えっと・・長いので読まない方が良いかも知れない ワン
小説風に行く ワン ( ^ ^
目次
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解説
くろだワン
くろだワン、ポンコツ車の将来 上巻
その日も酷く寒い朝であった
くろだは目覚ましに起こされ軽い眩暈の中目覚めた
「まだ眠い ワン」
しかし仕事までの時間が刻々と刻まれる。
「まずはご飯からだな ワン」
今日のご飯も何時もの通り、普通のドックフードと少しダイエットのご飯合計21gであった。
「食べた ワン 仕事に行く ワン」
くろだはおもむろにトイレに行き用事を済ませ、通院バック片手に家を出た。
くろだの愛車はポンコツのジムニーであった。
「寒い ワン」
くろだはエンジンを掛け早々と走り始める、暖気運転など無用であった。
「しかし寒い ワン」
何時もの通勤風景だか何かが違った。
「何だ又信号だ ワン 止まると面倒だ ワン」
そうであった、くろだの車は長時間アイドリングするとエンジンが止まってしまうのだ。
「右折の矢印が出た ワン あと少しで行ける ワン」
くろだは待った、ただ前の車が異様であった、単管パイプを沢山積んだ2t位のトラックであった。
「このトラックは遅そーだ ワン でも時間は未だあるから余裕だ ワン」
信号が変わり青信号が点いた瞬間にトラックは急発進した。
「煙い ワン」
そうであった、そのトラックは排気ガスが沢山出ていたのだ。
「まぁイイ ワン 少し車間を開ける ワン」
くろだは車間距離を保ち走り続ける。
「危ない ワン 頭大事か ワン」
前を走るトラックは90度位のコーナーを50km位で突っ込んで行った。
「曲がった ワン でもあの単管パイプが飛んできたら大変だ ワン」
しかしトラックは普通にコーナーを曲がり走り続ける。
「危ない ワン でも抜かす事は出来ない ワン」
くろだの車は最高速が80km位しか出ないのであった。
単調な道を走り、途中の山道に入る、その先は右カーブの上りがきつい道だ。
「ここで70kmまでスピードを出す ワン そーすると登り終わりで丁度50kmだ ワーン」
くろだは車間距離を取り、途中からアクセルをべた踏みする。
「あっ! トラックが減速した ワン まずい ワン」
トラックの真後ろに付けた車でくろだは思った
「この坂は3速まで落として40km走行だ ワン」
そうであった、くろだの車は4速だと失速してしまうのだ。
「ワン? 追い越せだと ワン 無理だけど抜かす ワン」
前のトラックが左にウインカーを出し、くろだの車を先に行かせる気であった。
「仕方無い ワン」
くろだは3速6000rpmまでエンジンを回しトラックを追い越す。
「壊れるんじゃねーの ワン」
ここから先は信号も無く、単調な道だ。
「暖房なんか入れてみる ワン 少しは暖かい ワン」
くろだは車の暖房を入れ一息ついた。
しかしこの先はセンサー付きの信号が待っている。
「ワン 前に走っている車が無い ワン」
くろだは先頭で停車する。
「早く変わらないかな ワン」
信号が変わり、おもむろに2速に入れ発進する。
「ワン♪ 会社に着いたら暖房を全開で入れて暖まる ワン」
くろだは思った、その時であった、くろだの車に異変が起こった。
「ワンだ? スピードが落ちていく ワン ?」
くろだの車の車速が徐々に落ちて行き50kmがやっとであった。
「うわぁ ワン トラックが煽って来る ワン」
先程抜かしたトラックが真後ろに着く。
「まぁイイ ワン 勝手に抜いて行く ワン」
しかしトラックは追い越しもせず、次の交差点で曲がってしまった。
「何かハンドルが取られる ワン ブレーキかもしれないけど止まるの面倒だからこのまま行く ワン」
くろだの判断は間違っていた、この時既にフロントブレーキは悲鳴をあげ、きな臭い匂いを放っていた。
「着いた ワン♪ どれホイールを触って確かめる ワン♪」
「ワン 熱い ワン 火傷しそうだった ワン」
そうであった、くろだの車のフロント左のパッドが固着を起こしていたのであった。
「直すの面倒だ ワン 修理頼むか ワン!」
しかしくろだの考えは甘かった、お金が無いのだ。
「昼休みにでも直す ワン」
解説
ポンコツ車のブレーキが固着しただけだ ワン
くろだワン、ポンコツ車の将来
第1巻 壊れた篇 上巻 定価30円(税込)
お前頭が壊れたな ワン
そのようです・・
Posted at 2016/01/09 19:21:56 | |
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