メーカー/モデル名 | トヨタ / プロボックスバン DX“コンフォートパッケージ”(MT_1.3) (2012年) |
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乗車人数 | 2人 |
使用目的 | レジャー |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
4
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満足している点 |
角型なので車両感覚を掴み易く小回りもきく。コンパクトサイズの割りに車内が広くフロントウインドの角度が立っているので前席は開放感がある。 外装も内装もシンプルで飽きがこない。格好をつけてない所が逆にいい。 時速100km走行でも驚くほど安定している足回り。矢のような直進性。 乗り心地は硬いが、軽自動車のようなプアな乗り心地ではなく、しっかり感や懐の深さはある。 腰痛持ちが長時間乗っても大丈夫なクッション性抜群フロントシート。 無謀にも20年ぶりにMTを買った。理由は若い頃にMT車に乗っており当時が人生的に最も楽しかったのでそれに対する単なるノスタルジーです(笑)。ガンダムやボトムズ世代なので両手両足で操作できるのがなんか嬉しい。運転が楽しく退屈しないので長距離でも逆に疲れない。クラッチペダルもそんなに重くなく渋滞も楽勝。 今時の車と違って機械式スロットルなのでアクセル踏んだだけエンジンが反応し気持ちよい。 ハンドリングもクセが無く自然で良い。 衝突安全性が優れている。 ヘッドライトのリフレクター形状が良いのかハロゲンなのにけっこう明るい。HIDかLEDに換装しようと思っていたが購入してみたらその必要が無いほど明るかったのでハロゲンのままにしている。 ヘビーユーズ前提の商用車だけあって色んな部分が壊れにくくタフな造りになっている。 窓が手動な事。エンジンをかけてない時も開閉でき使い勝手が良い。左後の窓以外は運転席から手が届く。 運転席まわりに物入れが多い。 後席に置いた物を運転席からラクに取れる。 バンパーやドアミラーが無塗装の黒なので擦っても気にならない。先日もリヤバンパーを電柱にぶつけてしまい電柱がめり込んだがバンパーが自然に復元し表面の擦れが微妙に残る程度で助かった。カラードバンパーだと塗装が割れてしまうのでこうはいかない。 安い車なのでイタズラの心配も無いし色んな面で気が楽。 MTなので燃費が良い。 後席使用していてもラゲッジが恐ろしく広く何でも気軽に放り込める。 どこを走ってても停めてても全く目立たない抜群のステルス性。 リヤシートがビニール製なので汚れても簡単に掃除できる。 シンプルな造りで内装材も外しやすく電装品を取り付けたり色々カスタマイズしやすい。エンジンルームも今時の車と違ってスカスカで作業しやすい。 設計が古く造りがローテクなのでそのぶん故障因子が少ない。 消耗パーツが安い。タイヤ(1本約5000円)、バッテリー(約3000円) |
不満な点 |
商用バンゆえ硬い足回りのため空荷だとやや跳ね、快適な乗り心地とは言えない。ただし誤解が無いように言っておくと、乗り心地や静粛性の悪さは「数ヶ月たてば慣れる」レベル。他人さんを乗せるとちょっと驚くとは思う。 コストダウンで天井をはじめボディ全体の内装材が徹底的に省かれているので遮音性・断熱性はほとんど無い。走行時は外からあらゆる音が入ってきてやかましい。今年のような猛暑だとエアコン全開でも風の当たる部分だけは冷たいが車内空間はちっとも涼しくならない。とくに天井からの熱をかなり感じる。乗り心地・静粛性・断熱性がそこそこ欲しいとか他人を乗せる機会があるならあとちょっと足してフィールダーを買ったほうが賢い。最近は営業車にもフィールダーが増えている。 1300ccなのでエアコンON時はパワー不足をやや感じる。ちなみにプロボはマニュアルエアコンなのでACを押した状態で温度調節ツマミを一番左(冷)にしても真ん中にしても燃費は変わらない。なのでエアコンかける時は常に一番左にしてキンキンに冷やし、あとは風量で調節している。 100km/h付近では安定しているが120km/hを超えるとダウンフォースが効いてないのか乗り心地がフワフワしてタイヤがしっかり接地せず路面を滑っているような不安定な感じがしてくる。 集中ドアロックが欲しいので「DXコンフォートパッケージ」を選択すると運転席の窓が電動になってしまう。窓は手動のほうが実は使い勝手がいい。 事故時に積荷がドライバーを直撃しない為なのかフロントシートが超巨大なので運転席から後方がやや見辛い。 |
総評 |
