ボアアップします　組込編

　それでは・・・

　写真の大きい方のピストンを組み込んでいきます、サイズは44mmです

まずはオイルストーンでもう一度確認を兼ねて平面を出します

　中央に液体パッキンを塗布します

ピストンの方向を確認し、ＥＸ側を下にします

　今回は左側にＣクリップを押し込みます

　Ｃの切り欠きがケース側(写真だと左側)にします

コンロッドに組込みます

　ピンを挿入し、Ｃリングを組み付けますが、ここが一番時間が掛かりました

ピストンを固定できたらシリンダーを挿入していきます

　この時、必ずケース側パッキンを入れ忘れないようにします

　今回は、自作の１mm厚(付いてきたパッキンは0.3mmでした)にしました。理由はヘッドガスケットの径がピストンより小さかったため、干渉しないようにガスケット手前で上死点になるようにしました
　ピストンにはリング位置決めのピンが刺さっているのでそのピンに合うようにすればピストンリングは簡単に縮めることができます、思っている以上に簡単にできます

ヘッドガスケットの方向を間違えないようにセットし、４本のボルトを手で締め込んでいきます

　手で閉められなくなったらソケットレンチで回していきます

４本のボルトはトルクレンチで7N･m→9N･m→10N･mの順で締め付けました
　締め付けはできるだけ対角線に行います(上の左→下の右→上の右→下の左の様に)

　※当方のトルクレンチは20Nからの物ですのでレンジ外での使用です

これで組込みは終了ですが、搭載までにはやることがあるので、それが終了するまでは搭載はできません

　ミッションオイル交換→キャブの調整→オイルポンプの固定などなど、コレが終了すれば搭載に掛かります