マニュアル(DS)モード故障修理

セレクトレバーをDレンジからM/Sマニュアルモードに切り替えてシフトレバーを前後に動かしてもシフトチェンジできない故障が発生。
みんカラやネットでググると原因は配線ケーブルの断線のようなので断線箇所を見つけて修理することにしました。
センターコンソール周りに養生テープを貼って、シフトノブを引き抜きカバーを外します。

次にセンターコンソール周りのパネルも内張剥がしを使って外します。
コンソール周りのパネルは比較的簡単に外すことができます。

パネルを外すとシフトAssyが顔を出します。作業性をよくするために、3箇所のネジをT30トルクスドライバーを使ってシフトAssyを車体から浮かしました。

同様にT10トルクスドライバーを使ってシフトAssy側面にある3箇所のネジを外し配線を覆っているカバーを外します。

配線に巻いてある黒い布テープを剥がしてシフト周りの配線を確認すると、写真の部分に断線箇所を発見！

紫色のケーブル1本は完全に断線しています。

他の配線も被覆が割れて断線寸前の状態。マニュアルモードに切り替えると配線が引っ張られ挟まるようになってしまいモード切り替えを繰り返しているうちに断線してしまうようです。

どうやら、この不具合はE87系、E90系の定番の故障のようでマニュアルモードを使う頻度が高いほど早く断線することに…
ディーラーに修理に出すとシフトAssyごと交換することになり高額な出費となるようです。

断線していた配線を再接続し、他の被覆が割れた配線も補修しておきます。後は逆の手順で元に戻して作業終了！無事にマニュアルモードでのシフトチェンジができるようになりました。