
このところずっと天候が不順で
早くも今週は梅雨入りしてしまいましたね。
先週の事ですが・・・
天気予報を見ていて以前から考えていた事が
出来そうだったので夕飯を済ませた後
急遽カメラ一式抱えて家を飛び出しました。
目指したのは県南部の熊野市
最初の目的は世界遺産の一部
「鬼ヶ城」
狙ったのは天の川の写真
一度は撮ってみたいと思っていたのですが、季節・天候・月齢・休日が揃わず行けていませんでした。
その夜は、月が無い時で翌日が仕事休み
天気は曇り空でしたが、当地は天の川が昇る頃には晴れる予報。
となればスクランブル発進するしかないか~となった訳です(^^;)
時間的に下道では時間が掛かるので私にしては珍しく高速を利用
今は紀勢自動車道から先も熊野まで自動車専用道が延びているので
途中休憩しても2時間半ほどで到着しました。
ありがたい事に鬼ヶ城は駐車場も入場も無料
金欠族にとってはこれだけでも最高のロケーションですw
車を降りて空を見上げると綺麗にたくさんの星が煌めいていました。
勿論天の川も雲のように肉眼で確認できます。
(さすがに写真で見るようには見えません)
早速、カメラ機材とライト片手に鬼ヶ城へ
勿論、外灯など無く歩道沿いの柵の向こうは太平洋( ̄▽ ̄;)
闇の中、波の音が恐怖心と冒険心を誘います。
ここでの天の川は結構撮られていて特に定番なのが
千畳敷と言われる所の階段を上がったドーム状の奇岩の下です。
真っ暗で誰も居ないと思ったら闇の中にカメラの明かりが・・・
さすが有名スポットですね、先客がみえました。
邪魔するといけないのでライトを暗くして三脚立てて撮影の準備
見えないけど水溜りとかあって嵌まったりしてちょっと苦労しました。
で撮った写真が以下のような物です。
撮り慣れていないので自分的にはイマイチかと思いますが如何でしょうか?
スマホだと真っ暗にしか見えないかも知れませんね。
PCでも見てみてください(^^;
雨上がりで出来た水溜りにも天の川が映っていました。
少し場所を変えて
鬼ヶ城を出て近くの海岸七里御浜で
時間と共に天の川は立って西の方へ移っていくと雲も薄っすらと掛かってきて
見え辛くなってきました。
ちなみに写真撮った辺りの昼間の鬼ヶ城はこんな所です。
写真の出来は別にして念願の撮影を終えて近くの道の駅へ
海岸沿いで海から上がる朝日も撮りたいと車中泊
この時期日の出は4時台。
3時間も寝ないうちに空が白み始めカメラ片手に七里御浜の海岸へ
既に釣りをしている人がけっこうみえました。
鬼ヶ城近くでは残念ながら向いの半島に遮られ太陽が水平線から出てくるところは撮れず。
こんな感じでした。
ここはいつもこんな感じなのでしょうか?波が高かったです。
みなさん波を避けながら釣っていました。
近くで写真を撮っていた女の人は、波を避けきれず足を濡らしていました。
この日は熊野のもう一つの目的地、有名な棚田のある丸山千枚田へ向かいました。
ところが早起きしたので途中で思わぬ光景に出会いました。
「風伝おろし」です。
風伝峠という辺りで雨上がりの翌朝、気温が低い時に雲が山から
麓に向けて流れ落ちてくる現象だそうです。
運転中に現象を見てふと思い出し風伝おろしと気付き
急いで車を止める所を探してカメラに収めました。
撮った場所が良いスポットだったのかどうかは分かりません。
気温が高かったせいかよく写真で目にするほどの雲の量ではなかったようですが
初めて見る光景に感激しました。
しばし流れる雲を見ていましたが、今思うと動画も撮れば良かった(-_-;)
興奮冷めやらぬまま丸山千枚田へ行ったのですが
到着した時は霧に包まれて何も見えなかったので先に少し足を延ばして
赤木城跡と言うのを見に行きました。
標高が高そうだったので雲の上に出ている有名な竹田城跡を連想していましたが・・・
雲の下でした^^;
丸山千枚田へ引き返した頃にはすっかり雲が消えて明るい日差しが棚田を照らしていました。
やはり初めて見る見事な棚田に感動しました。
日本の山村農業の原風景と言うんでしょうか圧巻でした。
田んぼに水が張られ田植えが始まっていました。
小さな棚田も沢山あります。
今まさに田植えが始まります。
作物などを運ぶのにモノレールが敷かれているんですね。
トンビでしょうか仲良くレールを止まり木にして何やら獲物を狙っているようです。
温暖な南部の土地らしい光景も
小さな田んぼは、トラクターとか使えないのでひとつひとつ農具使って作業するんですね。
こりゃ大変ですね(◎_◎;)
御覧のようにこの時はすごくいい天気で写真も綺麗に撮れました。
田んぼに水が張っている時は、夕方の夕日に染まる景色がまた特に良いらしいです。
コロナでどうなるか分かりませんが、毎年6月頃にライトアップもしているそうです。
今は棚田で生計を立てるのではなく、田んぼのオーナー制で棚田の景観を維持しているようですね。
農村観光地・・・そんな言葉が浮びました。
これで以前から見てみたいと思っていた2ヶ所と思わぬ自然現象を見る事が出来て
大満足で帰路に就きました。
帰りはオール下道でゆったり車を流して久しぶりの中距離ドライブを楽しみ帰りました。
午後からは徐々に雲が広がりこの翌日はまた雨となりました。
以上、まさにピンポイントのクマの熊野遠征でした(^(ェ)^;)
長々とご覧いただきありがとうございました♪
Nikon D850
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