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ぶらぶらで、セルシオの行方を案じていましたが吉報が入りました。

セルシオを馴染みのクルマ屋さんに引き取ってもらい一段落していましたが、やはり気になるもので、クルマ屋さんの前を通るたびにまだ売れないかまだ売れないか、とそわそわしていました。

クルマ屋さんには新しいオーナーに売れたら知らせてほしい、とお願いしておきました。

その後、商談中の掲示があって、しばらく商談が継続されていました。

そうなるとやはり気になるもので、なるべく毎日チェックするようにしていましたが、先日やっと商談がまとまって購入されていきました。

何でも地元の若い男性だったとか。そして、ディーラー整備だったのでクルマのコンディションもよく、夏タイヤも新品で新しい冬タイヤも付いているということでずいぶん喜んでいたそうです。喜んでもらえて良かったな、と思いました。

少し寂しい気もしますが、クルマ屋さんの展示場に並んでいるよりも、やはりクルマは走ってなんぼです。新しいオーナーに大切にされて元気に走らせてもらえたら、と前オーナーとしては祈るばかりです。

このセルシオは、私が買った唯一のトヨタブランド車でした。

セルシオ、本当にさようなら。
新しいオーナーの元で素敵なカーライフを送ってくれ。


しかしこれってなんとなく、別れたカミさんが新しい男と再婚するときの前夫の気持ちと似ているな、とふと思いました。

ぶらぶらで、最近ふとしたことで、新しい女房よりも、昔ながらの古女房の方が肌になじむなと思いました。


先日、レガシィが入庫して数日間を代車で過ごしましたが、自分の体の一部を失ったかのような不自由さを感じました。

代車はもちろん新車の試乗車があてがわれたから文句のつけようもありません。ただ、乗っていて肌になじまないのです。なんかそわそわして落ち着かないのです。

新車の試乗車に問題はないのですが、不思議なことに自分のポンコツ車の方が肌になじむのです。こればかりは理性でどうこういうレベルではなく、感性としてなのです。なんか乗っていてしっくりこなくて気持ちよくないのです。

古女房のポンコツレガシィが整備に入っている数日間がつらく感じました。

クルマには乗っている人のクセがついて、オーナーが乗りやすいクルマに生まれ変わってくるものです。


それで自分のポンコツ車でも女房でも、なじめば離れられなくなるという意味で、くれぐれも浮気なんぞして古女房を無下に扱い軽んじてはならないものなのだなあ、としみじみと思いました。