
某日行われたアベンタドールの試乗会の様子をアップします。
博多で仕事をしていると、朝10時頃お世話になっているランボールギーニの店長から電話がかかってきました。
「白、青、黄色の、アベンタドールが3台そろう試乗会を行うので、是非市場に来てください。
色違いで3台そろう試乗会は日本で初めて」との事。
これは行かねばと、昼からの予定を早め、12時の新幹線に飛び乗りました。
ランボールギーニに着くとさっそく店長が試乗車を用意してくれました。
私に用意していただいたのは3台の中で最もオプションが装備されたイエローのアベンタドールS 左ハンドル。
カーボンパーツ、センターロックホイル、スポーツエグゾースト、その他ほとんどのオプションが装備されています。
総額約5000万円以上・・・
これば傷つけられないな!
店長は接客が忙しいらしく、試乗前の手続きはあとでいいとの事、さっそく乗り込みます。
以前乗っていたカウンタックとは違い、内装は超未来的。
癖のあったカウンタックとは違い、アベンタドールは1発でエンジンがかかります。
フェラーリと違い、ナビも8インチぐらいのでかいのが付いてます。
未来的で豪華で内装はフェラーリよりいい感じです。
欲しくなりました。
店長は忙しいので、応援に来ていた新人の社員さんが右側助手席に座りました。
「私、アベンタドール試乗に同乗するの初めてなんです。よろしくお願いします」って拍子抜けです。
センターの赤いスイッチカバーを上に跳ね上げ、隠れているスターターボタンを押します。
かんだかい爆音が響き渡ります。
オプションのスポーツエキゾーストがいい音させています。
アイドリングでも相当な爆音です。
軽くブリッピンしてみると官能的な爆音が響き渡ります。
ドライブレンジに入れスタートです。
アベンタドールのDCTは相当回転が上がらないと動き始めません。
最初はニュートラルかな?と勘違いするほど。
3000回転ぐらいから動き始める感じです。
その代わり停止状態からフルスロットルくれてやると、血が体の後部に集まるような猛烈な加速をします。
メインのバイパスに向かうまで、新人さんが道案内。
しかしあまり道に詳しくないのか案内される裏道の狭い事狭い事。
幅の広い左ハンドルのアベンタドールで裏道を走るのは手に汗握ります。
何といっても5000万オーバーですから・・・
途中どう見てもアベンタドールではフロントスポイラーこすりそうなところがあり、フロントリフトアップして通過。
やっと片側4車線のバイパスに入ります。
そこまでの細い裏道でだいぶアベンタドールにも慣れていたので、新人さんに「パドルシフト使って少し気合い入れて走っていいですか?」と尋ねると「ご自由にどうぞ」と返事帰ってきたので遠慮なく走ることにしました。
モードをスポーツに切り替え、道はガラガラだったので右にハンドル切りながら1速でフルスロットル。
電子制御が介入しているのか、わずかなスリップだけで猛烈な加速。
マニュアルモードでパドルで2速、3速としシフトアップしていきますが、12気筒740馬力のエンジンの加速は衰えません。
裏道を走っているときは異常に固く感じた足回りも、飛ばせば安定しています。
300kmをオーバーする車はこのぐらい固い足じゃないと安心できませんね。
私のGLA 45 AMGと違い地を這うように低いボディーは空力もいいようでぐんぐんスピードが上がります。
しかしバイパスと言えども一般道。
右足の力を抜いて、ゆっくり走ってみます。
パドルを使わず車に任せていれば、ゆっくり走っても昔のDCTのようにギクシャク感はなく、普通に走ります。
最近のスーパーカーはよくできてます。
また道が空いてきたので、パドルでシフトアップ、ダウンを使いながら走りましたが、重心の低さか、挙動はいたって安定しています。
フェラーリのスポーティーさとは違う、どっかん的でエンジン音がよく聞こえ、排気音はかんだかい独特な爆音なランボールギーニの走りですが、ランボが好きな人にはこれがいいんでしょうね!
相当ハイペースで走ったのか、私の20分ほど前に試乗に出たブルーのアベンタドールに追いついちゃいました。
新人さんが「これからは前の車について走って、ディーラーに戻ってください」との事・
「初めてアベンタドールの試乗に同乗して、こんな走りされた方は初めてです、ほんとは手に汗かいてました。」って、前に先導車が出てきて新人さんはホットしたみたいです。
ディーラーさんに戻るとすぐにショールームに車を入るようです。
古株の社員さんが、が狭くて入れにくいショールームに神業的な操縦でバックで入ってきます。
ショールームは大爆音と排ガスの匂いでいっぱいです。
フェラーリもマクラレーンもDUCATIも外車系ディーラーさんは、ショールームでエンジンかけることに躊躇ないようですね。
ガソリンの匂いプンプンです。
店長はニヤっと笑いながら「早く戻ってこられましたね。楽しかったですか?」と言われギクリ・・・
店長曰く「今日の試乗会は、キズ付けたり事故れば買い取って頂けるお客さんだけを招待しました」っだって。
傷つけなくて良かった!
同じスーパーカーでも、ランボールギーニとフェラーリは何度乗っても違う乗り物なんだなと思います。
いろんな乗り味の車がある。
だから車って飽きなくていいんでしょうね!!