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2026年10月12日 イイね!

楢山節考

 WOWOWオンデマンドでなにかBGMになりそうな、よさげなライブ配信とかないかなぁ。と思ったら見つけたので、がっつり2時間ちょっと、真剣に見てました。結構あとになって存在を知った映画なんだけど、一度見たかったんだよ。


 どこでこの映画を知ったかって、1巻だったか忘れたけどこの漫画から。


 漫画の内容についてはあやしい記憶で、検索してもGeminiに聞いてもよくわからなかったんだけど、わたしの記憶ではこういう感じ。

 漫画の主人公カラスヤサトシが中学生の頃だったか、クラスメイトから「楢山節考って映画を見てみろ、めっさエロいで」という内容のことを言われる。そこでドキドキしながら見てみたんだけどエロを感じたというよりは・・・、どうだったんだったかなぁ。そういう重要な結論を忘れるのが自分のアレなところだと思うけど、なんせカラスヤサトシ自身はまた別の感想を持ったんだったと思う。その後といってもどれくらいあとだったか、とにかくどういう映画かを調べて、内容に興味を持ったんだ。ひとことで言っちゃうと、姥捨の話。

 とはいえ食べ物にも困るような寒村が舞台なので、70になったら楢山まいり(要するに山へ捨てられる)に行かなければならないこと以外にも、いろいろと興味深い村の掟が出てくるのが興味深い。嫁をもらえるのは長男だけとか、次男以下は長男の家の労働力として生きていくしかないとか、ほかの家から食べ物を盗むのは断固御法度とか。作中では、1回目は村の男総出による厳重注意みたいな感じで終わるけど、2回目は一家全員穴に埋められて皆殺しにされる。しかも、あとで山へ母を捨てにいく主人公の息子は、皆殺しにされる家の娘とデキちゃって、妊娠させてるんだけど、その娘も殺される。嫁ぎ先の家の食べ物を盗んで実家に持ち出していたからなんだけど、2回目については山に捨てられる母が盗みを手引きするんだからなんだかなぁ。そうやって盗ませてからの村内における私的制裁でその家を根絶やしにすることで、食べ物が盗まれることを防いで、自分の家を守るしかないってことなんだろうけど。

 主人公の弟もなかば虐げられながらもユーモラスな面もあるように描かれていると思ったけど、それでもなぁ。このまま女も知らずに労働力として死んでいくのもなぁってことで、一晩だけ貸してやってくれねぇかって表現が出てくる。そのほかまぁ、ベッドじゃないけどベッドシーンは多数出てくるので、それを持ってめっさエロいってのはわからないでもないけれど、当然それは話の本質ではないわけで。ヒトの交尾(コラ)だけでなく、虫やカエル、ヘビとかの交尾も多数出てくるんだけど、それはこの村で生と死が交錯しているってことを描きたかったんだろうか。

 途中で置いて行ってもいいんだけど、主人公は最後まで母をおぶって山奥の定められた場所まで行きます。何も言わずに、置いて行った後は後ろを振り向かずに下山しなきゃならないことになっているんだけど、楢山まいりの時に雪が降るのはいいことらしくてね。途中で母を置いてきた場所へ引き返して、座って手を合わせている母に向かって、雪が降ってきたよ、よかったねぇってことを言うんだよ。なんでいいことなんだろう、早く死ねるからかなとか、とりあえずしばらくは獣とかに荒らされずにすむからかなとか見ながらあれこれ考えたけど、そこは見るものの解釈に委ねられる部分かな。

 ところで姥捨って地名にもあるし話としてはいろいろ伝わってはいるけれど、公的には姥捨とか棄老とかの記録は存在しないんだってね。まぁ確かに、記録を残せるようなものではないけれど、じゃぁただ捨ててくるだけではないにせよそうした話が今に伝わっているのはなぜなんだろうと。昔話にあると思うんだけど、捨ててきたはずの老母に息子が意見を求めて問題を解決していくなんて話は、個人的には捨てることがあったという現実と年老いたとはいえ親を山へ捨てるだなんてとんでもないという常識的な感覚の間をとった話のようにも思える。神話は全部がただのフィクションではなくて、一部は何らかの形で歴史を伝えていたりするんじゃないかと思うような感じかな。
Posted at 2026/10/12 21:35:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 本館より | 日記
2026年10月10日 イイね!