ガソリン1300ccDX(5MT)です。 車は道具と割り切って使い倒す人には最高。この車こそタフギアと呼ぶに相応しい。 車に静粛性や乗り心地を求める人が買うとあとで後悔するだろう。後席に人を乗せる機会があるなら他車種を選択すべき。 新車で購入。100万円ほどの車両価格(オーディオレス、助手席エアバッグレス、追加オプション無し)から24万円値引きがあったので、諸経費コミコミで100万円弱で買えた。 コストパフォーマンスは国産車最強。 軽より安い車だが100km/h以下なら想像以上に俊足でバイパスの流れを簡単にリードできる。その割りに燃費も良く20km/L近くいく。 バンなので税金や保険などの維持費も乗用車に比べればかなり安い。軽プラスアルファで済む。自分は20年以上ユーザー車検をやっているので毎年車検でも全く問題なし。 余計な装備や電子デバイスも付いておらず、昭和の頃の車のようなチープ感が良い。 |
走行性能 |
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重量約1tとヴィッツ並みに軽いので、走る・曲がる・止まるといった基本性能が優れている。特に超強力なブレーキは締め上げるように効き安心感がある。
足回りが硬くタイヤが細くて路面抵抗が少ないせいかキビキビ走り直進安定性が良い。自転車で例えるとまさにロードレーサー。 完全に直進重視のセッティングなので曲がるのはあまり得意ではないが急ハンドルでもわりと破綻しない。 一世代前の1300ccエンジンでやや力不足だが5速MTとの組み合わせで平坦地なら全く不満は無い。山坂道では1300ccゆえ上りはやや苦しい。 燃費重視でタイヤ空気圧は2.8にしているがサスのキャパがあるせいか乗り心地はさほど悪化しない。 |
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乗り心地 |
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ミニバンから乗り換えた最初の印象は「タイヤが4本付いたバイク!?」。そのくらい音や振動の大きさに驚いた。これは純正装着タイヤがファルケンライナムというプアなタイヤだったせいもあり、のちにダンロップエナセーブに換装したら多少良くなった。
普通の乗用車と比較すると乗り心地は硬いし振動も大きいが、優れたフロントシートのおかげで長時間運転でもさほど疲れることは無い。 リヤシートはあくまで荷物置き場。ペラッペラでクッション性もホールド性も無く、遊園地のゴーカートといい勝負。5分も乗ったら疲れる。 ボディ全体に遮音材が入ってないのであらゆる走行音が聞こえうるさい。 |
積載性 |
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個人ユーザーにとっては十分すぎるほど広いラゲッジ。
後部座席を倒すとフルフラットになるので27インチママチャリが余裕で積める。 布団を敷けば快適に車中泊できる。 しいて言えば、もう少し荷室高があるといい。 ちなみに荷室はペラペラのビニールが敷いてあるだけなので、自分でクッションフロアを荷室形状に合わせてカットして敷いている。濡れた物や汚れ物も積めるので便利。 |
燃費 |
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1世代前の1300ccエンジンと古典的5速MTの組み合わせだが燃費はかなり良い。普通に乗っても20km/L近く、ラフに乗っても18km/Lはいく(エアコンを常時ONだと1km/Lほどダウンする)。
流れの良いバイパスや一般道で時速60キロ程度で流した時は28.4km/Lをマークした。(燃費計が付いていないためすべて満タン法で計測。大人二人乗車、空荷、タイヤ空気圧3.0) 車は時速100キロ超えると空気抵抗によるパワーロスが増大するため燃費が悪くなる。プロボックスはカタチ的に空気抵抗が大きいのでおそらく一番燃費の良い速度は60キロくらいと思う。 プロボックスは貨物車のためギア比が低く、時速60キロで1862回転、100キロで3103回転にもなる。バイパス等ではいつもエンジンをブン回して走っている。そのわりに燃費が良いのはMTが構造的に伝達効率良いからで、3速しかないスーパーカブが無段変速のスクーターより燃費が良いのと同じだと思う。 意外に長時間アイドリング(停車時は550rpm)してもそれほど燃費が落ちない。当然アイドリングストップも付いてない。 現在も相変わらずガソリン高が続いており今後も下がる気配が無いが、車にコストをかけたくない自分としてはプロボックスの低燃費はありがたい。 |
故障経験 | 無し。 |
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トヨタ プロボックスバン MTです |
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