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バルジ隊長のブログ一覧

2015年09月29日 イイね!

待ち遠しい今週末(^_^)/

待ち遠しい今週末(^_^)/昨日のスーパー・ムーンは、雲が多かったために思い通りの写真が撮れませんでした(+o+)


その前日の「中秋の名月」は、18-200mmのズームレンズで、手持ちで撮影。



横着しないで、三脚と50-500mmズームで撮ればよかったと、後悔・・・(>_<)






さてさて、かねてより楽しみにしていた・・・


今年で10年目となる、「仙台クラシック・フェスティバル」が開催されます \(^o^)/ヤッター

フランスのナントで開催され成功し、東京や金沢などでもその名を冠して行われる「ラ・フォル・ジュルネ」と同様に、格安でたくさんの演奏会が行われるイベントです。


今年は、なんとか休暇がとれて、聴きに行けます!


10月2日(金)~4日(日)の3日間
10のホール等で午前10時~午後9時過ぎまで、86もの演奏会が行われます。


ピアノ、ヴァイオリン、チェンバロなどのソロ、室内楽、管楽アンサンブル、吹奏楽団、バンドネオン、三味線、オーケストラ・・・などなど、さまざまな演奏家の皆さんが集います。


とても全部は回りきれません(~_~;)




仙台市に詳しい方はわかると思いますが・・・

泉区にあるイズミティ21~日立システムズホール仙台~エル・パーク仙台~太白区文化センターと4つの施設でそれぞれ演奏されているのです。

地下鉄で移動できますが、聴きたい演奏をしぼらなければ無理です(~_~;)



私は、4日(日)は聴きに行けないので、2日と3日の演奏をチョイスしました(^_^)/



2日(金)は、午前中は仕事、午後に休暇をもらいます。


その足で、イズミティ21に行って


リスト : ピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第2番 他

これを聴きます(^^♪

金曜日の夜に、こんな贅沢な2曲を生で聴けるとは~\(◎o◎)/!




翌日、朝から日立システムズホールで・・・


「左手の詩人」 舘野泉 さんの演奏(^^♪

大河ドラマ「平清盛」の曲も演奏するらしいです。




そこからまたイズミティ21の小ホールへ移動して、


川畠成道 さんのヴァイオリンを聴きます。

ファリャ : スペイン舞曲第1番
ラフマニノフ : ヴォカリーズ など

いい曲が並んでいます(^○^)




そのまま、大ホールに行って、

指揮: 山下一史   演奏: 仙台フィル

スメタナ : 交響詩「モルダウ」
シベリウス : 交響詩「フィンランディア」 など

今年は、シベリウス生誕150周年でもあります。
珍しく「合唱付き」で演奏されます。
そして、私も中学校時代に歌ったことがある・・・

佐藤眞 : 大地讃頌

これがオーケストラの伴奏で聴けるので、ワクワクします\(◎o◎)/!




そして、この日のシメは・・・・

もちろん、山下さんと仙フィルによる


チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲

この2曲を一挙に聴けるなんて、こういうイベントでなければ考えられないプログラムです(^^♪





それぞれのチケット代が安いので、こうして5つの演奏会を聴いても、8,500円也(^o^)



海外のオケなら、1つの公演で2万円程度はかかるので、もう格安ですね~(^o^)

そして、なによりも多彩なプログラムが組まれているのが興味深いです。



今回、私の休暇が合せられるかどうかがわかるのが遅かったので、すでにバンドネオンの三浦一馬 さん

のチケットが完売になっていたのが残念でした。

その他にも完売があり、以前のブログに書いた演奏であきらめたものもあります。




いずれ、こういうイベントで、気軽にクラシック音楽に触れ、生の演奏を楽しめるのはとても素晴らしいことだと思います。


電子音ではなく、アンプで増幅された音でもない・・・


演奏者の曲に対する情熱と感情が、楽器そのものの振動となって、心に伝わってくるのがクラシック演奏の醍醐味。



ちょっとこの週末も、音楽に浸ってこようと思います(^_^)/
Posted at 2015/09/29 20:53:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | クラシック音楽 | 音楽/映画/テレビ
2015年09月06日 イイね!