ささいな一言

 電車に乗って出かけてきました。最近この電車に乗る機会が多い気がするなぁ。年に1回も乗らないことが多いんだけど、今年についてはすでに2回目だと思う。
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 途中には全国の駅を50音順に並べたら最後に来るという割出駅もあります。でも先日、Alexaに駅名しりとりを挑まれて割出駅と言ったのにわかってくれなかった。私鉄なのがまずかったんだろうか。
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 その先の駅で降りて、
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 食事をして、
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 内容はちょっと言えないけど、娘の高校の行事の手伝いのようなことをしていた。その現場で、ちょっと気になったので撮ってみた。
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 というのも道路って国道だったら国が、県道だったら県が発注するものだと思っていたので、なんで北陸鉄道(最初の写真の鉄道を運行する会社)の発注なのかな〜と思って。確かにこの現場は川を渡る橋梁であるとともに、北陸鉄道の線路も越えるものでもあるんだけど。というわけで最近結構頼りにしているGeminiに聞いてみたところ、次のような答えが返ってきた。なるほどね〜。

なぜ鉄道会社が発注者になるのか?

1、鉄道事業者の敷地や構造物に関わるため
線路の上空や敷地内で工事を行う場合、列車の安全運行を最優先にする必要があります。そのため、線路を管理する鉄道会社が主体(または共同)となって、設計や施工の管理を行うケースが少なくありません。

2、「立体交差事業」などの役割分担
道路と鉄道が交差する場所(踏切の解消や今回のようないわゆる立体交差化)では、都市計画やインフラ整備の一環として、自治体と鉄道会社が事業協定を結びます。その中で、線路の直上や鉄道敷地にかかる部分の工事を鉄道会社側が担当・発注するという役割分担がなされることがよくあります。

3、発注者の表記に関する事情
実際の施工を担当している「大鉄工業」はJR西日本グループの鉄道専門の建設会社であり、こうした線路を跨ぐ難易度の高い工事を数多く手掛けています。

 もう高3なので、学校生活で行事といえるものはもうないのかも? こないだ、共通テストまであと100日って話が学校であったみたいだし。この行事はなかなかハードなものでもあり、もうすぐその娘の誕生日でもあるということで、本人の希望により寿司屋に行ってきました。


 その席上話題になったのが、ささいな一言がマウントを取ってることがあったりするんだって。そんなつもりはなくても結果的にそう思えてしまうってことはあってねぇ。過去にはさとが、保育園の送り迎えで見かけたママ友に、「保育料がタダになってよかったね〜、助かるよねぇ〜」って言ったところ、「えっ!?前からタダになってなかった!?」と返されて変な汗をかいたって話がありまして。えぇ、保育料って、その家の所得水準で変わるからねえ・・・。

 で、娘はというと、どこの寿司屋に行くの?って話から、正直に行く寿司屋の名前を言ったんだよ。ひま寿司とかへら寿司とか、スシジローとかじゃなかったのがダメってわけじゃないけど、行く寿司屋の名前を正直に言ったことが一種のマウント取りにもなってしまうという微妙な経験をしたと。

 そういえばわたしも結構前に同僚から、夫婦2人で上記のどの寿司屋だったかなぁ・・・? まぁ、3大回転寿司チェーンのどれかに行って、2人で飲み食いして4〜5000円くらいだったって話を聞いて、心の中でそれって大人だけで夜に外食して飲み食いした場合の1人分くらいじゃないの?って思ったけど、「へぇ〜、安いね〜、うちらだったらそれって1人分の金額だよ〜」ってそんな余計なことは言わなかったんだ。まぁうちらが、たくさん食べてるからってのもあるんだろうけど。

 そんなわけで記録として書いているものでもあるのですが、総額については控えさせていただきます(笑)。いくらが高くてびっくりしたので、とびっこを食べて「いくら、おいしい〜」ってわたしが言ったのを見て、さとに「子どもの前でウソを教えるのはやめなさい」って怒られました。
Posted at 2026/10/10 22:47:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 本館より | 日記
2026年10月08日 イイね!

