデー・アライメントホイール・アライメントが話題になったついでに、緩くなったボディについての考察をひとしきり。


ボデー・アライメント
ボデー・アライメントは、自動車の車体構造(内板骨格)及び外装パネル(外板)の歪み具合のことで、それらの修正を指すこともある。

ボデー・アライメント(車体修正、ボデー修正ともいう)の確認は、骨格寸法を測定し、カーメーカーのボデー寸法図データ通りに復元できているかどうかで確認する。ただし、測定方式によっては独自の寸法データを持つ場合もある。

ボデー・アライメント計測
計測機器はボデー修正装置に付属しているものが多く、計測可能範囲もアンダーボデーが中心である。それ以外に、部分的に長さを図るツールとしてトラムゲージがある。

ボデー・アライメント計測の重要性
左右比較や対角測定、部品の現物合わせだけでボデー修正していた時代もあったが、カーメーカーのボデー寸法図又はジグ式専用のボデー寸法図を見ながら、ボデーを復元していくようになったことで、計測についての重要性が増している。現状、計測なしにボデー修理復元はできない。目視の左右比較や対角の確認、現物合わせは、それを補うためのものとなっている。

計測の基本は、まず水平でフラットな計測基準面があり、そこから縦・横・高さで基準点が示されていること。

計測は、修理にかかる前、作業中、作業終了後に行う。

修理作業にかかる前の計測は、損傷している範囲とその程度を測定結果の数値から読み取り、それによって修正の方法と作業の段取りを考えるのが目的である。
作業中の計測は、修理部分や範囲全体を、作業の都度又は区切りの段階で計測しながら、正しい位置へと復元していく。このときは、三次元方向(縦・横・高さ)で歪みの状態を把握して、正しい位置を図で描き、適切なポイントから引き作業をしていく。縦・横・高さの三次元でポイントは動く。
作業終了後の計測は、復元が終了した時点で、損傷範囲全体と、ここの部分の計測基準点と、基準点間の数値を測定し、正確に復元できたか確認する。また修理の過程で、引き力により、損傷範囲以外にも力が波及したり、あるいは別方向への力へと変化することがある。このため、修正前の損傷範囲を超えて別の損傷を引き起こすことがあるので、さらに広い範囲に目を向けて確認作業を行う必要がある。

測定作業の基本
基準となる面が設定できること
ボデー各ポイントの縦・横・高さが計測できること

計測作業の目的
修正前の計測
損傷範囲の把握
修正方法の図式化
作業計画を立てる(段取り)
作業中の計測
損傷範囲の復元状態の確認
損傷部位の正しい位置の設定
作業後の計測
正しく復元されているかの確認
二次損傷の有無の確認

理想的な計測
修正作業の障害にならない
アンダーボデーとアッパーボデーが常に計測できる
対称・非対称・対角寸法が計測できる
カーメーカーのボデー寸法図で計測できる
平面投影寸法・直線距離寸法のいずれでも計測できる

ボデー・アライメント計測装置の種類
ボデー・アライメント計測装置には、いろいろな種類がある。機械的に目視で数値を読むものからITの進歩でコンピュータが自動計算するものまである。共通しているのは、アンダーボデーをメインに全体がカバーできる点である。

