ぶらぶらで、面白いクルマといいクルマについて閃(ひらめ)きました。
運転していて面白いなあ、と思うクルマは運転しにくいポンコツグルマであることが多いです。
だいたい最近のクルマには欲しいクルマがなくて、ちょっと古い値段のこなれた中古車に魅力的なクルマを多く発見します。
つくづく最近のクルマはダメだなあと思います。
というのは嘘で、お金がないので手頃な価格の中古車しか買えないのが現実です。
最近の私のブログに『予算250万円のクルマ選び』なんてお話を書きましたが、あれは貧乏人の見栄で、実際のところ、自分で手を入れながら10年くらい長く乗るクルマは『予算150万円のクルマ選び』をして分割払いで買います。
それに対してちょっと興味が湧いて3〜5年ほど乗って飽きたら手放せばいいやと、軽い気持ちで買う場合は『予算50万円のクルマ選び』をして現金一括払いにします。
もちろんどちらのクルマ選びも店頭価格ではなく、込みこみの乗り出し価格です。
そんなところが実際の私のクルマ選びの現実です。
『クルマは50万円以下で買いなさい!』
松本英雄著より
ポルシェは長く乗るクルマ選びの部類に入るので、無理をして分割払いで買いましたが、あれは別格で、お金がないから分割払いにせざるをえなかったのです。
ポルシェ911 40th アニバーサリー・エディション
セルシオは、まあ5年は乗るだろうなと思って分割払いで買いましたが、実際に乗ってみると1989年に初代がデビューしてからアップデートを繰り返しながらも、保守的でへそ曲がりのヨーロッパの人達はさておき、世界のセルシオでいられただけのことはあるな、と感心しながら乗っています。
疲れた時や、体調が悪い時などに運転するにはこれ以上ないと思うくほどいいクルマで、まるで自分で運転する救急車のようです。
トヨタ セルシオ10th アニバーサリー・エディション
また、パールホワイトのボディカラーも現代的で、そいつに三面一番濃いスモークフィルム貼りをしているうえに、柄の悪そうな風体の態度のでかい男がサングラスをはめてちんたら走行車線を走っているので、まあ皆さん甘く危険な香りを本能的に察知して、お近づきにならないように走ってくれるのも助かっています。
そういえば、私はフレグランスが大好きなので、私の通った跡が分かるほどにぶかぶかとフレグランスを付けていますから、香りに慣れていない人や、体調の優れない人が同乗した時には、クルマ酔いならぬ、香り酔いをするみたいですね。
ま、私も体調の悪い時にクルマを運転していると、自分の付けたフレグランスに酔いますけどね。
そんな私がこの秋冬用に買ったフレグランス
ランセ・ル・ヴァンカー・オードパルファン※2
原産国 イタリア
香りの師匠にマイケルさんにはぜひとも付けてほしい香りで、香りのプロの女性ならば、思わずついて行きたくなる香りと評された香りですが、秋田にはなかなか香りに造形の深い女性がいないようで、誰一人ついてくる女性がいないのが、もっかの悩みの種ですね。
近所のでか可愛いゴールデンレトリバーには好かれているようで近づいていくと匂いを嗅ぎながらスリスリしてくるんですが、雄犬なのが少しばかり残念なところですね。
あと、あまり誉められた運転態度ではありませんが、マナーの悪いクルマには遠慮会釈なしに『邪魔だっ、どけっ!』という気持ちを込めて長押しクラクションをしますし、『追い越し車線をちんたら走っているおばちゃん後ろなんかぜんぜん注意してないんだもんねグルマ』には無限∞アップライトバッシングをしますけど、そんな人ってやっぱり日中はライトに気がつかないので、やるだけ無駄ですね。
まあ、秋田には『走行車線も追い越し車線も関係ないく、空いている車線を選びウインカーも出さずに車の間を他のクルマの危険も省みずに、好き勝手に走って何が悪いの?』というローカルルールがあるので、所詮秋田県人は田舎者だと思って諦めていますが、そんな私も根っからの田舎者の一員です。
