
東京モーターショーに行って来ました。正直なところ、あまり興味を惹かれるコンセプトカーがあるわけでもなかったのですが、5D Mark IIIを買って最初のモーターショーだったので、いろいろ撮ってきました。
入場者数減少だの、車離れがさらに進んだだのとメディアは騒ぎ立てているようですが、自動運転車が目玉のモーターショーに、誰が好き好んで行くのかって話で。
まあそれはどうでもいいんですが、Tポイントの話。
東京モーターショーの前売り券を購入しようとすると、Tチケットというものが存在するということを知りました。
なんとこのTチケット、事前にネット上でクレジットカードを使って入場料を決済すれば、持っているTポイントカードが入場券代わりになるそうです。つまり、デカい前売り券を持ち歩く必要がないということ。
しかも、入場時にはTポイントが5ポイント付くし、Tチケット専用ゲートというものがあって、混雑を避けて入場することもできるそうです。
この情報を初めて見た時、なんと頭がいいんだと感心しきりでした。当然、そのままパソコンで申し込みをしよう…と思ったのですが、ここで落とし穴が。
手数料、216円。
バカじゃねーの。
なので私は、ブラウザを閉じ、近所のセブンイレブンに行ってそこで前売り券を購入しました。当然、セブンイレブンで売っている前売り券には手数料などありません。
もっと言えば、モーターショー当日、私が行ったのは最初の土曜日の11時前頃だったのですが、入場ゲートはまったく混雑などしていませんでした。Tチケット専用ゲートから入る人はそもそも皆無。まあそりゃそうだ。
話は変わりますが、「Tマネー」というものをご存知でしょうか(多分誰も知らないでしょうが…)。これは、持っているTポイントカードが電子マネーカードに早変わりするという、Tチケット同様一見すると素晴らしいように思える機能です。
しかし、Tチケット同様、これもまったく使い物になりません。
このTマネー、基本的にはTSUTAYAとファミリーマートでしか使えません。しかもなんと、500円で1ポイント還元という驚くべき低還元率。
ちなみに、楽天Edyは200円で1ポイントですし、使える店も多いです。コンビニならどこでも使えますし、私のよく行くTSUTAYAでも使えます。
つまり、私にTマネーを使うメリットは、まったくもって存在しません。
Tマネーというコンセプト自体は素晴らしいものです。ポイントカードと電子マネーを一体化することにより、お財布の中に溢れるカードをすっきりと減らすことができる(※)かもしれません。Tチケットだって同様に、コンセプト自体は素晴らしいです。わざわざ紙のチケットを発行しないで済む、非常にエコでスマートな考え方です。
(※ちなみに、楽天EdyとRポイントカードが一体化されたカードなら現実にあります。私も持っています。便利です。)
しかし、いかに基本的なコンセプトが素晴らしかろうとも、使い物にならなければお話になりません。
Tカードは共通ポイントカードの先鞭をつけたブランドであり、日本人の多くが所有しているカードです。つまり、やりようによっては大きな革命を起こしうる潜在性を秘めています。
にもかかわらず、せっかくのいいアイディアが誰の得にもならない無駄機能に終わってしまっていることが、残念でなりません。
Posted at 2015/11/11 23:33:03 | |
トラックバック(0) |
雑感 | 日記