それぞれ読み取りと、その後の処理の仕方に工夫がある。ただし、計測だけにかかわらず車体修理では人間の手による細かい作業が多く、今後も目視がなくなることはない。

計測方式 説明
機械式 はしご型レールを敷き、その上に上下・左右・前後方向の測定端子を備えたもので、必要な箇所のものを組み立てていく。床式、台式のボデー修正装置に付属することが多い。以前は、フレームに吊り下げて並びを見るセンタリングゲージでアンダーボデーの歪みを確認したが、今では寸法図で測定基準点が明確化されたことにより、アンダーボデーからアッパーボデーまで全体をバランスよく判断できるような形態になった
光学式 一般的にはレーザー光線を使用してボデーにセットしたゲージに光を当てて距離や歪みの程度を読み取る。専用チャートを必要とするものもある
ジグ式 ベンチをベースに、固定端子又は測定端子を組み立てて、縦・横・高さの正確な位置をあらかじめ示すシステム。ジグは車種毎の専用タイプと汎用(ユニバーサルジグ)タイプとがある
コンピュータ式 センサーで読み取った数値と正確な数値をコンピュータを利用して自動又は半自動で照合処理できるもの。正確な寸法データとの違いを三次元方向で表示でき、データはプリントアウトすれば記録となる。

関連項目
ホイール・アライメント(Wheel Alignment)
フレーム形式 (自動車)


関連情報:ボデー・アライメント - Wikipedia
Posted at 2013/06/03 22:38:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | マイ・ライフ | クルマ
2013年06月03日 イイね!

走りのイメージと現実〜どこかおかしいは、やっぱりおかしい

走りのイメージと現実〜どこかおかしいは、やっぱりおかしい今回のブログは、以前の『ぶらぶら日記〜ポルシェ センター仙台と新旧ポルシェ 走りのイメージと現実』を補足する内容のブログです。

自分の中に、このクルマならば、このような状況の時にはこのような走りをする、というイメージが存在する。ようはインプットに対するアウトプット。それが自分のイメージからかけ離れれば離れるほど、運転していて心身共にストレスが溜まり必要以上に疲労する。大抵は自分のイメージから悪い方に現実がかけ離れている。走りのイメージと現実の乖離(かいり)だ。
実はジムニーで少しそんなことを感じていた。
ジムニーはコードの劣化による漏電で、ターボが効かなくなり自然吸気になっていたことがある。その時はトルクは痩せたが、ドッカンターボが身を潜めて回転の上昇に合わせてナチュラルにパワーの出るエンジンに豹変してとても乗りやすかった。鋳鉄製(ちゅうてつせい)エンジンブロックのF6Aエンジンの素性(すじょう)の良さを知ることができた。さて修理が終わり、いつ交換したかも分からない海のものとも山のものとも知れない社外品のコードから、純正品のコードに交換すると、これで今までのエンジン特性に戻るかと思いきや、今までとはまったく違うエンジンフィーリングに生まれ変わった。今までのような軽がてらに荒々しく迫力のあるじゃじゃ馬のエンジンから、実にマイルドな洗練されたエンジンに生まれ変わった。乗っていると以前の方が迫力がありパワーが出ていて速いような気がするが、実際には荒々しい迫力がなくなりマイルドになった今のエンジンの方が速くて乗りやすい。件の社外品のコードなど、手に取るとまるで裂けるチーズのようにビニール被膜が裂けてきてよく車両火災が発生しなかったものだなとゾッとした。

結局はそういうものなのかも知れない。
整備不良のクルマは迫力があり、乗りにくくじゃじゃ馬で乗っていて楽しいが疲れる。
整備の行き届いたクルマは洗練されマイルドで、乗りやすく乗り味が上品で乗っていて何か物足りないが疲れない。


