韓国車といえば、日本人にとっては2001年にヒュンダイが日本市場に参入したものの、全くと言っていいほど売れずに2010年には日本市場から乗用車販売から完全撤退しています。
当時はサンタフェだのエラントラだのとなんだかデザイン力の欠片も感じられないような車ばかりでしたが、日本参入時の末期頃にはi30などといった、まあ特別格好良いわけでもありませんが随分とまともになったものだといえるようなデザインの車も出るようになっていました。
で、今ですが、実はヒュンダイも結構格好良い車を出していたりするんです。
紹介するのはヒュンダイ・ヴェロスターというモデル。
外装写真を見てもらえば分かる通り、ドライバーズシート側はドアが1枚、パッセンジャーシート側はドアが2枚というユニークな仕様です(写真は左ハンドル車です)。でも改めて考えてみるとこれってなかなか合理的なのではないかと思います。コンセプト自体がハッチバックとクーペのクロスオーバー(※)ですし、ドライバーオリエンテッドな感じを作りつつも実用性をある程度確保するという姿勢がなかなかいいです。
(※そもそもクロスオーバーというのは2つのコンセプトの融合という意味ですから、地上高の高いクロスオーバーSUVである必要ではなく、こういうクロスオーバーも素敵だと思います)
パッセンジャーシート側のリアドアを見てみるとジュークやアルファのようにウインドウ後端に2ドアに見えるような配置でドアノブが設置されているのもなかなか好印象です。
そして、全体的なデザインを見てみると、日産とかマツダはともかく、トヨタとかのデザインよりはよっぽどいいですし。…どころか、率直にいって格好良いと思います。
そして、パワートレインなんですが、1.6LのNAとターボという、言ってしまえばジュークなんかとバッティングするラインアップで、ということはジュークのオーナーたる私にとってはなかなか魅力的に映るわけです。実際の走りとかは分かりようもないですし、もし所詮韓国車というような走りであるんだったらデザインがいくら優れていようと魅力の欠片も失われてしまいましょうが、そうはいっても、日本車の走りだって所詮はトヨタとかいわれるようなものですし、これがあれのパクリだとか鬼の首を取ったようにネット掲示板なんかで騒いでいる日本人を見ていると、トヨタとかの(トヨタばかりこき下ろして申し訳ないですが)デザイン力の低さを省みて、もう少し危機感を持ったほうがいいのではないかと思う次第であります。
Posted at 2014/05/24 18:17:52 | |
トラックバック(0) | 日記