まあ、私にとっての面白いクルマはジムニーですね。
こいつはミニ戦車かブルドーザーのように刺激があって運転している最中、運転後にげっそりするほど疲れますが、刺激があって運転していて面白いですね。ただし、このクルマに乗り続けるためには日々の筋トレは欠かせません。身体を鍛えていないと、このクルマのハードさに負けます。
それに対してセルシオはこれ以上ないほどにいいクルマで、超安楽で運転していることを忘れるほど刺激のないクルマです。
まるでドラゲーをしているかのごとくスピード感を感じさせないクルマで、運転したまま眠りにつきたいくらい安楽です。
セルシオは、人生最後に乗るクルマ選びの第二位ですね。
まあ、そんなに早く乗りたいとは思いませんが、栄えある第一位は霊柩車です。
そんなわけで、運転して面白いクルマは刺激が多くそれが迫力に繋がるダメグルマにポンコツグルマ。
それに対していいクルマは、運転していてつまらない刺激の少ない出来のいいクルマというところです。
まあ、どっちを選ぶか、どっちが好きかは人それぞれ分かれるでしょうが、私はどっちも好きですね。
ただし、遅かれ早かれどちらも飽きるのに変わりはないので、私の場合は独り身の気楽さで両方の個性を持った二台のクルマを所有しています。
ただ、たとえ二台持っていても、あっちのクルマもカッコいいな、こっちのクルマも素敵なクルマだなと、年がら年中クルマ発情期※1 なんですけどね。
おまけで、最近のクルマ発情期の対象MG-A
いかにも英国車といったソリッドグレーのボディカラーが魅力的です。
やっぱりクルマのボディカラーは、一にシルバー、二にホワイト、三にブラック、あとは無しですね。
あとオープンカーの幌は、一にブラック、あとは無しですね。
英国車のように、老いても魅力的な由紀さおり。

なんか脇腹のお肉をギュッと締め上げて隠しているところなんて、いじらしいじゃありませんか。
いつまでも男に愛される女でいたいと思う女心は、切なく悲しくいじらしく愛しいですね。
とりあえず今日くらいは、クルマだけでなくご主人・奥さん・彼氏・彼女・愛人・その他を愛してあげてほしいものです。
幼稚園の頃に、『惚れた!』と思った頃の由紀さおり。
この物憂げな眼差しに幼稚園児ながらも、
『お姉ちゃん、どうしたの。お腹痛いの?』
なんて声をかけたくなりますね。
今、思うと、『手紙』歌詞の
死んでもあなたを 一人にしないと
今日までつとめた この私だけど
って、かなり怖いものがありますね。
幼稚園の頃は、意味がさっぱり分かりませんでしたけどね。
ちょっとお姉が入ったピンクマルティニとのコラボレーションアルバム『1969』。
はてさて、クルマ好きというのは賢者なのでしょうか、愚者なのでしょうか?
いったいどちらなのでしょうね。

ちょっと季節が早いですが『賢者のおくりもの』オー・ヘンリー 著より
※1 クルマ発情期:マイケルの造語。
※2 ナポレオン皇帝御用達クリエイターのフランソワ・ランセがナポレオンに献上した香水を、ランセ家の当主ジャンヌ・サンドラ・ランセが再現した、ランセが誇る最もプレステージの高い香水。
ボトルは勝利の象徴、オベリスクの形にデザインされ、勝利者に与えられる月桂樹の冠が施されています。
「ル・ヴァンカー」とは「征服者」の意。
ナポレオン時代から復活した香りは、現代においても「男らしさ」「ほのかなセクシー」を堪能できる香りです。
ビジネスシーンで貴方の格をワンランク引き上げること間違いなし。
軽すぎず重すぎず、スマートで、デキる男を演出する代表香です。
女性ウケ抜群!
商品仕様
◎性別:男性用
◎香調:フレッシュ・フゼア
◎トップノート:シトラス、ジンジャー、ナツメグ
◎ミドルノート:ジャスミン、ラベンダー、ゼラニウム
◎ベースノート:シザー、イリス、アンバー、ムスク
◎販売名:ル・ヴァンカー オードパルファン 50mL