<画像:この旅行のお土産、いただいた物など>
こんばんは、imo_kanegonです。
青森へ出かけた話2の続きです、どうぞ!
三内丸山遺跡を後にして、とりあえずホテルに向かう事にしました。
飯より宿、これは旅の鉄則ですよ。

<画像:宿泊先 ベッドが2つ・・・?>
宿泊先のホテルにチェックインしました。
ベッドが2つ・・・?
シングルの部屋にベッドが2つありますね。
・・・実はこれ、青森あるある!なのです。
青森はまもなくねぶた祭の期間に入ります。
訪れたのは、ねぶた祭の数日前でした。
ねぶた期間は宿泊業の1番の書き入れ時で、どの部屋も入る限りベッドを詰め込み最大定員数を確保します。
料金も1人あたり1万円と跳ね上がり、普段の2倍3倍の金額を取っても満室になるという話です。
注:この時は一泊3500円程度。
予備のベッドならまだマシで、簡易の補助ベッドなどでシングルに3人押し込む事もあり、また近隣の弘前、十和田、八戸あたりまで宿泊者で溢れるという盛況ぶりです。
青森のねぶたは何回か観ていますが、本当にすごいのです。
・・・まあ、ベッドが幾つあろうとも、ボッチのimo_kanegonには何の影響もありませんが!
それを言っちゃぁ、おしめぇよ! ←寅さんかな?
さて、宿が確定できたので、夕食にでかけましょう!

<画像:うにイクラ丼>
老舗の定食屋さんで、うにイクラ丼をいただきました。
かねごん、空気読めよ! そこは陸奥湾のホタテとか、大間のマグロじゃないの?
実は今、海水温の上昇で陸奥湾のホタテは不漁だそうです。
大間のマグロも貴重で、食べるならマグロは宮城県産の塩竈三陸ひがしものになるよーとの事。
宮城から来て宮城のマグロを食べるは、よろしくないですよね!
ちょっと贅沢してしまいましたが、ウニもイクラも美味しかったです。
旅の疲れもあり、早々に引き上げゆっくりと休みました。
次の日も、ロングドライブですから。

<画像:田代平の朝焼け>
翌日も早々に出発。
45号線経由で沿岸部を回りながら帰宅するルートを走ります。
注:青森から仙台への道のりは、4号線(内陸部)を通るのが近道です。45号線(沿岸部)を通るのは遠回りになり1.3倍ぐらいの距離を走る事になります。
遠回りしても、行きたい場所がありました。

<画像:岩手県宮古市田老地区>
注:画像中央は、たろう観光ホテル跡。10m以上の津波がホテルを襲い、水は4階にまで到達。3階以下は完全に水没し2階までは流出してしまいました。この地区の津波到達地点は17mです。現在は震災遺構として国が保存しています。
岩手県宮古市田老地区。(旧、田老町)
震災後、私が1年間被災地支援をした場所です。
この辺りは地形的に津波が高くなる場所で、震災では17mの津波が押し寄せて地区内のほとんどすべての建物が流されました。
自慢の2重の堤防(防潮堤)で幾つかの津波を撥ね退けてきた田老地区でしたが、結局、大自然の力の前には無力でした。
震災の日、一週間の予定でここ田老地区を訪れていた私imo_kanegonは、共に津波から逃れその恐ろしさを目の当たりにしました。
震災から7年。
私が田老地区を去って6年。
・・・被災地は、何にも変わらない。
そんな諦めの気持ちが沸き起こります。

<画像:崩れた防潮堤からの風景>
ここはあの時から何も変わって・・・いない? あれ? なに、これ? 変わった?

<画像:道の駅ができていました!>
なんと道の駅ができていました!
あの津波で何も無くなってしまっていた場所に、道の駅が!
隣には野球場までできていましたよ!
諦めや悲観のような暗い気持ちが吹き飛び、心に熱い物がこみ上げます。
・・・田老は、また津波を克服しました!
言葉にできないような色々な思いが去来しては消え、ただただ良かった、良かったと思いました。
被災地は、ちゃんと復興への道を歩んでいる!
そんな実感が沸いて勇気づけられました。
さあ、胸を張って帰途へ就きましょう!

<画像:道の駅さんりくの柿ソフト>
帰り道、道の駅さんりくに立ち寄り、柿ソフトをいただきました。
柿をソフトクリームにしたのは日本初だそうで、私も初めていただきました。
味は柿感があって美味しかったです。ただ、柿をソフトにする必要があったの?という疑問は残りますが。
45号線や沿岸部の国道は、急ピッチで三陸自動車道の建設が進んでいます。
こういった道の駅は、三陸道のサービスエリアのような役割を果たしています。
全行程の1/4ぐらいが完成していて、自動車専用道路として通る事ができ、鳴瀬奥松島以北は全て無料区間になっています。
2019年中には区間のほとんどが開通予定にあり、こういったところでも被災地の復興が進んでいるのを感じますね。
被災地は確実に復興への道を歩んでいます!
最後に、それが実感できました!
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こうして、私の青森の旅が終わりました。

<画像:総走行距離930キロ>
注:ちょっと数字が増えてしまったのは、家に着いてからスーパーに買い物に行ってしまったからです。相変わらず体たらくですね。キリ番やこういった距離測定がどうしても苦手です。すみません。
青森を出発して約10時間、仙台に着きました。
2日間の総走行距離は930キロ、下道ばかりで結構走りましたね。
まだ走れる余力がありましたが、下道では大体1日500キロぐらいまでが楽しく走れる限度かもしれませんね。
大した目的もない旅行、たった2日間の旅行でしたが、自然を感じたり美味しい物を食べたりと青森を満喫し、被災地では確実な復興の歩みを感じる事ができました。
とても良い旅行になったと思います。
みなさまも気分転換でもいいですし復興具合を見るためでも、東北の旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか!
下道で900キロも走るのはかねごんだけだろ、というツッコみは不要ですよ?
おまけ。

<画像:お土産品 買った物やいただいた物など>
青森では、こんなお土産品を手に入れました!
いくつかはいただきものです。
もちろん、味噌バターカレー牛乳どら焼きをメインのお土産として用意しましたよ!
味噌バターカレー牛乳どら焼きを友人や職場の同僚に配ってみましたが、
・・・大抵の反応は、驚き→笑い→ちょっとひき気味、という感じでした。
でも食べたら美味しかった等の返事も多くいただきましたし、渡したときのインパクトの強さもあってコミュニケーションツールとして最高でした!
間違いなく、全員の記憶に残る素敵なお土産だと私imo_kanegonは思っています。
人はそれを、出オチと呼ぶのでは?
そ、そうね・・・。
それでは、またの機会に!
imo_kanegonでした!
注:タイトルのパーフェクト・ワールドはケビン・コスナー主演、クリント・イーストウッド監督の映画から。完璧な世界を夢見て、アラスカを目指す犯罪者と少年の物語です。クライム映画ですが、北を目指すロードムービー的な所や、平等で完璧な世界などは無くて求めても叶わない物を探し求める切ない気持ちが被災地の現状と重なるような気がして選びました。いい映画です、時間があったらぜひ!
Posted at 2018/07/31 22:02:01 | |
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