鉈鞘を作ってみる

鉈鞘がビニール製だったんで、手持ちのホワイトウッドで作ってみる事に。

ネットで見つけた山仕事のプロフェッショナルさんの鉈鞘を真似させてもらう事にしました。
さっそく寸法測って大まかに切り出します。

差込口が段付きになってるのがポイントです♪
コレについては後述。

刀身が５ミリ厚なんで、表板もトリマーで５ミリほど彫ります。
材厚は１９ミリあるからもっと彫っても余裕なんですけど、鞘の中で鉈がカタカタ暴れるとイヤなんでギリギリにしときます。

もしキツかったらまた削ればいいんです。
トリマーなら微調整も楽チンだし (^^)

ひっくり返して表側に５ミリほどの溝を掘って木っ端を嵌めこみます。
この出っ張りは紐を結んだ時の抜け落ち防止用で、「栗」というんだそうです。
木っ端は鉋かけてキツキツに仕上げたから釘やビス止めしなくても大丈夫かと思います。

もちろん接着剤は使いますけど (^^；

裏板をセメダインスーパーＸで貼って一晩放置。

翌日、グラインダーで荒削りしたあと鉋で整えます。　細かい所は刳り小刀で少しずつ、慌てず焦らず・・・

のつもりだったのに差込口の段付き、深～く削りすぎてるような気が (^^；
この鞘の一番のポイントなんだが・・・

お次はこの安全ピン。
鉈が抜け落ちたりしないようにするためのもので、この鉈鞘のもうひとつのポイントです。

元は台所にあった菜箸です。
ヨメに黙ってカットしてきました (^^；
既に穴も開けられてるから手間が省ける♪

二本ともカットしたんで絶対にバレないでしょうw

こういうふうに使います。

ホントは差込口の上の段あたりに穴を開けて差し込むはずだったんですが・・・
そもそも差込口の段付きは、鉈を収めたときに刃が鞘に当たらないようにするための細工なんです。
おまけに鉈の柄が段に押さえられて鉈が固定されてカタカタいわなくなるという利点も♪

ところが失敗して段付きを深くしすぎたため、固定の用は成さないという悲しい結果に (^^；
そこで、鉈の柄と鞘の段付きとの隙間にこの安全ピンを差し込むという姑息技に変更w

コレを差し込む事によって鉈が押されて鞘に固定され、カタカタ言わなくなってます。
簡単にすっぽ抜けそうでしたけど、庭の木に登って剪定作業してても抜けなかったんで安心だと思います。　たぶんw

上から

見るからにスッポ抜けそうなんですけど不思議と抜けないんですよね (^^；

鉈を鞘に収めるとこんな感じ♪

真田ヒモで結わえてみたいなぁ～
でも、持ってないからジャージの腰ヒモで代用しときますw

コイツがぶっ壊れて作り替える時には、段付きの切り込み具合に注意しないとイカンな (；＾＾A


Special Thanks to

ヽ(＾＾)ノ　tecnicocycloさんヽ(＾＾)ノ