
昨年10月、シンガポール日産によりシルフィのスポーツモデル「SSS」が発売されました。
搭載されるエンジンはMR16DDT、つまりジュークのターボモデルに搭載されるエンジンで、190PSを発揮します。これだけの馬力であればSSS(スーパースポーツセダン)を名乗るのも悪くないと思います。
問題は、なぜシンガポールなのか、という点です。
言うまでもなく、日本市場で売ったところで、大して売れないでしょう。特に今の日本市場では、コンパクトセダンのカテゴリーは縮小に縮小を重ね、今や購入層といえば走行性能とは無縁の年寄りばかりという印象があります。
けれど、だからこそ。そんな失われたカテゴリーを取り戻すためにも、シルフィSSSを日本投入してみるのも、1つの手なのではないでしょうか。特に、日産が日本市場に手を抜き過ぎだと多方面から批判を受けている今こそ、こういったニッチで楽しいモデルを投入すれば、どれほどブランドイメージを向上することでしょうか。
ちなみに車重は1,360kg、トランスミッションは日本仕様ジューク同様CVT(6段マニュアルモード付)のみです。ジュークターボに乗っている自分からしても、CVTのネガを感じないなどとは言えませんが、それでも楽しいパワートレインだと思います。
そんなパワートレインが、かなり広い(ショールームで乗り込んでみたことがありますが、リアシートもかなり広いです)実用的なセダンに載るということが、一部のユーザーにとってどれほど嬉しい事になるでしょうか。なにより、シルフィはコンパクトセダンの中でもデザインの良さは突出しています。
Posted at 2015/01/10 20:48:13 | |
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