能登へ(2026版)

 5連休最終日。家でぐだぐだとゲームばかりしているよっしーに刺激をと思ったのか、能登へ出かけてきました。当初は能登ではなくて、北鉄浅野川線に乗ってさらに路線バスで南下して、白峰温泉の総湯に入ってビールを飲んで帰ってくるというとっても楽しい企画商品があって、さとに誘われたので行く気マンマンだったのによっしーが行かないと言ったので能登に変更になったのです。なおその楽しい企画商品ですが、シルバーウィーク限定だったのでリベンジの機会はありません。

 よっしー的には乗り鉄+お風呂+ビール(飲まない場合クッキーかコーヒー)の支持は得られないのに、なぜ能登だと指示を得られるのかというと、これですよ。ポケモンのとめぐり。最初にたどり着いたのはここでした。ポケモンのマンホールを、今回は奥能登を中心に制覇していこうとなったのでした。


 いわゆる世界一長いベンチとしても有名です。公式名称は今でも世界一長いベンチですが、事実を述べると世界一長かったベンチです。


 大昔さとと来た時は、各地でベンチが寸断されていてつながってなかった記憶がある。あと、この近くには魚のいない水族館という気になる名称の施設もあったんだけど、その頃の段階ですでに営業停止してたんだったか。今はもうありません。でも、世界一長かったベンチは端から端まで歩いてみましたが修復されたのか途切れることなくつながってました! 端から端まで歩いて、ちょっと感動しました。


 次は、列車が来なくなってずいぶん経った輪島駅。でも道の駅があって、名前は道の駅輪島ふらっと訪夢(ホーム)。その筋には知られたスポットは、移設されています。かつてはちゃんと線路のあった場所にあったんだけど、駅裏の建物を建て替えているので移設は一時的なものなんだろうか。


 NHK朝の連続ドラマ小説「まれ」の記念館があったのですが、地震からの火災で焼失してしまいました。しかし奇跡的に焼失をまぬがれたまれケーキが、道の駅に移設されています。


 ランチはどうしよう? ということでせっかくだから地元の店へ。同じ地元でも金沢で食べられるカレー屋もあったのですが、ここは地元輪島の店へ。道の駅から徒歩1分の阿ずま寿司。地震で建物が若干ゆがんでいるのでしょうか、入り口のドアは建てつけがちょっとアレな感じでしたが、地元の人でにぎわっていました。昼間っから寿司屋で飲んでるのを見ると楽しそうだなぁって思うけれど、運転を交代する可能性があったのでがまん。


 ちゃんとした海鮮丼です。いや、家でも海鮮丼は出るんだけど、ひどいときには表面積の半分近くは海鮮でないものが載っているので(爆)。ほぼ全面海鮮が載っている海鮮丼って、なかなか食べられないですよ。おいしくいただきました。


 奥能登の観光名所のひとつ、白米千枚田。とはいえ米作りは行っていません。それでも多くの観光客でにぎわっていました。


 さらに北上してすず塩田村や道の駅禄剛崎、聖域の岬とマンホールを制覇しつつ、見附島へ。もはや軍艦ではない気がするけれど、それでもね。


 これはどこだったかなぁ・・・? コロナ禍時代に名を馳せたいわゆるイカキングは、道の駅が5連休中の休日でも水曜定休ということでパスしました。でもさぁ、コロナ対策の交付金で作ったからって批判されたけど、正しくは「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」で作られているから。その後観光スポットになり、津波でも流されなかったということで復興のシンボルにもなり、ちゃんと地方創生の役に立ってるから。なのでそのうちまた行きますよ。


 最後はのと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港へ。能登の定番みやげのひとつ、いも菓子はここで買いました。でもわたしにとって珠洲のいも菓子といえばこれ。見かけなかったし、売ってないんだよ。


 ちょろっと調べたところによると、リンクのいも菓子屋さんは廃業状態にあるらしいです。というのも地震で甚大な被害を受けた珠洲市の市長さんの家でねぇ。「市長として珠洲市の復旧復興に自分のすべてを捧げるために自らの歴史あるなりわいを諦めた」という一文を見つけました。地震があった時に、どれだけ家業に関与していたのかはわからないんだけど。

 わたしが運転している時によく見かけたので写真は撮れなかったんだけど、行くところに行けば胸が締めつけられるような地震の爪痕多数でした。報道の通り、海底が隆起した場所。表向き陸地が広くなったように見えても、隆起した海底は富山湾側ではなくて日本海側の外浦の海底だから、ごつごつしていて何かを立てられるわけでもないだろうし。山も各地で崩れていて、それを避けるように海だったところの上を仮設の道路が通ってたり。地震前に能登に行った時に食事をした店は、その場所自体が跡形もなく消え去っていた感じだった。裏の山が崩れたんだろうなぁ。県外のダンプも多数見かけた。青森ナンバーとか、鈴鹿ナンバーも多かったかなぁ。関係の誰が見ているのかとも思いますが、復興活動に厚く御礼申し上げます。