五感をフルに働かせてクルマに乗って感じることは、えてして正解なのであろう。それだけ第六感も含めた人間のセンサーとは鋭敏なものなのであろう。


クルマに乗っていて感じること。

どこかおかしいは、やっぱりおかしい。

なんか変は、やっぱり変。

そのようなものだと思う。

まったくもって、本来の姿を何も知らずにクルマ乗るということは恐ろしいことである。


ちなみに背筋に冷水を浴びせられたように寒くなる恐ろしいお話を一つ。
輸入車の、メルセデス・BMW・アウディ、MINI、ポルシェ等の走りのための高価格にして高級車は、新車で納車される時に、本国ファクトリーもしくは日本法人のディーラーで当たり前のように完璧にアライメント調整がなされているかというとさにあらず。アライメントは本国ファクトリーで基準値内におおざっぱに合わせられているに過ぎない。日本法人では納車整備で特別不具合が見つけられなければそのままスルーされる。いわんや国産車をやである。
私が以前メルセデス・ベンツのEクラスのステーションワゴンを買おうとした時に、ディーラーに納車整備でアライメント調整をお願いしたら、特に足廻りをヒットしたりしない限り、アライメント調整は行わないし必要もないと言っていた。もちろん新車で納車される時にもディーラーでアライメント調整は行わないと言っていた。
私のポルシェ911も納車整備でアライメント調整をお願いしたら、ディーラーを通すと10万円かかるから、納車後に街場のショップでアライメント調整をしてもらうことを勧められた。そこならば2万円強でアライメント調整をしてもらえる。
そのような理由で、これを読んでいる皆様が自分のクルマのアライメントをもし購入から一度も調整していないのならば、悲しい現実だが4輪のアライメントは100%バラバラだと言い切れる。
普通に流して走る人ならば2年に1度、ポルシェ・BMW・アウディ・MINI・メルセデス・TOYOTA86・BRZ・ロードスターなどのスポーツカーおよびスポーティカーでハードに走る人や長距離を走る人ならば、1年に1度アライメント調整することをお勧めする。せっかく素晴らしい走りを楽しめるクルマを所有しながら、1年や2年に1度2万円をケチったばかりに本来のクルマの潜在能力を発揮した走りを楽しめないなど勿体ないではないか。
私は過去に買った、マツダロードスター、スバルレガシィB4、セルシオ、アルファ ロメオGTVとすべてアライメント調整をして納車してもらった。それらすべて、まるで4輪駆動車のようにバシッと走った。FRのロードスター・セルシオしかり、4WDのレガシィB4など、さながら1976年のF1マシンで6輪車のタイレルP34のように走った。悲しいかなアルファ ロメオGTVはサスペンションが逝っていたので、アライメントを合わせていてもタコ足で、ステアリングを切っても行き先はクルマに聞いてくれ、というていたらくであった。
いつも言っていることだが、私はクルマを買う時に総支払額はお約束分しか値引き交渉をしない、と言うより営業担当が提示してくれる分しか値引きを期待していない。ただ、その分は整備でサービスしてもらうように交渉する。メカニックには申し訳ないのだが、車両代やパーツ代で値引きしてもらうのではなく、工賃すなわち労働力をサービスしてもらうのだ。もちろん労働力にも1時間あたり幾らという厳然とした決まりがある。アライメント調整は高額なテスターを使って計測するが、計測・調整そのものは作業労働力としてレスされる。ちなみに、私の場合はアライメント調整はすべて納車整備としてサービスでやってもらった。
やはりアライメントが完璧に調整されているクルマはイメージどおりにバシッと走って気持ちがいい。
それは長い眼で観た時に、値引きではなく値切り交渉で雀の涙ほどの金額を財布の中に残すよりも、ディーラーとカスタマーのお互いにとってよほど気持ちがいいことなのである。
何度も言うがいい加減な整備はカスタマーに対しての冒涜(ぼうとく)であるし、常軌を逸した値切り交渉はディーラーや営業担当や整備担当に対しての冒涜である。
このような人権侵害が繰り返されるようならば、近い将来クルマは必ずワンプライスとなり自動販売機で売られるようになる。


関連情報:ホイール・アライメント - Wikipedia

ホイール・アライメント
ホイールアライメント (Wheel Alignment 正しい読みは『アラインメント』) は、自動車のホイールの整列具合のことで、サスペンションやステアリングのシステムを構成するそれぞれの部品が、どのような角度関係で自動車に取り付けられているかを示すものである。キャスター角、キャンバー角、キングピン傾角、トーイン&トーアウトの四要素からなる
Posted at 2013/06/03 15:15:02 | コメント(3) | トラックバック(0) | マイ・ライフ | クルマ
2013年06月02日 イイね!

