現在日本において好調と言える自動車メーカーはおそらくマツダとスバルくらいなのでしょう。
しかし、デザインに優れるマツダとは対照的に、スバルのデザインは一言で言うと「垢抜けない」。
この2016年においてなお、1990年代のようなセンスを感じさせる車ばかりがラインアップされています。
しかし、以前に発表されたインプレッサコンセプトはなかなかに優秀なデザインに見えました。
ボディサイドはスポーティーになったプジョー・308のようであり、トヨタ・オーリスや日産・パルサー(日本未投入)はもちろんのこと、プロポーションだけで言えば個人的にはマツダ・アクセラよりも優れているように思いました。
インプレッサコンセプトはそれほどまでに流麗なデザインでした。
そんなわけで、今度のインプレッサには期待できるのかな、なんて淡い期待を抱いていたのですが。
発表された市販モデルがこれ。
なんのことはない、いつものスバルでした。
フロントオーバーハングが長すぎるという昭和の日本車みたいな失態を犯しているうえに、コンセプトモデルにあった流麗さは失われ、旧型インプレッサとほとんど変わらないプロポーションになってしまっています。
発表されたコンセプトカーがスバルの「理想」ならば、市販モデルが「現実」なのでしょう。
しかし、消費者に理想と現実の差を見せつけて、スバルは一体何をしたかったのでしょうか。
恰好良いコンセプトカーを見せた後に、それに比べればよっぽどダサい市販モデルを見せることに、一体何のメリットがあるのでしょうか。
ダサい車を出すなら、事前に出すコンセプトカーもダサくしておいたほうがむしろ賢明だと思いますが、どうなんでしょうか…。
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新型車 | クルマ
Posted at
2016/03/28 19:08:58