半年ぶりの生オケ(^o^)・・・と10月のイベント(^^♪

半年ぶりの生オケ(^o^)・・・と10月のイベント(^^♪先週のことですが・・・(^^;;

久しぶりにコンサートに行きました。

3月のトゥールーズ国立管弦楽団演奏会以来です。



奇しくも、メインプログラムは同じで、リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」(≧∇≦)

この曲、大好きなんです(^o^)

この曲を演奏するので、絶対聴きに行きたかったのです!




今回の演奏会は、仙台フィルのタウンコンサート。

地方の街での演奏会にしては、とっても意欲的な選曲です!!(^-^)/

首都圏のオケの地方公演は、おおよそベートヴェンの交響曲が多くて、私はウンザリするのですが・・・

仙フィルはやってくれますね〜o(^▽^)o




私の日程調整がつかなくて、栗原公演に行くことにしました。
本当は両日とも聴きたかったのですが・・・(ーー;)



栗原文化会館

ここに行くのは初めてでした。
アポロホールという愛称のとおり、アポロの銅像がありました。




会場20分前。中にはすでに横4列に並んだ観客が30mも並んでいました。

予定よりも5分早く開場してくれました。






地元企業が、小中学生を招待していました。

こういう協賛があるから、自由席3,000円のチケットだったんですね。





お目当ての曲は最後(≧∇≦)




出演者は、今引っ張りだこの、この方々o(^▽^)o



中でも・・・


仲道郁代さんは、TVにも出演することがあるので、よくスケジュールが合ったなあ〜と感激でした(((o(*゚▽゚*)o)))

仲道さんは震災以来、宮城の七ヶ浜町で毎年小学校を訪問して、慰問演奏をしていらっしゃるのだそうです。






演奏会は、東北放送の藤沢智子アナウンサーが司会・曲目解説をしながら行われました。


最初は

 ヘンデル : 組曲「王宮の花火の音楽」 より 序曲

私は、バロックはあまり聴かないので新鮮な感覚で聴くことができました。
ヘンデルというと、明るく闊達な曲のイメージがありますが、激しい表情の部分もあり、とても楽しめました(^_^)




2曲目は、

 モーツァルト : ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537 「戴冠式」

指揮者の藤岡氏の曲解説もあり、なるほど!\(◎o◎)/!と納得しながら聴きました。
第1楽章の転調して、どこに向かうのかわからないような浮遊感・・・
まさに、後期ロマン派~近代の作曲家 マーラーやプロコフィエフを彷彿とさせるような曲。
時代を先取りしたかのようなモーツァルトのすごさを改めて感じました(@_@;)

仲道さんのピアノは、とても歯切れがよく、端正な演奏でした。
広いレパートリーを持つ彼女らしく、第1楽章のカデンツァ(楽譜がなく、ソロで即興的な演奏をする箇所)はきらびやかで親しみやすかったです。
装飾音符も即興で入れるなど、とても楽しい演奏でした(^^♪

演奏後のインタビューの、あのおっとりとした語り口調からは想像ができない素晴らしい演奏でした。



15分の休憩後・・・

 リムスキー=コルサコフ : 交響組曲「シェエラザード」 op.35

コンサートマスターの西本幸弘(なんと30歳の若手(@_@;))のヴァイオリン・ソロは、艶やかで繊細でした(^^♪


所々で、ホルンのミスがありましたが、ソロが多い難曲なのでしょうがないです。

藤沢アナウンサーの曲目解説がとても親切で、おそらくこの曲を知らない小中学生もイメージをつかんで聴けたのではないかと思います。

第2楽章のクラリネット・ソロは長いフレーズを一息で吹き切っていました(@_@;)
凄い肺活量でした~!!