ぶらぶら日記〜日産GT-Rとパレアンヌ

ぶらぶら日記〜日産GT-Rとパレアンヌぶらぶらで、新国道の日産中古車センターに日産GT-Rを見に行ってきました。


正面


斜左


もうちょっと斜左


斜左後方


後方


右斜後方


右側方


左前輪


左後輪


店頭価格650万円。車検整備をして乗り出し価格は750万円前後というところでしょうか。


馴染みのフレグランスショップのパレアンヌ。
テナントアパートの1階に入っています。


左のMUSK(ムスク)は昨年の冬に買ったもの。中央のyuzu(ゆず)は先日、ポルシェ センター仙台に行く時に買ったもの。
MUSKはそのとおり、甘く濃厚な麝香(じゃこう)の香りがします。
yuzuは、トップノートはジバンシィのプチ・サンボンに似ています。ミドルノートはいちじくのようなフルーティーな香りでサルバドーレ・フェラガモに似ています。ラストノートが一番良く、中学生の頃に女の子達が部活あがりに付けていた無名のフレッシュコロンのような、懐かしく優しい香りがします。こう見えて香りにはかなりうるさいのです。


関連情報:パレアンヌ
店舗住所 〒010-0916 秋田県秋田市泉北1-15-1-103
営業時間 11:00~18:30
※イベント開催時など、業務の都合上、不定期に営業時間が短縮することがございます。
定休日 毎週木曜日、第2・第5金曜日(GW、夏季、年末年始に臨時休業有り)
地図


・パレアンヌHPより
ユズ・マン(オードトワレ) 75mL
[CARON-EDT-001]
販売価格: 7,350円 (税込)
【香りの特徴】
活気と静けさ、力強さと安らぎ、そして陰と陽。アジア文化の相対する神秘的な知恵のすべてが詰まった「ユズ・マン」は、キャロンのメンズフレグランスとしては初めてのエスペリデタイプ(シトラス)の香りです。
日本産の「ゆず」の高貴な香りを高めるために、調和のとれたインドバーベナ(レモングラス)のエッセンスと、フレッシュなインドネシアのバジルがブレンドされています。
またプロヴァンスの甘いイチジクの香り、酔わせるようなスペインのレンティスカス(うるし科の樹木)、アトラスの杉、オーストラリアのサンダルウッドなど、シトラスとウッディのモダンな調和が魅力的な香りです。
メンズですが女性にもオススメの香水。洋服の上からつけて家に帰り、シャツを脱いだときに、この上なくいい香りが漂い、思わず「う〜ん、いい匂い」と独り言を発してしまいました。
【商品仕様】
●性別: 男女兼用
●香調: シトラスウッディ
●容器: ガラス、スプレータイプ
●成分: 変性アルコール、香料、水
●販売名: ユズ・マン オードトワレ スプレイ 75mL


関連情報:日産・GT-R - Wikipedia
Posted at 2013/06/02 16:47:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | マイ・ライフ | クルマ
2013年06月01日 イイね!

ぶらぶら日記〜空冷の『位置について』と水冷の『ヨーイ』

ぶらぶら日記〜空冷の『位置について』と水冷の『ヨーイ』ぶらぶらで、水冷エンジンの911と空冷エンジンの911のヒップを比べてみました。


私の996。


奥が901で、手前が991。

以前から言っている、水冷エンジン911の腰高論。
写真を見比べてください。よく分かりますよ。
水冷の方がヒップがどっしりとした腰高の欧米人体型で、空冷の方がヒップがほっそりとして腰が低く柳腰で日本人女性のような体型でしょう?

貴方なら、どちらが好みですか?


関連情報:M-HOUSE
Posted at 2013/06/01 12:48:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | マイ・ライフ | クルマ

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「ガソリンモデル・ゼロの2040年までに何台乗れるか…準備はいいか?
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何シテル?   06/24 18:35
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