 ちょうど羽田からの飛行機が着くということで。地上職のお仕事もがっつり見学できました。


 そして給油して、お客さんを乗せて羽田へ飛び立って行ったんだけど、東京と能登、能登と東京が交錯する先には何が見えるんだろうか。せめて自身の楽しみの範囲で、能登のためにもお金を使っていきたいと思います。
Posted at 2026/10/08 23:56:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | おでかけ | 日記
2026年10月03日 イイね!

【ハイドラ11年2ヶ月の想い出】

【ハイドラ11年2ヶ月の想い出】<ハイタッチ!drive利用履歴>
 累計走行回数:6,852回
 累計走行距離:136,377.36km
 累計走行時間:4,222時間38分
 累計ハイタッチ数:1,763回/1,078人
 累計獲得コレクション数:466個
 累計獲得バッジ数:108個/263個
 累計訪問チェックポイント数:3,256個/18,267個
 累計テリトリー数:10箇所
 オーナーになっている上位のテリトリー
  ・北鉄金沢
  ・尾山神社
  ・金沢市文化ホール
 最長ドライブの距離:805.32km
  ドライブした日:2017/02/18
  ドライブした車種:マツダ デミオ
 ハイタッチの多かったドライブ:31回
  ドライブした日:2019/04/28
  ドライブした車種:マツダ プレマシー
 ハイタッチ回数が多かったユーザー:
  ・たくみAP1 さん 42回
  ・シンクS さん 41回
  ・はいいろ さん 40回
 もっとも多くドライブした愛車:102,916.85km
  ドライブした車種:マツダ デミオ
 もっとも多くハイタッチした愛車:1,088回
  ドライブした車種:マツダ デミオ

<ハイタッチ!drive初走行の想い出>
 初めてドライブした日:2015/08/18
 初めてドライブした愛車:マツダ プレマシー
 初めてハイタッチ!した車種:マツダ デミオ
 初めてハイタッチ!したユーザー:おにさぶ さん

<想い出を振り返ってみましょう>

 思い出がてら、上記の補足をいくつかしておきましょうかねぇ。

 まずは走行回数や距離について。いつも動かしていたわけではなくて、遠出をする際とか、CPが取れそうな時だけだった。だから実際にはもっと走ってますね。ただし愛車とは限らなくて、高速バスだったり路線バスだったり電車だったり。

 累計テリトリー数について。昨年度末の段階で、2つの川に挟まれた市内中心部についてはすべてテリトリーにしていました。さらに周辺地域にもそれを拡大させて、わたしの記憶では16?18?とかあったと思う。ところが勤め先が変わって、最後の最後までそのテリトリーを維持させることもできたんだろうけれど、まさか最後の最後にこうした情報をまとめられるなんて思っていなかったので手を抜いちゃった。まぁそれによって、tetsurinという強敵(笑)のテリトリーを奪うことができた!と思えたならそれもまたその人にとってのハイドラの思い出でしょう。わたしにもかつて、そんな強敵からテリトリーを奪ってきて、うれしかった記憶があるのでね。

 テリトリーじゃないけどCPについては、みんカラが20周年の時に書いたことがあるので、記録としてそれの一部をここに転記しておきましょうかね。

 ハイドラが楽しいということで、きょう現在到達済みの東西南北の端を調べたので、みんカラ20周年の記録として、ここに記しておくことにします。
東端、北端 日本三景 松島(2018年7月20日 13:25:53到達)
西端    那覇空港(2023年の秘密な時期に到達)
南端    赤嶺駅(2023年の秘密な時期に到達)

 しかし西端、南端はなんとなく見ての通りで、自分のクルマ、自分の運転で到達しているわけではありません。それを除外すると、
西端 羅漢寺反橋(2019年3月24日 11:58:55到達)
南端 徳島県庁(2018年7月28日 17:29:08到達)    となります。意外と最近はおとなしくしているようです。今思うと2018年の7月下旬は神かかっている感じだったのかもしれません。


 最長ドライブの距離については、サンライズ瀬戸に乗った際にハイドラを動かしっぱなしにしていたことによりますね。ゲームじゃないけど、いやゲームみたいなものか、やりこみ要素があって楽しかったなぁ。
Posted at 2026/10/04 01:48:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | タイアップ企画用
2026年10月02日 イイね!