総じて、豪快かつ繊細なこの曲の雰囲気を存分に生かした素晴らしい演奏でした(^O^)





仙フィルの楽器運搬車。
こうして、いろんなところで演奏会を開いて、ファンサービスをして努力しています。
もっと応援していきたいです(^_^)





そうそう・・・


10月2日(金)~4日(日)の3日間。

「仙台クラシックフェスティバル2015」


10年目となるこのイベントが開催されます。

これまで、私はタイミングが合わなかったので聴きに行けませんでした。
今年は、土曜日の演奏会に行けそうです\(^o^)/


仙台市内4ヶ所の文化施設の10ヶ所の演奏会場で、午前10時~夜9時くらいまで、たくさんの演奏家のコンサートを梯子して聴くことができます。
もちろん仲道さんも出演する演奏会もあります。


チケットは各演奏とも1,000~2,000円で購入できます。



私は・・・

左手のピアニスト、舘野泉さんのピアノ



第1回仙台国際音楽コンクール優勝者
 ジュゼッペ・アンダローロ のピアノ



上原彩子のピアノと、山下一史指揮、仙台フィル
 チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番



この3つは聴きに行こうと思っています。


まだ、チケット買っていないのもあるので、ボチボチと・・・・(^_^;)





クラシック音楽ネタにお付き合いいただき、ありがとうございました<(_ _)>
Posted at 2015/09/06 19:15:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | クラシック音楽 | 趣味
2015年06月27日 イイね!

最近気に入っている曲 vol.29 「クープランの墓」(ラヴェル)

最近気に入っている曲 vol.29 「クープランの墓」(ラヴェル)いよいよ梅雨入り。

(アジサイの写真はコンデジにて撮影)


こんな雨模様のときは、心穏やかに音楽を聴きたいもの。





最近は、ラヴェルの曲をよく聴いているが、この季節にマッチすると私が思っているのは・・・




クープランの墓


もともとはピアノ曲で、プレリュード(前奏曲)、フーガ、フォルラーヌ、リゴドン、メヌエット、トッカータ からなる。

のちに、ラヴェル本人が4曲を管弦楽版にアレンジした。



指揮: ピエール・ブーレーズ
演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団






1  プレリュード (動画の 0:45~4:00)
   軽快でキラキラとした瑞々しい曲。私の一番のお気に入り。


2  フォルラーヌ (4:05~9:47)
   フランスの舞曲の一つ。本来は快活な舞曲。
   ラヴェルはテンポを落とし、もの悲しい雰囲気にしている。


3  メヌエット(9:58~15:01)
   メロディづくりが苦手だったというラヴェル。
   でも、この曲のメロディはとても美しい。
   心を癒したいときに、優しく響くのでおすすめ。


4  リゴードン(15:08~18:22)
   南フランスのプロヴァンス地方が起源の舞曲。
   快活なテンポで、曲をさわやかに締めくくる。




しかし、「墓」というイメージはこの曲からは感じられない。

フランソワ・クープランは18世紀のフランスの作曲家。

この作曲家へのオマージュとして、そして第1次世界大戦で亡くなったラヴェルの友人たちと国民への追悼の意を込めてこの曲は作曲されたという。

いかにも愛国心の強かったラヴェルらしい。
(実際に第1次世界大戦で従軍をしている)


本来なら「クープランを偲んで」という訳になるべきなのだが、誤訳されて「クープランの墓」と呼ばれている。

「墓」という呼び方も、いかにもダンディなラヴェルらしい題名の付け方だと思えてしまうのもおもしろい。

(ラヴェルは、昼間は家にいてもネクタイを締めていた・・・、アメリカ演奏旅行では、スーツケースの数の多さに関係者は驚いた・・・などと、おしゃれに関する逸話は多い)





この動画の演奏は、ポルトガルの首都リスボンにある、ジェロニモス修道院で行われたBPOのヨーロッパツアーの映像。




この礼拝堂の残響はとても素晴らしい\(◎o◎)/!




リゴードンの終わりの部分を聴いてみるとよくわかる。

オケの音が止まっても、残響はなんと5秒近くも残っているのだ。

聴衆のマナーも素晴らしい。

曲が終わって残響を余韻として聴いているのだ。

残響に耳を傾けることなく、演奏が終わるや否や「ブラボー!」と叫ぶような、興ざめな客はいないのだ。

(間髪おかずに「ブラボー」と叫ぶことに妙な熱意を持っている勘違い客がいて、ゲンナリすることがある・・・(-_-;))




ラヴェルのこの曲では、まるでオーボエ協奏曲のように、オーボエのソロが頻繁に出てくる。
映像の中で、この難曲を吹きこなしているのは、BPO首席オーボエ奏者のアルブレヒト・マイヤー。

この人の音は、とても艶やかで芯のある音として、ホール全体に響く。
さすがBPOの首席だ。
音量もオケに負けない。










この曲を今日も部屋でゆっくりと聴いている。

天気はどんよりでも、心が清々しくなるのが自分でもよくわかる。

そんな曲だ・・・
Posted at 2015/06/27 14:27:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | クラシック音楽 | 音楽/映画/テレビ
2015年06月05日 イイね!

