バルジ隊長のブログ一覧

客席に座ったまま、スマホで写真を撮ったのでブレブレです(~_~;)

娘の高校最後の定期演奏会を聴きに行きました。
会場はほぼ満員状態。

娘は音楽が好きなのは私と同じですが、器楽ではなく、声楽を選びました。

これまで私は、仕事の都合で娘の定演を聴きに来ることができないままでいたので、最後の定演こそは・・・という思いで、仕事先から大急ぎで会場に行きました。

娘の通う高校の音楽部は県内でも屈指の伝統と実績を持っています。
どんな合唱を披露するか楽しみにしていました。


３ステージ構成で、１stステージはコンクール向けの曲や、中学の合唱でよく歌われる曲でした。
最初の曲、アメリカの作曲家　アーロン・コープランド　の
    Have mercy on us,O my Lord　　http://www.youtube.com/watch?v=g2eI3Hbb3qE
というア・カペラの曲を聴いて、一気に合唱の深遠なる世界に引き込まれました。

コープランドの曲は、オケや吹奏楽でよく聴いていますし、好きな作曲家の一人です。
この人の合唱曲を聴いたのは実は初めてだったのですが、彼の独特の和声だけでなく、古典的なハーモニーが組み合わさった、落ち着きのある佳曲で、感動してしまいました。


2ndステージは、創作劇仕立ての発表でした。
会社で作っている下手な合唱団が、流しの伝説の指揮者の指導でコンクールで金賞を取るまでに成長していくストーリーでした。
高校生らしいアイデアと若々しさを発揮した楽しいステージでした。

3rdステージは、タイトル画像のように正装しての合唱発表でした。
松田聖子の「瑠璃色の地球」の合唱版なども交えながら、合唱の醍醐味を最後まで味わわせてくれました。
3年生だけで歌った合唱も、なんだか今までの艱難辛苦を乗り越えながら頑張ってきた姿を垣間見るようで、聴いているうちに涙が出てきました(;_;)

娘にとって最後の定演を聴くことができて、私も大きな思い出を残すことができました。
年頃の娘ですから、親とまともに話をしない時期もありました。
ですが、こうして曲がらずに自分のやりたいことを貫いている姿を見て、自分たち夫婦の子育てもなんとかうまくできたのかな・・・と感慨深く思った日になりました。

これから、娘はコンクールと大学受験との両輪でしばらくの間は忙しい毎日を過ごしていくことになります。
親としてできることは限られていますが、子の成長を見守り、真っ直ぐに歩んでいく姿を頼もしく見つめていきたいと思います。