ヒンド・ラジャブの声

 という映画を先日、今回は地元のミニシアターで観てきました。映画の公式サイトはこちらから。「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」を観て、この映画の存在を思い出したんだ。気になる映画ってその存在を思い出した頃には終わってるというパターンが多いんだけど、これについてはちゃんと間にあった。


 この映画、ノンフィクションです。そしてタイトルにあるヒンド・ラジャブという人物も実在のもの。いや、正確には実在したもの。そして映画はドキュメンタリーではないのでキャストは全員俳優さんなのですが、作中に出てくるヒンド・ラジャブ本人が話していた音声だけは演技でもなんでもない、ホンモノの声。

 舞台は人道支援団体、赤新月社のオフィス。物語、というか過去に起こった事実はすべてこのオフィスで展開します。そこに1本の電話がかかってきます。かけてきたのはヒンド・ラジャブという6歳の女の子。6歳なのでうまく状況を説明することはできないんだけど、それでも電話で明らかになったことは、パレスチナ、ガザ地区の戦場で一緒にいた家族や親戚はみんな死んじゃったってこと。

 ところがいくら、いわゆる赤十字社に相当する人道支援団体であっても場所が戦場なので、簡単に救助隊を派遣することができない。戦闘中の軍に申請や許可を出して、その上で安全が確認されたルートを通る必要がある。そうして救助隊を派遣してきたんだろうけど、それでも戦闘に巻き込まれて何人ものスタッフを失っている。だからどうしても派遣には慎重になるし、そもそも軍との調整が難航しまくる。そんなことはどうでもいいから早く救助隊を出せと迫るスタッフ。ヒンド・ラジャブのメンタルが心配だからと電話をつないで、励まし続けるスタッフ。遅々として進展しない状況に、スタッフのメンタルも削られていきます。そしてようやく許可が降りて、救助隊が出発し、あと少しというところで・・・、詳しくはまだどっかでやってる感じなので、よろしかったらスクリーンでどうぞ。

 この一件は世界で相当糾弾されたらしいんだけど、なんていうのかなぁ、悲しい現実だけど、たくさん亡くなっていった人のごくごく一部でしかないんだよなぁ。人が理不尽に死んでいくことがあまりにも日常茶飯事すぎて、糾弾の声すらも日常の中に埋没していくようにさえ思える。だから、そのニュースが記憶にないどころか、見たかなぁって思うレベルになっちゃうんだ。それでも、ありきたりな表現になってしまうけれど戦争の悲惨さ、非道さ、そして直接的な関係者だけでなく間接的に関係するものをも蝕んでいく。ただただ、下の画像の気持ちになるとともに、「近代文化の伝統を確立し、自由な批判と柔軟な良識に富む文化層として自らを形成することに私たちは失敗して来た。」という一文がわたしの胸をえぐるんだよ。


 もしかして、今だって失敗してるんじゃないかってね。そこは、上の写真を撮ったあと角川武蔵野ミュージアムの館内を歩いて見つけた、館長池上彰の文章にも表されている。
「自由な批判と柔軟な良識に富む文化層として自らを形成することに私たちは失敗して来た」
いまもまた、私たちは失敗しようとしているのかもしれない。

 微力ながらも、近代文化の伝統を確立することに向かうための仕事をしているつもりだという思いがあるだけにね。なお上の写真は、先日リベンジしに角川武蔵野ミュージアムに行った時、館内に大きく掲げられているのを撮影したものです。推しがいるとかステキな作品に出会えるとか、平凡で何気ないけれど悪くはない日常が流れていくとか、こうしてとりとめもなく自身の想いを表現できるとか、文化だ学芸だ教養だなんて大それたものでなかったとしてもそれって全部平和のなせる技だからな。
Posted at 2026/10/04 01:21:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 本館より | 日記

プロフィール

「録画で見てるけどすばらしい番組ですな。」
何シテル?   10/12 21:47
tetsurinです。 とにかくいじらず(ノーマルに満足している+いじる気持ちとヒマとお金がないだけ)、それでもいかに長く楽しく愛車と過ごせるかを考え、日...
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