最近気に入っている曲 vol.28 「スペイン狂詩曲」(ラヴェル)

最近気に入っている曲 vol.28 「スペイン狂詩曲」(ラヴェル)「爽快な曲を聴きた~い(^○^)」

暑い日が続いて気分がだれ気味だったので、せめてキリリと引き締まった曲をと思い、このごろ毎日聴いている。

やっぱり「オーケストラの魔術師」らしい響きにあふれている。


モーリス・ラヴェル 作曲

スペイン狂詩曲 (1907年作)
Rapsodie espagnole



指揮: ダニエル・バレンボイム
演奏: ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
映像: Proms 2014, London

4曲からなる、15分強の曲。


第1曲: Prélude à la nuit(夜への前奏曲) 0:07~4:53【この動画のTime】

  F-E-D-Cis(C#)の音型(「夜の音型」と私は勝手に呼ぶ(^_^;))
  が全体を支配する。
  スペインの夏の夜の風景が思い浮かべられる。
  生暖かく、夏の夜の匂いを乗せた夜風が肌を撫でて行くような感覚。
  神秘的で官能的ですらある。
  木管と弦楽、鍵盤楽器の絶妙な音色バランスが、気品と物憂さを表現
  している。



第2曲: Malaguena(マラゲーニャ) 4:55~6:57

  スペイン南部にあるマラガ地方の民族舞踊を題材にした曲。
  ファンダンゴらしくカスタネットも入って、スペイン的なメロディと
  リズムで情熱的に盛り上がるが、夜の音型がまた現れて、
  再び現実に引き戻されるかのように静かに曲を閉じる。



第3曲: Habanera(ハバネラ) 7:07~10:02

  キューバのハバナを中心に発達した2拍子の舞曲がハバネラ。
  ビゼーの「カルメン」でも有名な曲名。
  深い霧の夜を思わせるような序奏から始まる。
  イングリッシュ・ホルンの主旋律が弦楽器へと引き継がれていく。
  トランペットのロングトーンにハープの音が重なって静かに踊りが
  終わるかのようだ。



第4曲: Feria(祭り) 10:04~16:23 (最後に拍手)

  祭りの日の市場のにぎわいを描いた曲。
  冒頭のピッコロ、フルートとハープのグリッサンドから始まり、
  ワクワクと楽しい祭りの雰囲気を感じさせる。
  ラヴェルの管弦楽法の醍醐味がここに現れている。
  中間部は一転して静かになり、牛と羊の鳴き声が聴こえ(12:09~)、
  イングリッシュ・ホルンのソロがけだるい雰囲気を醸し出す。
  夜の音型が現れて、祭りの夜の猥雑さを感じさせる。
  しかし、そうした夜の気分を吹き飛ばすかのように、市場の雑踏が
  繰り返されて、華やかに凛とした気分で曲を締めくくる。
  この終わり方がラヴェルらしくてカッコいい!


このオケは、女性も男性も若い奏者が多い。
団員は対立を続けるイスラエルとヨルダン・レバノン・シリアなどのアラブ諸国出身の若き音楽家達である。
ユダヤ人のバレンボイムが1999年の設立時から育成してきた。
紛争の絶えない国と地域の若者が、音楽を通じて心を通わせようという試みが、今でも綿々と受け継がれて成果を実らせていることに胸を打たれる。
日本もアジアの国々も見習いたいものだとつくづく思う。




「ちょっと15分は長いな~」 という方にお薦めは・・・

この曲の第4曲を聴くだけでも、気分は晴れやかに!(^o^)/


指揮: ウラディーミル・アシュケナージ
演奏: クリーヴランド管弦楽団


透明感と緻密な演奏で定評のあるこのオケの演奏はさすがだ(^^♪
一糸乱れぬ精緻な演奏で聴くと、さらにこの曲の爽快感が感じられる。



私にとっては、夏の暑い日に聞き流すだけで、凛とした気分になるお気に入りの曲だ(^_^)

ついでに、スペイン旅行もしてみたくなるんだよなあ・・・(~_~;)
Posted at 2015/06/05 23:50:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | クラシック音楽 | 音楽/映画/テレビ
2015年05月06日 イイね!

最近気に入っている曲 vol.27 バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲 (ラヴェル)

最近気に入っている曲 vol.27 バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲 (ラヴェル)最近・・・というより、今朝からずっと聴いている・・・


日の出の風景を撮ったとき・・・











辺りではヒバリが上空でさえずり、すがすがしい空気が流れていた。

どこかで朝日の中で鳥のさえずりが聞こえてくる曲があったなあ・・・


この風景に接して思い浮かんだのが・・・



モーリス・ラヴェル 作曲

バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲 ~夜明け~

※この動画の 0:45 ~ 5:56 の範囲

指揮 : サイモン・ラトル
演奏 : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


バレエ全曲は11曲からなり、演奏は1時間ほどになる。

第2組曲は、後半(第3部)の3曲で構成されている。

 第1曲 夜明け
 第2曲 パントマイム
 第3曲 全員の踊り


森の中の夜明けの風景を絶妙に表現しているのは、聴けばすぐわかる。

きらびやかに伸び伸びと夜明けの風景を、音楽で描いている。

さすが、「オーケストラの魔術師」と言われ、ストラヴィンスキーをして「スイスの時計職人」と言わしめた、卓越した音楽センスに言葉を失う。


もともとは、タイトル画像の デュトワ/モントリオールSOの演奏のように、合唱を伴う大掛かりな編成。

そのため、新進の若手だったラヴェルに白羽の矢を立てたロシア・バレエ団の主宰ディアギレフは、費用がかさむため興行を渋ったという。

しかし、合唱がない演奏でもその管弦楽法の華麗さは失われないところが素晴らしい。


DTM(デスクトップミュージック)全盛の現代なら、シンセサイザーを駆使してきらびやかな音楽をいくらでも作れるだろう。

けれど、100年も前に生のオーケストラでこんな曲を作れる人がいたのだ。



バレエのストーリーは、ここでは割愛・・・(^_^;)


ラヴェルといえば、「ボレロ」や「展覧会の絵」の編曲が有名。

どれも彼の手による華麗な曲である。




「夜明け」のあとの「パントマイム」では、 8:10 からのフルートのソロに耳を傾けたい。

ベルリンPOの首席フルーティストの エマニュエル・パユ の熱演が素晴らしい。



ベルリンPOは、ヴィルトゥオーゾ(イタリア語で「達人」の意味)集団で、ソロを演奏させても一流の奏者がそろっている。

だから、こういう演奏も安心して聴くことができる。

最後の「全員の踊り」も、5拍子の迫力ある音楽に圧倒される。




ベルリンPOといえば、女性として初の金管奏者がホルンにいる。

上の動画にもときどき出てくる。

サラ・ウィリス

美人さんなので、男の多い画面の中で特に目を引く(^_^)


彼女は、1st、2nd、3rd、4thと4パートに分かれることが多いホルンの、セカンドとフォースをよく務める。

ホルンは金管楽器の中でも音域が広い。

セカンドやフォースは低音を受け持つパートだ。

そう・・・彼女はベルリンPOのホルンの低音を支えているのだ。

彼女の低音は、よく響き、音量も大きいことで知られる。



この動画の 1:30 からの彼女のソロを聴くとよくわかる。

これだけホルンを吹き鳴らせると、気持ちいいだろうな・・・と思ってしまう。




オーケストラは、CDのように音で曲を楽しむのもいいが、映像や実演のように視覚も使って聴くとその面白さがよくわかる。

また、「夜明け」のように、曲から情景を想像してみるのもクラシック音楽の醍醐味だと思う。

歌詞の意味にとらわれず、自由に自分の感性で聴けるところがオーケストラをはじめとする器楽演奏の楽しみ方だと思う。





マニアックな話題にお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>
Posted at 2015/05/06 22:22:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | クラシック音楽 | 音楽/映画/テレビ

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